Buying Small Businessというクラスをとっています。その名のとおり、小規模ビジネスを買うことについてのクラスです。
このクラスの教授は、自身も小規模ビジネスの売買に相当な経験を持っており、クラスにも実用的な話が多く盛り込まれています。
今日の授業で、特に納得できたのが、情報にPriorityを付けるという話です。
小規模ビジネスの売買において、自分が必要とする情報をすべて入手できることはありえません。Financialな情報は、過大だったり、過小だったり(節税のため)、または存在しなかったりします。
また、売り手であるオーナーの機嫌を損ねれば、取引は破談となるため、情報を要求するときも慎重に対応する必要があります。
そのような状況下で、自分が必要とする情報に優先順位をつけ、優先順位の高いものから、少しずつ引き出していくことになります。
また、足りない部分は、別のソースで補う必要があります。
僕は、ファミリービジネスで、養鶏場の買収に関わり、このような情報が不完全な状況を経験しました。買収予定の養鶏場の収益をシュミレーションして、買収価格を計算しようにも、先方がほとんどデータを持っていなかったのです。ただ、オーナーと交渉を続ける過程で、一部の主要な指標(産卵率、死亡率、給餌率)を聞き出すことができ、それを他の養鶏場のモデルに組み込んで、推定で収益モデルを作ることができました。
余談ですが、価格交渉では、このモデルは全く役にたちませんでした。交渉の過程で、価格算定の根拠を十分説明はしたのですが、先方はこれだと決めた価格を持っていて(論理的な根拠はないと思います)、結局、他の諸条件を調整して、価格はそれで合意しました。
ちなみに、プロフェッサーによると、自分の価格決定の根拠や課程を示すのは、決してしてはいけないことらしいです。ネゴシエーション上のパワーを失うとのことです。
とにかく、非常に面白い、次が待ち遠しいクラスです。
蛇足
知人に、小規模ビジネスの売買サイトを運営している人がいるのですが、彼曰く、日本でも、中小規模企業のM&Aが増えているとのこと。要因としては、上場基準が厳しくなり、Exitの手段として会社売却が見直されていること、団塊の世代がリタイアの年代にさしかかり、後継者問題が浮上していきていることなど、が挙げられます。
企業を買って、発展させていくというのも、面白い選択肢の一つだと、思い始めています。。
このクラスの教授は、自身も小規模ビジネスの売買に相当な経験を持っており、クラスにも実用的な話が多く盛り込まれています。
今日の授業で、特に納得できたのが、情報にPriorityを付けるという話です。
小規模ビジネスの売買において、自分が必要とする情報をすべて入手できることはありえません。Financialな情報は、過大だったり、過小だったり(節税のため)、または存在しなかったりします。
また、売り手であるオーナーの機嫌を損ねれば、取引は破談となるため、情報を要求するときも慎重に対応する必要があります。
そのような状況下で、自分が必要とする情報に優先順位をつけ、優先順位の高いものから、少しずつ引き出していくことになります。
また、足りない部分は、別のソースで補う必要があります。
僕は、ファミリービジネスで、養鶏場の買収に関わり、このような情報が不完全な状況を経験しました。買収予定の養鶏場の収益をシュミレーションして、買収価格を計算しようにも、先方がほとんどデータを持っていなかったのです。ただ、オーナーと交渉を続ける過程で、一部の主要な指標(産卵率、死亡率、給餌率)を聞き出すことができ、それを他の養鶏場のモデルに組み込んで、推定で収益モデルを作ることができました。
余談ですが、価格交渉では、このモデルは全く役にたちませんでした。交渉の過程で、価格算定の根拠を十分説明はしたのですが、先方はこれだと決めた価格を持っていて(論理的な根拠はないと思います)、結局、他の諸条件を調整して、価格はそれで合意しました。
ちなみに、プロフェッサーによると、自分の価格決定の根拠や課程を示すのは、決してしてはいけないことらしいです。ネゴシエーション上のパワーを失うとのことです。
とにかく、非常に面白い、次が待ち遠しいクラスです。
蛇足
知人に、小規模ビジネスの売買サイトを運営している人がいるのですが、彼曰く、日本でも、中小規模企業のM&Aが増えているとのこと。要因としては、上場基準が厳しくなり、Exitの手段として会社売却が見直されていること、団塊の世代がリタイアの年代にさしかかり、後継者問題が浮上していきていることなど、が挙げられます。
企業を買って、発展させていくというのも、面白い選択肢の一つだと、思い始めています。。