紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

世界にひとつだけのTシャツ

2007-06-27 23:14:42 | ファミリー
 お産というのはオンナにとって、今も昔も命懸けの一大事業である。医療がどれほど発達している現代だって、万にひとつ、ということもあり得る。

 とKちゃんがお腹にいるとき、あれこれと考えていた。

 「身長が低いから」「第1子目が帝王切開だったから」「予定日を過ぎているから」というような理由で、2回目の出産も、あらかじめ手術を予定されていたので、かえって予測不能な事態は起こらないことは明らかだった。

 それなのになぜか万一に備えて白い無地のTシャツを購入し、布用黒ペンで絵を描き、世界でひとつだけのTシャツを、形見代わりに作る事を思い立った。今となっては「なぜTシャツ?」なのかナゾは深まるばかりなのだが、そのときは真剣だった(ような気がする)。

 白Tシャツは2枚組だったので、1枚はすでに私がキャラクター登録した(ウソ)H氏が、にんまりとフラダンスをしている絵柄である。かつて彼は職場の朝礼で、お話中の課長があっちを向いてる隙に、柔らかく腕を波打たせて、こっそりフラダンスの真似事をした。女子(+おばさま)職員はくすくす笑いを押さえきれなかったそうである。さもありなん。

 もう1枚は『ジャズ批評』というジャズマニア向け雑誌のイエローページに連載されていた『ラズウェル細木の「ときめきJAZZタイム」』というマンガに登場する中古レコード店「NINPININ」のおやじが揉み手をしている絵を描いた。誰も知らないような、ものすごくマイナーな雑誌とキャラクターでごめんなさい。ちなみにこのTシャツのバック襟元あたりには、お店の看板らしき「NINPININ」レーベルのレコード盤半分が描かれている。もちろんこのお店のモットー「中古JAZZレコード/超高価売付」も書き込まれている。