紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

「へうげもの」発見

2009-04-30 23:10:00 | おでかけ
 昨日の続きです。

 四条の目抜き通りから小路に入り、お昼ごはんの場所をぶらぶら探す。ものすごくうらぶれたカレーライスのお店も心惹かれたりしたが、もう少し先に行くと、看板に「金沢、富山」という文字を見つけ、魚の美味しいお店に違いないと踏んで『ト一(といち)』という食堂に入り、定食を注文する。

 近くに俵屋旅館の法被?を着た長靴のオジさんがお昼を食べていたので、間違いなかろうと確信する。正しい定食屋さんである。2階は宴会場になっているが、H氏の言によれば、どうも旅館を食堂に改築したのでは?ということらしい。たしかにそうも見える。

 その後、寺町通りを歩き、本能寺の前を通る。「本能寺って、焼けたんちゃうん?」と聞くH氏。焼けたけど、立て直したんだよね。
 
 錦小路市場に入り、ぶらぶら。ついつい立ち止まり、人の流れに棹さしては、H氏より叱咤される。なぜか金沢の車麩(巨大なチクワ状の乾燥した麩)や、塊のかつを節から削ったとお店のおばちゃんが明言した袋入りの削り節を買う。

 その後はH氏が「風の噂で面白いらしい」と言う界隈をぶらぶら。アンティークのあかり屋さんで、灯りの傘を見てみる(買う気はない)。
 中古レコード屋さんにも入り、ディスプレイされた10万以上するLPレコードに目を丸くする(絶対買わない!!)。
 その後、交差点の角にある奇抜な建物を発見し、激写↓
 

 そのまままっすぐどんどん歩く。人通りもまばらな、のんびりとした道で、アンティークショップや、神社や、老舗の紙屋さんなどがある。とある神社の前でH氏が立ち止まり、「これ!見て!」と狛犬を指差す。ここにきて、ついに「へうげもの」発見! ↓

もう少し、アップにしてみましょう・・・あ、お笑いコンビ「よゐこ」の濱口に似ている!↓

でも、彼の相棒は、なかなかに凛々しい。↓

これも、アップにするとこんなかんじ。↓


本日の収穫は、彼らだな、きっと。

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予定は未定だった!

2009-04-29 16:26:00 | おでかけ
 昨日の予想を大きく裏切って、京都におでかけ。

 というのも、なんと子ども達の送迎を済ませた後、朝寝坊どころか2時間以上の朝寝を敢行、というかほとんど唐黷驍謔、に爆睡だった。

 その後、連休中にちらっと「へうげもの展」に行く予定であることをH氏に話すと、「ほしたら今日いこ」ということになり、お昼前に急遽出発した。

 でも決して期待できる展示ではないことは薄々感じていたので、ほんとは一人で行った方がいいのかも、とも思ったが、せっかく休日が合ったのだから、メインは「ふたりで京都に行く」ということにして。
 後から思えば、H氏にはH氏の思惑があったみたいなので、気にする必要はなかったのだけれど。

 「へうげもの展」は、ある意味、予想どおり(話題作りと人寄せ)のもので、マンガ『へうげもの』の作者がたぶん企画、運営に一切噛んでいないらしいことをむしろうれしく思った。それにしても、『へうげもの』のスピリットがあんなに無いなんて・・・。

 まぁ初日ということを差し引いても、『へうげもの』とリンクさせた作品があるとか、いかにも古田織部が気に入りそうな、独特の擬態語で表現してくれそうな作品を置くとか、それくらいのヒネリは欲しかったな。若手の作品を展示する機会を華々しく作りたい、という気持ちはわかるけど、だったらマンガの拡大コピーを貼付けるだけでは「コラボ」じゃない、ということも解っておくべきだった。ちゃんと両者をリンクさせる仕鰍ッを目指して欲しかった。 

 少なくとも「茶の湯」の世界の話なんだから、「趣向を凝らす」ということを、考えるべきだったんだけど、ほとんど突貫工事イベントみたいな空気だった。これは古田織部ではなく、石田三成的世界だったと、やや辛口な評価を下しておこう。「へうげもの」スピリッツ=「愛と笑い」が足りないのだ。

 とはいえ、「へうげ」スピリットから遠くても、ちょっといい感じのもの、乙女ギャグなものはあったりした。たち吉なのに、どちらかといえば私には「紙もの」に吸引力があったな。こんな感じ↓(絵葉書の絵は象と塔でタイトルが「ゾウトウ品」。このモノクロデザインで小皿などもあり。)

 個人的には、「へうげ」らしいものとして一番評価されるのがDMデザインで、その次が会場入り口の古田織部の顔出し看板。DMやチラシを探したけどなくて、でも会場外の「たち吉」の売り場にはあったので、ちゃんとお買い物をしていただいた。

 その後、ふたりで錦小路と寺町通りをぶらぶら歩いた。これについては、また明日にでも。

DM葉書と名刺サイズ案内
コメント (4)
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朝寝坊の夢破られる。

2009-04-28 23:43:00 | ファミリー
 ああ、明日は久々に家族揃っての休日だ。なにしろ私が土日勤務なので、祝日が唯一の家族との共通ホリデイなのである。

 でも皆さん忙しいから、家族一緒に過ごすことはかなわなくても、ちょっとだけでも朝寝坊できるかも・・・と微かな期待をしていた訳です。あと15分だけ朝寝ができると思えば、黄金のような15分なのだ。たかが15分、されど15分なのである。

 もちろんKちゃんは部活がある。もう今後休みが無くなるのは知っていた。そもそも彼女にはGWなどないのだ。受験生ではあるけれど、部活の練習と試合に明け暮れる日々が、夏休みまで続くのだ。

 だからKちゃんが早朝より家をでることは、もちろん覚悟していなければならなかったのだ。しかしまさかTくんまでが!

