紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

学校図書室で夢を追う

2007-06-05 21:37:43 | おしごと
 6月に入り、学校図書室の整理作業が動き出した。書架の本を分類別、著者別に並べて行くのだが、いかんせん各自空いている時間に出動するボランティアなので、一気に仕上げるわけにはいかない。

 それでも分類がマスになって、ひとまとまりになり、ひとりの作者の著作が集まって来ると、明るく視界が開け、いかにも見晴らし良くなってくる。まるで開拓団のような気分だ。うっそうと生い茂った植物を、きちんと植え替え、秩序立てて整列させる。

 これに著者案内板を付けたり、小物を飾ったりして、息抜き出来るような空間が作れたら・・・と、子どもたちの読書以外の用途にも思いを馳せて、うっとりしてしまう。 図書委員になった子どもたちが、単に事務処理だけでなく、もっと楽しめる貸出し作業が出来る方法がないか、とか、本の紹介をしたくなるような雛形を作ってみたら、とか、いろんな夢想は尽きないけれど、まずは整理作業! と、自分の心の凧が飛んで行かないよう、しっかりと糸を握っとかなきゃ。

 身体を使って直に本に触ったり、見たりできる整理作業は、思わずはまり込んでしまって、我を忘れて夢中になった至福のひととき。意外に事務仕事より、作業や接客仕事に自分が向いている事を、この仕事をして10年目くらいに、やっと自覚したのでした。
 
 学校図書館については素人なので、手探りな部分大なのだけど、職場とはまた全然違う仕事の手応えがあって(何と言っても開拓途上!)、たいへん楽しい。本職の部分では、かつて経験した事のないほどトーンの低い1年になりそうなので、その反動もあるのかもしれない。忙しいのは変わりそうもないけれど、毛色の違う仕事をいくつか持つのは、それ自体が切り替えやリフレッシュにつながって行くのかもしれないな。
コメント (2)
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