きょうも映画館通い by Banzong

わたしたちは世界一の映画の街に住んでいる!

2018.1.14 イエジー・スコリモフスキ監督の『早春』デジタル・リマスター版をYEBISU GARDEN CINEMAで観る。

2018-01-14 | 映画レビュー
夜は、イエジー・スコリモフスキ監督の青春映画『早春』をYEBISU GARDEN CINEMAで観ました。この映画、日本公開は1972夜は、イエジー・スコリモフスキ監督の青春映画『早春』をYEBISU GARDEN CINEMAで観ました。この映画、日本公開は1972年、その後再公開も映像商品化されることもなく、映画ファンのあいだでは幻扱いされていた作品。それが今回、デジタル・リマスター版でのリバイバルされたのです。

70年頃のロンドン。学校を中退し、公衆浴場で働くことになった15歳の少年が同じ職場の魅力的な年上女性に恋してしまいます。片思いです。その青く、純な感じ、そして残酷で甘美な結末は、最初に観た時はわたしも20歳前後でしたから、胸がしめつけれる思いがしたものです。久しぶりに観て、プールのシーンや、色彩感覚のすばらしさに感心しました。

映画公開時のキネマ旬報ベストテンでは、山田宏一さんがひとり1位に推して、とてもカッコよかったことを覚えています。全体では24位でした。この年の読者が選んだベストテンにも何人かが1位にしています。例えば、いまやベテラン映画評論家ですが、当時は読者だった、野村正昭さん、内海陽子さん。知っている人は少ないが、思い入れ度の高い映画、でしたね。

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2018.1.14 番外編 青山アート散歩。根津美術館「墨と金 狩野派の絵画」と山種美術館の「横山大観 東京画壇の精鋭」をみる。

2018-01-14 | 映画レビュー
天気がよいし、風も強くないので、青山アート散歩。狩野派と横山大観を見ます。

まず、SPIRALで「ルー・ヤン展 電磁脳神教」。ま、これは通りすがりね。最近、ぴあで記事にしてるので、そちらをご覧下さい。なかなかインパクトのある展示です。
http://s.cinema.pia.co.jp/smart/news/0/73388/

続いて根津美術館「墨と金 狩野派の絵画」。同時開催の「百椿図」という巻物が楽しい。この季節恒例の展示です。

気を入れて見たのは、山種美術館の「横山大観 東京画壇の精鋭」。山種所蔵の大観40点を一挙公開というのが話題です。富士山、朝日、桜と、ウヨみたいな題材がお得意ですが、ま、季節ですし。きらいではありません。水墨の画巻、《楚水の巻》《燕山の巻》や、屏風絵《陶淵明》などの中国モチーフの作品も好きです。

こちらもぴあのニュースが詳しい。最近、「映画生活」はアートニュースが充実のきざし、なんです。ぜひご一読を。
http://cinema.pia.co.jp/news/0/73487/





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