減価する通貨が導く近代超克への道

自然破壊、戦争、貧困、人心の荒廃・・・近代における様々な問題の根本に、私たちが使う「お金の非自然性」がある

麻生氏論文と政教分離

2006-08-09 01:20:37 | Weblog
麻生氏の靖国神社の非宗教法人化案ですが、一言で言って、私の思っていたものと違いました。

主張に頷ける部分はありますが、基本が違います。

また、発表の時期が悪いです。これでは、何を言ってもやはり政争の具にしたと思われるのではないでしょうか。

色々書きたいことがあるのですが、時間がありません。

まず、私は靖国神社と国家神道について先のエントリーで色々と浅学で無責任な言葉を書き連ね、訂正すべきと思いながら、訂正していない部分がありました。安易に陰謀論に結び付けてくだらぬ造語で讒言したことを取り消し、ここに深くお詫びします。よって、当該エントリーも削除します。

国家神道は、国家神道の正当な役目があったと思います。それが例え今の私から見て望む形ではなかったにしても。

さて、麻生氏は「政教分離」の原則で、靖国を非宗教法人化するとしていますが、鎮魂に宗教は大切です。これは危険な選択と思います。
私が願っているのは、国家神道の教義「だけでない」鎮魂施設の設置・宗教のあり方であって、鎮魂における宗教の否定ではありません。

しかし、英霊の鎮魂を除けば、てっくさんの言うように、もっと政教分離をしっかりやるべき分野があるんです。
創価学会と統一教会、これらと政治の決別こそ、早急にやるべきです。

結局私は、政治や教育に宗教が過剰に関与するのが国家神道でも、創価学会でも、統一教会でも、とにかく嫌なのです。

そんな偏狭な宗教に拘って、国内プロパガンダをやるのは、日本人らしくないと思うのです。偏狭な宗教に拘るから、かえって英霊の鎮魂に必要な条件としての宗教心を曇らせるのです。

とりあえず言いたいことはそれだけです。