鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

吉高の大桜にも行ってみた

2018-04-29 | 公園・庭園


2 0 1 8 年 4 月 4 日 ( 土 )

午 前 1 1 時 0 5 分

千 葉 県 印 西 市

印 旛 日 本 医 大 駅 付 近



今年の花見は今井の桜で手打ちとするつもりでしたが・・・やっぱり吉高の大サクラも気になる!!
そんなわけで、今回は女王様を球戯場に残し、ひとり再び赴いたのでした。

前回の訪問では狭い道に泣かされた私。
今回は前もって駐車場などを下調べしておいたのでした。



桜の立つ場所からかなり離れた、とある食堂。
ここの河津桜もなかなかのものですが、この向かいにある広場が臨時駐車場となっていました。

大サクラが満開になっている時季は、周辺のせっま~い道は車両通行止めとなるようです。
そりゃそうでしょうね・・・袋の鼠を経験した私は至極当然と納得できます。


駐車場に車を停め、ひたすら歩きます。
この日は天気が良く、満開の大サクラを一目見んとする人々も少なからず。
沿道には露店がちらほらと出ていて、野菜だの飲み物だの弁当だのを売っています。



桜もちらほらと咲いていて、大サクラまでの道程に彩りを添えてくれます。


しかしこの日の私のおなかは、かな~り調子が悪かったのでした。


道沿いの教習所で休息をとりつつ、徒歩20分強。



県道から分かれる、大サクラへの道。
傍らに鎮座する道祖神がその目印で、ここから先は車の通行ができません。







沿道の花々が目の愉しみとなり、20分以上の道のりも飽きることなく往けました。




木々の間から、畑ごしに見える濃淡対照の桜。
なかなか見事なものです。
ここからもう少し辺りを望むと・・・



あ、咲いてる。
あっさりと吉高の大サクラを見つけてしまい、いささか拍子抜けしてしまいました。
しかしながら、その見事な咲き誇りぶりは遠目からもよくわかります。



畑ごしの大サクラを、しばし堪能。



チューリップや、紫の花(名はわからない)とのコンビ、



あるいはソロ、



はたまた農家のおじさんとのコラボもイイですねぇ。





奈良時代和名抄(わみょうしょう)に記されている。
下総国印波郡(いんばごおり)吉高郷とあり、古くからこの地は知られている。
郷の中心である須藤家の氏神祠に植えられたヤマザクラである。
(案内看板より)


「和名抄」はたしか平安時代中期に成立した事典だったような気がしますが・・・
とにかく吉高の大サクラはヤマザクラという種で、根元にあるのは須藤さん家のほこらだということです。
樹齢は300年以上、樹高は11.7メートルほどなのだとか。

そして大サクラのまわりは、畑。
このあたりはイノシシが出るそうで、



通路のすぐそばに電気柵が張り巡らされています。
なんにも知らない子どもが触っちゃうんじゃないか・・・って思えるほど至近にあります。要注意!!



大サクラの根元に到着。



















大サクラのまわりを1周。
脇の日陰でシートを敷いて休む人はいましたが、酒をあおって騒ぐ輩は皆無で、春の陽気と見事な桜をただただ愉しむ人々ばかりでした。
人出もそれほど多くはなく、落ち着いて桜を拝める名所だと思いました。



帰り道・・・

 

いささか卑猥な大根に導かれ・・・



女王様ご一家へのお土産を買おうかな・・・と。



大根! 1本100円。



小松菜やほうれん草も購入し、駐車場へと戻っていきました。



その途中、2度目の腹痛が私を襲い、私は教習所で2度目の休息をとったのでした。



お花見2018・最終話「吉高の大サクラにも行ってみた」 完

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今井の桜・満開

2018-04-22 | 公園・庭園


2 0 1 8 年 3 月 3 1 日 ( 土 )

午 前 7 時 5 1 分

千 葉 県 白 井 市

今 井 の 桜



先週はつぼみだった今井の桜
約1週間たったこの日は見頃になっているだろうと考え、早めにお出かけしたのでした。





田園に突如現れるピンク色の筋は、全長2キロほど続いています。



 

どのソメイヨシノもほぼ満開です。

 

橋の上から金山落しを見やると、あふれんばかりの桜の光景です。



古ぼけた今井二号橋とのコラボも、また良し!




