きょうも映画館通い by Banzong

わたしたちは世界一の映画の街に住んでいる!

2017.11.3 東京国際映画祭9本目、これがラスト。金城武の『こんなはずじゃなかった!」を観る。出前一丁、大活躍!

2017-11-03 | 映画レビュー
東京国際映画祭9本目、これがラストです。金城武の『こんなはずじゃなかった!」を観る。

中国と香港の合作。金城は国際的な不動産王の御曹司で、世界中のホテル買収が仕事、冷酷な男だが、並外れた舌を持つグルメの役。彼がターゲットとした上海のホテルで、天才的な女性スーシェフと出会い…、というロマンチックコメディです。ヒロインはチョウ・ドンユイ。『サンザシの樹の下で』のヒラメちゃん顔の子ですね。リン・チーリンも出てました。

監督はこれがデビュー作のデレク・ホイ。ご贔屓のピーター・チャン監督がプロデュースしています。インスタントラーメンのエピソードが傑作だったんだけど、香港人のピーターの趣味ではないかな。

上海のホテルに宿泊中の主人公が、深夜2時ごろ物音で目を覚ます。思い立ったように、旅行鞄を開けると、なかにはなんとラーメンの袋が20個ほど並んでいる。どうやらこれは彼の旅行の必須アイテムのようです。正確に水の量をはかり、お湯を沸かす。時間も神経質に気にして茹で、茹で上がると湯を切り、スープをからませ、そこにお湯をかけてできあがり。この段取りが完璧にいかないと気に食わないのです。もちろん麺は、出前一丁!。はっきりロゴも読み取れます。香港人が愛してやまないブランドです。


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2017.11.3 東京国際映画祭8本目。『メイド・イン・ホンコン』4Kデジタル修復版を観る。素晴らしい!

2017-11-03 | 映画レビュー
東京国際映画祭8本目。香港、フルーツ・チャン監督『メイド・イン・ホンコン』(1997年)を観る。4Kデジタル修復版です。わたし、2周遅れくらいの香港映画ファンなので、この時代の名作を観こぼしているのです。ようやっと会えました。よかった!

ちょっととっぽいが、正義感のあるチンピラが疾走する返還直前の香港。ハイティーンの男の子特有の性のもやもや、暴力的衝動、死とか愛とか、それらがぐるぐる渦巻いて…。もう、これは青春映画の大傑作ですね。

永瀬くんの若い頃を思わせるサム・リーとベリー・ショートヘアのミューズ、ネイキー・イムが素晴らしい。彼女が冗談でスカートをめくって白いパンツを見せてくれるシーンなんて、最高です。

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