三春城から戻りました。

駅に戻ってはじめて、伊達政宗の正室・
時刻は、午前11時40分。
この日は朝食を食べていないので、良い具合に空腹になってきました。

次の目的地は宮城県の白石なので、今度の電車は11時58分発 磐越東線 普通列車 郡山行きとなります。
発車時刻まで20分弱ですが、ここでなんとか食事をしておきたいところ。

天ぷらそば、うまい!
駅のファストフード、駅そば。
三春駅構内のばんとうプラザにあるそば屋さん。
ここで天ぷらそば(350円)と、炙り三角揚げ(200円)の食券を購入。
食券を出して数分たたないうちに、天ぷらそばは出てきたのですが・・・炙り三角揚げがなかなか出てきません。
やはり「炙り」は時間がかかるのでしょうか?
刻々と迫る発車時刻にやきもきしながらも・・・

炙り三角揚げ! うまい!!
厚みのある三角形の油揚げに、甘めの味噌がとても合います。
ゆっくり味わいたかったのですが、発車時刻の関係で急がなければならなかったのが残念ですね。
三春を発つ前に「城攻め」を行い・・・
三春駅からはだいぶ距離がある瀬戸川館(本宮市)を攻略できました。
列車は定刻どおりに発車し、

定刻どおり、2駅先の郡山駅に到着しました。

約2年ぶりの郡山駅。
とはいえ当時はただ通過しただけで、今回もほぼ通過するだけ。
ただ滞在時間は30分弱ほどあるので、

昼飯!
三春駅? あれは遅すぎた朝食ですよ。

天ぷらそば、うまい。
・・・ただ、三春駅で食べたそばのほうがうまかったかな。
さらに時間があったので、郡山が誇る菓匠「三万石」のショップへ。

「ミルクたっぷり ママの味」で有名なままどおる(5個入り540円)。
知名度ではままどおるに一歩及ばないものの、その味はままどおるを上回るというエキソンパイ(8個入り1,350円)を購入しました。

おみやげを買った時に、おまけでもらったままどおる。

「笑顔いっぱい ママの味」ですね!
さてさて、郡山駅からは・・・

12時42分発 東北本線 普通電車 福島行きに乗ることになります。
しかし駅構内アナウンスより、「須賀川方面からの電車が遅れている」ので、その接続を待つとのこと。
発車予定時刻から約5分後、須賀川からの下り電車が到着。
乗換客が大挙して乗り込み、2両編成の電車はなかなかの混みっぷり。
土曜日の昼間にしても、この混雑は・・・何かイベントでもあるのだろうか?
そう思いながらも、電車は8分遅れで郡山駅を発ちました。
混雑する車内、着席したのは通勤タイプのロングシート。
車窓からの景色も楽しめず、こうなりゃ「城攻め」あるのみ。

日本100名城・第11番、二本松城攻略!
二本松城の最寄駅・二本松駅では、ほかに田地ヶ岡館(二本松市)も攻略できました。

「伊達三傑」、武の伊達藤五郎成実&智の片倉小十郎景綱!
まさか二本松で小十郎さんに出会えてしまうとは・・・彼はてっきり白石にいるんじゃないかと思っていました。
ですが伊達成実も片倉景綱も、政宗の奥州攻略の段階で二本松城の城代を務めていました。
そのため、二本松で伊達三傑のうちの二人が一挙に登用できたのですね。
こうなりゃあと一人、政の鬼庭綱元も見つけたいですね。
二本松義国さんは、その苗字が表すように元の二本松城主で、畠山氏の流れをくみます。
畠山氏は室町幕府の管領を務めた家柄で、各国に所領をもっていましたが、二本松畠山氏の所領は小さく、周辺大名の顔色を窺いながらの苦しい立場だったようです。
安田
13時21分、松川駅で八丁目城(福島市)を攻略、遠藤基信を登用。
遠藤基信は、政宗の父・輝宗に重用され、景綱を政宗の
13時32分、南福島駅で大森城と名倉城(いずれも福島市)を攻略、伊達実元、平林正恒を登用。
伊達実元は輝宗の叔父(政宗からだと大叔父)で、成実の父にあたります。
平林正恒はもと武田家臣で、武田滅亡の際に同盟を組んでいた上杉景勝の下に逃れ、その家臣となりました。
混雑している2両編成のワンマン電車。
電車は遅れを取り戻すどころか、遅れが広がっていきます。
終点の福島駅には、本来ならば13時27分に到着するはずでしたが、14分遅れの13時41分に到着しました。
福島駅からさらに北へ。