年季の入った看板・・・

今井の桜は、昭和35年(1965年)地域の景観を保つため、緑の羽根の還元資金により、名内橋から手賀沼まで、約2kmの河川堤に、ソメイヨシノ、ヤエザクラが150本ほど植えられたことにはじまります。
昭和58年(1983年)千葉県の「美しいふるさとづくり運動」の一環として指定を受け、地域環境保全のために、手賀沼土地改良区白井支部が管理しているものです。

(案内看板より)



今井の桜のすべてを見るのは時間がかかるので、二号橋からひとつ先の東側の橋までを歩くことにしました。



ここの桜は、人の手がほとんど加えられていないようです。
なので草木は気ままに生い茂り、桜も自由に枝葉を広げています。
水路ギリギリに咲いている桜も少なからず見られます。

また金山落という用水路も、護岸工事がほとんどなされていない手掘りの水路です。
田舎の小さな川に桜が咲き誇る・・・私の地元に小さな川など存在しないのですが、なぜか懐かしく感じてしまう風景です。
私のからだに受け継がれた「和」のDNAが、そう思わせるのかもしれませんね。



桜並木の脇には、舗装されていない小道が続きます。
桜の根元は草ぼうぼうで、脇には砂利道ということで、ここでは無粋な水色のビニールシートがまったく見られません
宴にはまったく不向きな立地ということで、純粋に桜を楽しみたい方には最高の場所なのではないかと思います。



この日の朝は、雲ひとつない快晴。



まだ早い時間であり、あまり知られていない名所とあって、人出はまばら。
心赴くままに桜を愛で、アイフォンさんはフル稼働です。



ずいぶん歩いたなぁ・・・と、今日はいらっしゃっている女王様とおしゃべり。



この日は花びらがほとんど散っていませんでしたが、波紋ひとつない水面に映る桜が素晴らしかったです。



水路を覆う桜のトンネル。
小舟を浮かべ舟遊びでも・・・というところですが、ここには貸しボートはありません。
なので、船の立てる波紋で水面に映る桜がかき消されることもありません。




目標にしていた橋に到達しました。
今井一号橋という名がついているとか。



手賀沼まで続く、桜のトンネル!



一号橋を渡り、復路へ。




空に向かって咲き誇る桜に、根元で生い茂るクマザサ。



先ほどまで歩いていた南岸とは違い、北岸は草木の背丈が高く、水路はやや見えづらくなっています。
ですが、桜の咲き具合はこちらのほうが上のようです。
はかなさの象徴である桜の花から、ある種の激しさすらも感じられます。









女王様も満足してくださったようです。



今井二号橋に戻った我々は車に戻り、ファミレスでモーニングメニューを食することとなりました。




午 前 1 0 時 4 0 分

千 葉 県 流 山 市

御 用 達 の お 茶 屋 さ ん に て




じゃなくて・・・イチゴのソフトクリーム! うまい!!





吉高の大桜

2018-04-12 | 公園・庭園


2 0 1 8 年 3 月 2 5 日 ( 日 )

午 前 1 1 時 3 0 分

千 葉 県 印 西 市

印 旛 日 本 医 大 駅 付 近





3月末の「今井の桜」は、いまだ開花前。
早々に後にした私は、この近くでもう1ヶ所気になるスポットを見つけていました。

「吉高の大サクラ」


成田スカイアクセス線 印旛日本医大駅から少々成田寄りに進んだところに、「吉高の大サクラ」はあるようです。
スマホさんにナビゲーションしてもらい、車を走らせていきます。


