>>ろろ様
>「減価しない通貨が諸悪の根源」という視点に敬服します。これは、なかなかない目の付け所です。
ありがとうございます。しかし、これについては上に紹介したリンクも含めて、多くの先人がいて、私はせいぜい編集しているだけなのです。
一番初めのインパクトは真名さんの「Speak Easy社会」の経済シリーズです。
http://blog.livedoor.jp/manasan1/archives/cat_10013514.html
その次に「晴耕雨読」のあっしら経済学です。
http://sun.ap.teacup.com/souun/699.html
http://sun.ap.teacup.com/souun/338.html
それで連山の橘氏のエントリー「ハイパーインフレ対策としての地域通貨」を見て、
http://www.teamrenzan.com/archives/writer/tachibana/post_205.html
その先のリンクで「エンデの遺言」や「シルビオ・ゲゼルの理論とオーストリアの例」を知ります。
http://www3.plala.or.jp/mig/will-jp.html
で、これらの実践を目指した「自然主義経済」を提唱する平和党を知ったという経緯です
http://www.heiwatou.com/
http://blogs.yahoo.co.jp/seitouheiwatou
(平和党という名前から、はじめはちょっとあっち系かな、と先入観ありましたが、議論を通してむしろその深い本質を諭されました)
また石橋湛山が戦前掲げた「小日本主義」について、経済面からその欠陥を指摘している記事をどっかで見たのが、それがずっと気になっていたのですね。で、これがろろさんの戦前「大東亜共栄圏」⇒戦後「企業の海外進出」の指摘を見たときに、ああ、それかぁ、と思ったわけです。非常にするどい指摘だと思います。
>私ははっきり言って通貨制度に対して無知ですが、
私もです(笑)経済理論の一つもまともに理解していません(そもそも理系ですから)。というかこの話は、ガチガチの経済理論をマスターした人の方が気がつきにくいのではないでしょうか(脱洗脳していない自称「コスモポリタニスト」のように)。
私がこれらのことについて考え始めたのは、循環型社会の推進に付きまとう漠然とした矛盾の正体は何かということからでした。倫理だ、価値観だ、教育だ、とか色々言う人がいますけど、どれもピンとこない(昔から人間は全員が聖人君主などではない)。経済だ、という人もいますが、結局そういう人も政府主導で再配分すれば良くなると思っているので、系全体としては何も変わらない。
すべては非自然的に増加する「バーチャルな通貨という概念」に合わせて、現実側の価値を決めようとするから歪が起きるのです。これは、インフレ率がどうこうで収まる話ではない。そもそもインフレやデフレ、国家破産や「金が金を生む」イカサマができるシステムそのものに欠陥があると思う。
「シルビオ・ゲゼルのロビンソン物語」
近代というのは本来マイノリティーだった金貸しが、国家や国際企業・組織を乗っ取っておおっぴらにやれるようになったという時代なんですね。あまりに「おおっぴら」だから、皆が常識だと思ってますが、本来、そうではないわけです。
私のような凡人にもそれがわかるくらいですから、逆に言うと彼ら側はもっとその限界に気付いていると予想します。そして次の手を打つ際にスケープゴートとして「儲けすぎた」連中を「また」槍玉に上げて、本家はその延命を図ると予想しています。
>このシステムの操作側にいる人間と戦おうとすると、ナチスのように破滅する運命にあるということはわかります。ナチスは、政府の所得再分配機能という武器を使って、減価しない通貨を支配するユダヤ資本と戦ったのではないでしょうか。しかし、結局敵の作ったフォーマットの上でバグを起こすしかできませんでした。
これもとっても鋭いです。まさにその点がナチスが国民に支持された所以です。また、そのナチスのやり方というのはフォード(米国地場産業の成功者)のやり方を真似したものです。フォード自身も当初はナチスを支持しています(http://www.nagaitosiya.com/a/fordism.html)。しかしナチスは攻撃する相手と戦略を間違えたわけです。ナチスの失敗は非常に良い勉強材料です。晴耕雨読にもこれに関連して極めて興味深いエントリーがあります。
http://sun.ap.teacup.com/souun/133.html
http://sun.ap.teacup.com/souun/602.html
http://sun.ap.teacup.com/souun/603.html
>だから、レベルをずらして、管理通貨制度のそとで戦うしかないんですよね。
そうなんです。長いこと悩んできましたが、やっと、戦略らしきものが見えてきました。それにこの戦略が成功すれば、最終的には当の「彼ら」ですら、救われるわけです。結局それが第3の道なのです。
