紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

招かれざる来客

2006-03-31 23:54:24 | ファミリー

 今日の午前中は来年度のPTA総会に向けて、担当分野の1年間のまとめを作った。「つくらなきゃ」と思いつつなかなかとりかかれないでいたので、出来上がったのを学校に提出したときは、肩の荷が降りた気分。もっともA41枚だから、やりかけたら早かったけれど。

 今日は新年度の準備で小学生は登校したのだが、帰りの時間に迎えに学校までいくと、「Kちゃん、しんどくならはったので、保健室にいかはりました」。急いで保健室に行けば、先生が熱を測ってくださっている所。「アメリカに行ったメンバーでインフルエンザにかかっていた子がいるので、必ず病院にいってくださいね」

 そんなこんなでフル回転の一日。

 夕方の診療時間を待ち、かかりつけの個人医院へ走る。インフルエンザの検査をしてもらうと「プラスですわ」。あ~~(しょっく)。

 二日程前からだるそうにしていたKちゃんに、疲れが時差ででるなんて、おばさんやん!とかいってたのに、インフルエンザだったとは・・・。

 しかし、私が嫁入りする前から家のかかりつけだったお医者さまは、しっかりされているとはいえ、けっこう高齢。

 検査済みのケースをみて「B型みたいやけど・・・この線の出方はAかな?・・・ちょっと見てくれへん?」って私に言われても・・・。一番線が近いのはBやけど。「どっちやろな?」 いえ、だから私に聞かれても。

 結局看護士さんが判定マニュアルの紙を持って来て、広げてくださった。
それでも「Aか?・・・いやこれはB判定になるのかなー」

 最終的にはインフルエンザA型に落ち着いたが、先生の結論、「ま、どっちの型でもこの薬は効くから」

 こういう先生だが温厚でフレンドリーな対応と、医院全体のアットホームでのんびりしたムードが、家族全員の圧倒的な支持を得ている。特に子どもたちは先生の人柄に絶大な信頼を寄せている。ぜひ長生きして現役のお医者さまを続けていってほしい。


なごり雪に笑う

2006-03-30 23:59:01 | ノンジャンル
 春の雪。いきなり三島由紀夫の世界である。

 夕方から、吹雪く牡丹雪で、仕事が終わってスーパーに寄って、晩ご飯のおかずを買って駐車場に戻れば、ちょっとした雪景色になっていた。

 昨日は桜の話だったのに、翌日の景色はクリスマスバージョンに早変わり。帰り道、田んぼの中にあるやたらオープンな墓地では、墓標が銀色の塔のようで、シュールな美しさにみとれてしまった。

 ところで私は車にスノータイヤをはいている。3月中は絶対に雪が降る!という確信があったからだ。
 しかし、この確信をあざ笑うふとどきものがいた。例によって夫・H氏である。「降る訳ないやろ、もう春やで。しかも、充分あったかいやん。」
「でも毎年3月に雪ふるで~。積もるくらい降って『スノータイヤ、はずしたばっかりやのに~(泣)』って3月によう聞くもん」「ほんなら雪が積もる程降るか、賭けよかいな」「ええよ」「よっしゃ、1万円!」「わかった」

 そしてこの仁義なき賭けに便乗する小ずるい男も登場する。何をかくそう、もうすぐ高3の息子Tくんである。「おかーさん応援してあげるし、勝ったら2割ちょうだい」。
 なんの根拠も理屈も無いただのおねだりだが、「応援」という甘いささやきに、うっかり「うん」と言ってしまう。母は息子の甘いささやきには弱いのだ。

 本日私はめでたく1万円を入手する予定が入り、小躍りするほど嬉しい限りだが、うっかり「うん」といったばっかりに、5桁の金額が4桁に目減りしたのが、後悔しきりだったりする。

数日前の写真。僅かにほころび始めたモクレンだが、数日後にまさか雪帽子をかぶる事になろうとはあわれ知る由もなかった・・・。

一足お先に夜桜を

2006-03-29 23:41:04 | 季節
 昨日は雹(ヒョウ)、今朝は一瞬とはいえ雪がふきすさぶ大荒れの天候だったが、和歌山県では竜巻で窓ガラスが割れたりして、近畿地方はちょっと空恐ろしいようなお天気になっている。