今度の電車は、13時45分発 東北本線 普通電車 仙台行きです。
乗換時間が4分弱ということで、駅名標の撮影も車両の撮影もナシ。
先ほどの2両編成からは倍増して4両編成ということで、混雑からは解放されるかな~と思っていたのですが、とんでもない。
乗車率、推定150%。
座席、つり革はすべて埋まり、立乗客の肩が触れ合うくらいの混みっぷりです。
なんでこんなに混みあっているのでしょうか???
隣りに居合わせた♂どもから伝え聞いたところによると、
「乃木坂46」
・・・とかいうのが宮城スタジアムでライブコンサートを行うのだとか。
やれやれ、あんなところまで行くなんて、お疲れさんだすなぁ~。
(※宮城スタジアムは、仙台ではなくて近隣の利府町にあって、最寄駅のJR利府駅から1時間ほど歩かされるという、アクセスが最悪なことで有名)
そんな同情なんかより、てめえら仙台まで新幹線で行けよ!と内心思っていましたが。
肩と肩が触れ合う車内で、福島駅発車前に「城攻め」を行い、

福島城(福島市)を攻略し、伊達晴宗、本庄繁長を登用しました。
伊達晴宗は政宗の祖父で、父の稙宗と対立して東北地方一帯を巻き込む天文の大乱を招きますがこれに勝利します。
晴宗が隠居して居住したのが福島城の前身である杉目城でした。
本庄繁長は上杉家臣で福島城主を務め、政宗の軍勢を松川の戦いで破った名将といわれています。
電車は4分遅れの13時49分に発車。
・・・・・・誰も降りねえなぁ。
13時59分、伊達駅で大鳥城(福島市)を攻略、

岩井信能、伊達輝宗、中野宗時、牧野久仲を登用。
伊達輝宗は政宗の父で、天文の大乱後の伊達家を立て直していきましたが、降伏した二本松義継に拉致されてしまい、意を決した政宗に義継ごと射殺されてしまいます。
中野宗時・牧野久仲父子は伊達晴宗に仕えた権臣でしたが、輝宗の代に反乱を企てたために追放されてしまいます。
岩井信能は上杉家臣で、本庄繁長とともに松川の戦いで伊達政宗の大軍を破っています。
14時02分、桑折駅で

伊達稙宗を登用しました。
政宗の曽祖父にあたり、婚姻政策を駆使して勢力を広げ、また戦国時代最大の規模の分国法である塵芥集を制定したことでも有名です。
塵芥集は試験でよ~く出ます。伊達稙宗はほとんど試験では出題されませんが・・・。
それにしても政宗の曽祖父、祖父、父と登用できました。
果たして政宗本人にめぐり合うことはできるのでしょうか?!
14時03分、桑折駅発車後石母田城(伊達郡国見町)を攻略。
14時06分、藤田駅で阿津賀志山防塁(伊達郡国見町)を攻略。
藤田駅、そして貝田駅を通過して、電車は宮城県へ。
県境を過ぎて最初の駅・

ついに白石駅に到着しました。
しかし電車を下りた人数は、私を含めてごくわずか。
混雑したままの電車は、このまま北の街・仙台を目指して走り出したのでした。
【今回の乗車記録】
JR東日本 三春駅 2番線 11時58分発
■磐越東線 普通 郡山行き 2両ワンマン
郡山駅 6番線 12時11分着
郡山駅 4番線 12時50分発(遅れ8分)
■東北本線 普通 福島行き 2両ワンマン
福島駅 3番線 13時41分着(遅れ14分)
福島駅 4番線 13時49分発(遅れ4分)
■東北本線 普通 仙台行き 4両
白石駅 1番線 14時22分着(遅れ3分)
*所要時間 2時間24分 (移動時間 1時間37分 待機時間 47分)
*移動距離 92.0km
*運賃 18きっぷ使用(使用しない場合、IC運賃 1,663円)