>「減価しない通貨が諸悪の根源」という視点に敬服します。これは、なかなかない目の付け所です。
ありがとうございます。しかし、これについては上に紹介したリンクも含めて、多くの先人がいて、私はせいぜい編集しているだけなのです。
一番初めのインパクトは真名さんの「Speak Easy社会」の経済シリーズです。
http://blog.livedoor.jp/manasan1/archives/cat_10013514.html
その次に「晴耕雨読」のあっしら経済学です。
http://sun.ap.teacup.com/souun/699.html
http://sun.ap.teacup.com/souun/338.html
それで連山の橘氏のエントリー「ハイパーインフレ対策としての地域通貨」を見て、
http://www.teamrenzan.com/archives/writer/tachibana/post_205.html
その先のリンクで「エンデの遺言」や「シルビオ・ゲゼルの理論とオーストリアの例」を知ります。
http://www3.plala.or.jp/mig/will-jp.html
で、これらの実践を目指した「自然主義経済」を提唱する平和党を知ったという経緯です
http://www.heiwatou.com/
http://blogs.yahoo.co.jp/seitouheiwatou
(平和党という名前から、はじめはちょっとあっち系かな、と先入観ありましたが、議論を通してむしろその深い本質を諭されました)
また石橋湛山が戦前掲げた「小日本主義」について、経済面からその欠陥を指摘している記事をどっかで見たのが、それがずっと気になっていたのですね。で、これがろろさんの戦前「大東亜共栄圏」⇒戦後「企業の海外進出」の指摘を見たときに、ああ、それかぁ、と思ったわけです。非常にするどい指摘だと思います。
>私ははっきり言って通貨制度に対して無知ですが、
私もです(笑)経済理論の一つもまともに理解していません(そもそも理系ですから)。というかこの話は、ガチガチの経済理論をマスターした人の方が気がつきにくいのではないでしょうか(脱洗脳していない自称「コスモポリタニスト」のように)。
私がこれらのことについて考え始めたのは、循環型社会の推進に付きまとう漠然とした矛盾の正体は何かということからでした。倫理だ、価値観だ、教育だ、とか色々言う人がいますけど、どれもピンとこない(昔から人間は全員が聖人君主などではない)。経済だ、という人もいますが、結局そういう人も政府主導で再配分すれば良くなると思っているので、系全体としては何も変わらない。
すべては非自然的に増加する「バーチャルな通貨という概念」に合わせて、現実側の価値を決めようとするから歪が起きるのです。これは、インフレ率がどうこうで収まる話ではない。そもそもインフレやデフレ、国家破産や「金が金を生む」イカサマができるシステムそのものに欠陥があると思う。
「シルビオ・ゲゼルのロビンソン物語」
近代というのは本来マイノリティーだった金貸しが、国家や国際企業・組織を乗っ取っておおっぴらにやれるようになったという時代なんですね。あまりに「おおっぴら」だから、皆が常識だと思ってますが、本来、そうではないわけです。
私のような凡人にもそれがわかるくらいですから、逆に言うと彼ら側はもっとその限界に気付いていると予想します。そして次の手を打つ際にスケープゴートとして「儲けすぎた」連中を「また」槍玉に上げて、本家はその延命を図ると予想しています。
>このシステムの操作側にいる人間と戦おうとすると、ナチスのように破滅する運命にあるということはわかります。ナチスは、政府の所得再分配機能という武器を使って、減価しない通貨を支配するユダヤ資本と戦ったのではないでしょうか。しかし、結局敵の作ったフォーマットの上でバグを起こすしかできませんでした。
これもとっても鋭いです。まさにその点がナチスが国民に支持された所以です。また、そのナチスのやり方というのはフォード(米国地場産業の成功者)のやり方を真似したものです。フォード自身も当初はナチスを支持しています(http://www.nagaitosiya.com/a/fordism.html)。しかしナチスは攻撃する相手と戦略を間違えたわけです。ナチスの失敗は非常に良い勉強材料です。晴耕雨読にもこれに関連して極めて興味深いエントリーがあります。
http://sun.ap.teacup.com/souun/133.html
http://sun.ap.teacup.com/souun/602.html
http://sun.ap.teacup.com/souun/603.html
>だから、レベルをずらして、管理通貨制度のそとで戦うしかないんですよね。
そうなんです。長いこと悩んできましたが、やっと、戦略らしきものが見えてきました。それにこの戦略が成功すれば、最終的には当の「彼ら」ですら、救われるわけです。結局それが第3の道なのです。