 年齢も職種も違うけど、図書室には足しげく通って顔をだしてくれる同僚のOさんに「昨日の雹(ヒョウ)、すごかったですねえ」といえば、「大昔の人だったら、地にひれ伏して拝みまくるんとちがうかなー」と返って来た。雷鳴轟いて、昼間だというのにいきなり真っ暗に陰って、あげくに雹だもんな。Oさんは知識量&読書量&それらの巾も私の数倍はあるので、彼女がみえると話がはずむこと。職場の選書会議では、彼女の膨大な知識にずいぶんフォローされて助けてもらっている。知識に裏打ちされた説得力は、やはり強い。

 こんな荒れまくりのこの頃だけれど、一足早く「夜桜」を眺めた。夫・H氏がストーブの薪にすべく調達した桜の枝を、救出して花瓶に挿しておいたのが咲き始めたのだ。最近「お疲れめ」の自分へのささやかな慰めとなっている。戸外の桜はまだ蕾。



ひょ~

2006-03-28 21:18:56 | ファミリー
 昨日は無事小学校短期留学のメンバーが帰って来た。LAは珍しく雨が降ったり温度の寒暖が激しかったりして、体調を崩す子どもたちもいたけれど、全員「帰りたくない」「もっといたい」という楽しい滞在だったそうだ。

 久々に会うKちゃんは、目を合わすのも照れくさそうにして、ややアダルトな感じで、疲れもみせず元気に帰って来た。
 帰りの飛行機でも友達が爆睡するなか一睡もせず、音楽をきいていたらしい。家に着いても買って来たローラースケートを組み立てたり?して、11時をまわっての就寝だったのに、翌朝9時前には起きてテレビを観ていた。

 タフなやつだとは知っていたけれど、これほどまでとは・・・。驚愕。おまけに添乗員さんも引率の先生も、「Kちゃん、1日目からネイティブでしたよ!」「彼女は会ったその日にすぐ、ホストファミリーと打ち解けていました」「Kちゃんはアメリカでますますパワーアップしてきました。ご家族は、さびしかったでしょう?」はい、それはもう!

 大雑把でおおらかだけど、観察力と洞察力は大人以上という彼女の特技を生かしきったようで。「言葉は通じなくても、人類共通のコミュニケーション」みたいなのを使える人なのかもしれない。

 で、今日は彼女は日本にいなかった期間、撮り溜めていたテレビ番組を見まくっていた。お昼過ぎには大雨が振り雷鳴が轟き、やたら大きなバラバラ!!という音に驚く。

 「Kちゃん、この音は雹(ひょう)や! 外、見てみよ!」
ベランダへのドアを開けてみると! 直径1センチ弱くらいのでっかい雹が大量に降って来て、あっという間に積もって行った。雹が降るのは何度か遭遇したが、積もる程の時間と量と大きさは初めて。

 雹自体が初体験のKちゃんは大興奮! 
 「おかーさん! 外、出たい! ヒョウ体験したい!」というのを、危ないからと押しとどめ、ベランダに転がっているヒョウの粒を手に乗せてやる。

 その間に、お兄ちゃんはちゃっかり?「ヒョウ体験」して、自宅とたぬき亭の3歩の間を「いたい、いたい」とヒョウに打たれながら歩いたらしい。彼も野次馬根性の塊だからなあ。

 ヒョウの降る時間に外出していなくてよかった。車がぼこぼこにならないか、ちょっと心配なくらいのヒョウだったから。

 ということで、帰国早々、貴重なヒョウを体験したKちゃんでした。



Kちゃんレター

2006-03-27 14:13:25 | ファミリー
 これから小学校経由、関空へKちゃんを迎えに行きます。

 今日、アメリカの彼女から手紙が届いた。19日の日付だから、日曜にホストファミリーとハリウッドに行った日にあたる。

「帰りたくないくらい、大満足。ホストファミリーとも、とても仲良くなって、英語がしゃべれなくても通じるんだなーって思った。食べ物もおいしいし、楽しいし。ハリウッドでダースベイダーと一緒に写真をとりました。ダースベイダーは、ふつうにしゃべっているので、びっくりした」

そして、非常に小癪なことにこう続く。

「そこの、さびしがってるア・ナ・タ! 心配しなくても、楽しくやってるので、だいじょうぶです。」

 くっ、くやしいー!! 
 ではとても足りない! ぐやじー!!
 完全にこちらの状態を読まれてしまっているではないかー。今回は弱冠11歳の小娘に、完敗じゃー。