国道464号・北千葉道路を外れると・・・狭い道
その幅は、約1.2車線ほど。
対向車が来てしまったら、たちまち窮地に陥ってしまいます。

「吉高の大サクラ」の目前で・・・対向車、現る。
退避できそうなスペースはなさそうなので、ここは譲歩して後ろに・・・後ろから車、現る。



袋の鼠、いや、袋の中のあずきでございます。

そこにたまたま居合わせた農家のおばあちゃんから、救いの手が差し伸べられました。
おばあちゃんの畑の敷地にちょいとお邪魔して、前からの車をやり過ごして事なきを得たのでした。




午 前 1 1 時 3 8 分

吉 高 の 大 サ ク ラ に 到 着


おばあちゃんの畑のすぐ近くに、里の人々が眠っているお墓。
そのほど近くに、吉高の大サクラはそびえ立っていました。

駐車場と呼べる施設はなく、お墓のそばに辛うじて数台停められそうなスペースがありました。
すでに4台ほどが駐車してあり、かなり強引に車を停めることになりました。


お墓から約50メートルほど歩いていくと・・・



吉高の大ザクラ【印西市指定天然記念物】が大きく枝を張っていました。
私が想像していたものよりも大きい! なんとも見事な桜です。



この日はまったく咲いておりませんでしたが、樹齢推定300年の見事な姿を見られただけでも良しとしましょう。



根元の菜の花も、





畑の桜も、この日は8分咲きといったところでした。





今井の桜・開花前

2018-04-01 | 公園・庭園


2 0 1 8 年 3 月 2 5 日 ( 日 )

午 前 1 0 時 5 0 分

千 葉 県 白 井 市



平成30年、春。
日本の首都・東京では、桜の花が満開になりました。

私が住む千葉県の柏はようやく咲き始めといったところでしたが、今回は自動車でとある場所へ向かいました。



暇なときに地図をながめるという趣味をもつ私は、手賀沼から伸びている一筋の曲線に・・・

「金山落」


という奇妙な表記を見つけます。

なんと読むのだろう? 「きんざんらく」? 「かねやまおち」?



「金山落」は、南西から流れてこの沼に注いでいます。
この矢印のちっちゃい沼も、手賀沼なんだそうです。
昭和の干拓事業で、沼は2つに分かれたのだそうです。



小さいほうの手賀沼へと流れているのが、金山落
読み方は「かなやまおとし」というのだとか。
(「かなやま」のほうはちょっと自信ないです。「かねやま」かもしれません)

読み方がいまいちはっきりしない「金山落」ですが、地図をながめていると・・・

「今井の桜」


と表記されています。



そんなわけで、柏市内から車で約30分ほど。
手賀の丘公園のほど近く、「今井の桜」があるという金山落にやって参りました。



広がっている田畑の中で、凛として立つ桜並木。
金山落に沿って植えられています。
周囲に駐車場はありませんので、農道の脇をお借りすることとしました。

開花はもう少し先のようですが、つぼみがふくらんでいるからなのか、並木はうっすらと桃色がかっているようです。



咲いているものもありますが、満開まではまだまだといったところです。
ただ、ロケーションは最高。
空に電線といったものはなく、川沿いに砂利道が走っているだけで、「田舎の原風景」という言葉が浮かんできます。



金山落は用水路なのですが、コンクリートによる護岸工事がほとんどなされておりません。
昔の小川の風景が、いまだに温存されているかのようです。



桜や植生は手入れがなされていないようですが、それがかえっていい味を出しています。



金山落にかかっている今井2号橋という小さな橋。
橋名標には「昭和38年竣功」とあり、50年以上付替えがなされていないようです。
老朽化が進み、時代に取り残されたようなこの橋も、このロケーションにはふさわしいように思えます。


とはいえ、この日はほとんど桜が咲いておりませんでした。



路傍に生えていたオオイヌノフグリだけが、満開を迎えていたようです。


この日は15分ほどでこの地を後にし、もう1箇所の桜を見に行くこととしました。



お花見2018・第1話「今井の桜・開花前」 完

お花見2018・第2話「吉高の大サクラ」へ続く。

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