紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

対岸の家事

2007-06-23 22:33:09 | おしごと
 まずは、昨日の追加情報。昨日の話題でロケされた松居一代のテレビ番組は、テレビ朝日/日曜、夕方6:30~の『おかえり!』で、7月1日に放映されるそうです。

 今日もいいお天気に誘われ、午前中は洗濯機を回し続け、布団を干した。午後は布団の回収の後、「吉本新喜劇」を見て笑い、そのままいつしか爆睡。洗濯物の回収をして、子どもたちの着られなくなった衣類の整理や部屋の片づけをしてから、お風呂の用意と食事の支度。のんびりとでき、ゆっくりと家事もできて、うれしい。

 家事はのんびりと時間に追われる事なくできるなら、とても充実感を得られる仕事である。結果がはっきりと目に見えるから楽しい。義務として追われる時間の合間にこなしていくとか、誰かのいいつけで「やらねばならない仕事」と位置づけられたら、どんなにか苦痛にかんじられるだろうと思う。

 4月より十分な睡眠時間の確保が難しくなったので、ウチにいるときには睡魔の波が津波のように押し寄せてくるのを見計らっては、あっと言う間に眠りに落ちる。仕事の日には、休み時間に10分あれば凝縮睡眠をとるワザも会得した。いつでもどこでも眠れるアバウトな性格でよかった、とつくづく思う。

 「せっかく食事をつくっても、何のリアクションもなく食べるだけなので 空しい」という主婦の方のご意見を読む事がある。食事づくりは日々実験だったりする。特にカレーなんかは、風の向くまま気の向くままに「いつもと違うサムシング」を入れる事があり、結果の調査如何では今後の調理法に修正が加わったりするので、ぜひヒアリングにご協力いただきたい。

 先日は林檎ジャム(小)をひと壜投入してみた。聞き込み調査の結果はおおむね好評だった。大鍋なのでひと壜でも甘さが押さえられたのだろう。チキンカレーの場合はマーマレードでもいいのでは?と、ふと思いつく。次回の研究課題である。

 食事の結果は、しかし、うまくいかないこともままある。そうときのリアクションは「おいしい」ときの反応の薄さとは逆に、四方八方よりまくしたてられたりする。好みもあるのだが、みんなが駄目な場合は、いさぎよく負けを認め、敗因を探るのがベターである。「せっかく作ったのに」と家族愛の名のもとに真実を糊塗してはいけない。逆に家族愛が薄まってしまう危険性大である。

 食事に対して家族が批判精神を持ってくれると、軌道修正がなされる。たしかに最初は批判されると、けっこう凹む。特に食文化を異にする家族の中に入り、自分がいままで食べて来たものを否定されるのは、辛いところもある。しかしまあ、それを乗り越えて折り合いをつけるのを良しとし、郷に入れば郷に従ってみた。

 逆に知らなかったものを食べるという冒険もある。食に関しては好奇心もチャレンジ精神も持っているのが幸いした。実家にいる時のメニューの乏しさが、逆にオトナになってからの好奇心を育てたとも言える。

 ウチにいると、自由に自分の好きなものを思うがままに作って食べられる、という楽しみに思わず頭の中に♪を浮かべてしまうのである。