紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

WCのこと

2007-06-25 10:57:54 | ファミリー
 塾の英語担当の先生から、「WCの英語が何の略なのか調べて来てください」という宿題が出た、というKちゃんの話を聞いた。わぁ、面白いやん!

 Kちゃんからの又聞きでは、塾の数学の先生の授業から逸れる雑談はたいそう面白いそうである。数学の先生のおっさん口真似をしつつ(ものすごく上手くていつも爆笑!!)、帰りの車の中で再現してくれる。

 たとえば円周率の小数点以下を膨大な桁数調べた東大の先生の話をした後、「何やっとんのやろなあ、東大は。やっぱり東大のやつはアホやのう~。ガハハ~」とか、証明の数学的記号の説明をした後、その記号に下線を引き、「これは何の記号かわかるかぁ? これはなぁ、ワシのウチの家紋じゃあ、ガハハ~」とか「この微妙な解答のときはなぁ、家でビール飲んでご機嫌なときはマルやが、夫婦喧嘩したあとやったらバツ、や~~」いうような話である。

 これらは確信犯な雑談である。学者バカぶり(好きな事にのめり込む)を褒めているのであり、記号が記憶に残るよう印象づけているのであり、ストライクゾーンの微妙な解答も数学にはあるのだと説明しているのだ。なんというテクニシャンであろうか。

 先日初めて面談でお会いしたが、ちょっと見、海千山千なプライドも経験も自信もある50半ばばかりのオッサンだが、Kちゃんが非常に気に入って喜んで通園していることを述べると、たいへん無邪気に喜んでいらしたので、純粋な理想や情熱をお持ちと見た。彼女の成績はいまひとつなのだが、地道な努力と自主性と向上心はわかっていただいていると思う。

 で話は戻り、WCなのである。
 ネットで調べれば、やはり同じ疑問をもたれている方があり、様々な親切で物知りな方々がQ&Aタイプの掲示板で答えてくださっていた。WCはWater Closetの略なのだと。

 日本語にして「水の(流れる)小室」。素敵な響きである。赤毛のアンならさしずめ「せせらぎの間」とか名づけそうである。

 しかしどこにでも、場にアクセントをつけたがる混ぜっ返しが好きな人間がいるのだ。WCとは、W=わっ! C=くさい! の省略だ、と主張する方が。思わずKちゃんに、正解より先に教えてあげてしまいました。