Katou Ikuo Gallery

SKETCH & CROQUIS

旧岩崎邸庭園

2018-11-22 | スケッチ2018

今週の日曜日に控えている「東京を描く市民の会」の月例会「不忍池界隈」のスケッチ場所、状況の確認の為、再度 岩崎邸を訪れました。そして、せっかくなので 平日のみ描く事が許されている洋館正面を描いてきました。じつは この位置も「スケッチ不可」な場所で、もっと真正面から見える位置(券売所の横)で描かなければいけません。しかし、すでに描き始めてしまっていたせいか 今回は特別に見逃してくれました。ラッキーでした。(^^ゞ 外壁工事も終了して リフレッシュしたジョサイア・コンドル設計の西洋館は、午後の陽射しに眩しく輝いていました。

F4 2018/11/21


上野大仏

2018-11-04 | スケッチ2018

昨日に続き上野公園スケッチです。 2枚目は、上野大仏を描きました。そう、上野にも大仏があるのです。残念ながら顔だけですが・・・。経緯は大正12年の関東大震災により仏像の頭部が落ち、さらに第二次大戦の時には 軍の供出令により身体部分を失い、現在では顔面部のみがレリーフとして保存されている状態です。幾多の悲しい災難を乗り越えた大仏の顔をよく見ると、頬に涙の粒のような跡が見られます。現在では、「これ以上落ちることはない」という思いから受験合格にご利益があると言われるようになりました。また、同敷地内に建てられたパゴダは、釈迦がいなくなって以来、「釈迦に代わるもの」、「釈迦の住む家」という意味があるそうです。今回は、売店の横から描きましたが、ここから描くと 大仏の後方に「時の鐘」が入る構図になり ちょっと感動しました。

F4 2018/11/04


旧寛永寺五重塔

2018-11-03 | スケッチ2018

今月25日()の「東京を描く市民の会」の月例会「不忍池界隈」では、僕が幹事を務める事になっています。そこで今日は上野公園のスケッチポイントを散策してみました。先ずは五重塔です。この塔は、高さ約36メートルの立派な塔で 上野動物園の中から見るのが一番良いのですが、今回は上野東照宮側から柵越しに描いてみました。そもそも上野東照宮の塔として建てられたものですが、明治時代に施行された「神仏分離令」により寛永寺の管理下に置かれました。なぜならば「塔」というものは、釈迦の遺骨を納める仏教文化を表す建造物だからだそうです。そして 現在では東京都の管理下に置かれているため、名称に「旧寛永寺・・・」と付くようになりました。

F4 2018/11/03


横浜市イギリス館

2018-10-21 | スケッチ2018

今日の「横スケ」は、山手界隈の西洋館です。その中の一つ「横浜市イギリス館」は、昭和12年に英国総領事公邸として現在の地に建てられました。2階の広い窓からは、庭や港の眺望が楽しめます。しかし、館に隣接するイングリッシュローズガーデンでは、度重なる台風による塩害の影響で 葉が白く傷んでおり やや荒れた状態でした。本来なら優雅なバラが咲き誇るはずの英国式庭園ですが、咲いている花は少なく 人通りも静かで やや寂しい感じもしました。このところ作品展が続いてしまい3ヶ月ぶりの「横スケ」参加になりましたが、港の見える丘公園のさわやかな風に吹かれ ポカポカ陽気の中で気持ちの良いスケッチが楽しめました。

F4 2018/10/21 横浜スケッチ会「横浜山手洋館を描こう」


泰明小学校

2018-09-23 | スケッチ2018

「アルマーニの制服」で一躍有名になった中央区立 泰明小学校ですが・・・。実は この校舎、東京都選定歴史的建造物に指定されています。概要は、震災復興事業の一つとして建てられた小学校で、通常15㎝程度の壁厚を22㎝として 第二次大戦の東京大空襲の爆撃にも耐えて現在に至っている事や、ツタの絡まる外壁、アーチ窓、円形に張り出した講堂など全体的に表現派風の意匠をもつ建物という事です。また、みゆき通りに面した「フランス門」と呼ばれるお洒落な門扉や、そこから連なるアーチ型の堀なども特徴で、銀座らしいレトロな中にもハイセンスが光っている小学校です。後方には有楽町マリオンがそびえ立っています。スケッチの後、明日から始まる「日本スケッチ画会展」の搬入・飾り付けがある為、いつもの反省会には参加できず残念でした。(T_T)

F4 2018/09/23 東京を描く市民の会「銀座とその界隈」