 彼も部活(新聞の取材)で5時半くらいに家を出るというのだ! ということは、いつもより1時間も早いじゃないの!! 甘美な15分朝寝坊の夢は、カンダタの蜘蛛の糸のように、あえなくプッツリと切れてしまった。

 この睡眠時間の補填は、明日の日中にするしかないな。GWの第1日目は、だらだらうとうとすやすやな日となりそうである。
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今日も本屋さん

2009-04-27 22:58:00 | お買いもの
 今回の『件p新潮5月号』は、ムーミンの原作者であるトーベ・ヤンソンさんの特集なのでこれは絶対買わなくちゃ!!ということを思い出し、市内のイオンの中の本屋さんへ直行。

 ところが面出しで置いてなくて、店員さんに所在を聞いてみた。

 「ホビー」のコーナーの背表紙を必死で探す男性店員。あの、客を待たせてはいけない、見落としてはいけないというプレッシャーがあると、ますます見落としてしまうんですよねー。経験上、重々承知している。

 だから在庫検索(たぶん)のため、レジに戻った店員さんを責めたりはしない。彼が去った後、ゆっくりと同じ場所を探したら発見したのだ、水色のバックにムーミンが描かれているメルヘンな『件p新潮』を。

 表紙はムーミンだけど、主役はトーベ・ヤンソンだからね。お間違えなきよう。

 でも、私が今日メインで発見したのは別の本。『件p新潮』を探しているとき偶然みつけた『別冊宝島/僕たちの好きな怪人二十面相』だ。先月ブログに書いたばっかりのお方だ。ぱらぱらと見れば、やはり彼の変装や着ぐるみにも言及されていた。映像化データ、綾辻行人氏へのインタビュー、盗品、予告状、逃走手段、手下など、あらゆる角度から調べ上げてある。

 二十面相ファンには「待ってました!!」の一冊。

 思わず私が読みふけったのは、小林少年を巡る恋のライバルとして闘う、怪盗VS名探偵の火花を散らす一騎打ちな恋愛論。今岡笙子さんの腐女子的読み込みは、少年探偵団シリーズを読みふけった一部の女子なら、思い当たるところがあってたぶん(おおいに)共感するかも。

 
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甘味一直線

2009-04-26 23:09:00 | おしごと
 大体仕事が終わる30分前くらいには、よほど体調が悪くない限り、ハラペコなのである。ひどいときには、職場から駅までの途中で、空腹のため行き唐黷ネいか、自分の事ながら心配になるくらいだ。いや、ほんとに。

 そんな状態で料理の本、ことにお菓子の本のコーナーへ配架(返却された本を棚に戻す事)に行くのは、むざむざとアクマの罠にかかりに行くようなものなのだ。フードカメラマンの撮ったプロフェッショナルなスイーツの表紙は、甘味欲を司る脳の部分を狂おしく刺激する。もうお菓子のことしか考えられなくなる。甘味一直線。甘味の道は一本道にございまする。

 ああ、パウダーシュガーが。くるりんと巻いたロールケーキが。とろりと渦巻く生クリームが。ふわふわふんわりなシフォンケーキが。
 めくるめく甘能の連想に、よろめいてしまいそうになる。

 それは昨日の事。夕方なのに、うっかりお菓子の本コーナー近くの折り紙やペーパークラフトの棚に配架に行ってしまった。

 お菓子の棚の前には母娘らしき二人の会話。シュークリームをつくるかどうするか、という会話を、小耳にはさんでしまったものだから、もう頭の中はシュークリーム一色。

 もこもことしたキツネ色のシューにパウダーシュガーがかかり、シューの切れ目からはホイップされた生クリームが・・・。

 完全に脳内はシュークリームに占拠されてしまった。シュークリーム以外立ち入り禁止。

 子どもの頃、戦争児童小説や戦争体験談(私の子どもの頃は、さかんに出版されていた)を読むたびに、ひもじい思いに感情移入していた。だからすっかり「戦争=ひもじい」が身についてしまったのだ。とともに、「あまいもの=滅多に食べられない貴重品」というという刷り込みもなされた。
 この日の脳内シュークリーム独裁体制は、そんな読書体験も少なからず影響を与えていそうである。

 このシュークリーム独裁体制を唐キためには、早々にシュークリームにありつかなければ。

 職場の途中にあるスーパーに寄り道することに決定。電車出発までの制限時間があるので、立ち寄れるのは5分ばかり。逡巡は許されない。

 しかし主婦の悲しさ、スーパー内の洋菓子屋さんの前を素通りし、食料品売り場にあるメーカー品の、それもベビーシューを購入という結果に。

 これなら子どもたちと分け合えるし、なんといってもお買い得品だったのだ。いいわけをするなら、洋菓子屋さんのシュークリームは店じまい間近な時間だったため、1個しかなかったのである。

 でも、それで満足できたのだ。シュークリームの呪縛から解き放たれたんだから、いいじゃないベビーシューでも。ひとりでこっそり食べなくてもよかったしね。とりあえず、ベビーシュー、バンザイ。
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