久しぶりに図書館で、勉強をしました。ふと、卒業した先輩に言われた言葉を思い出しました。
“MBAの2年間、椅子に座ってばかりは、つまらない。外へ出ないと。。”
おっしゃるとおりです。他校のMBA生や研究者との交流を通じて、ネットワークや専門外の見識を得ることは、学校の授業やビジネスプランのリサーチに匹敵するぐらい重要だと思います。とはいえ、机上の知識やリサーチも蔑ろにはできません。結局は、如何にバランスを取るかです。
このバランスと共に、よく話題になるのが、いわゆる、Work-Life Balance。Work(仕事関連、上述の勉強、リサーチ、ネットワーキング)と、Life(趣味や家族と過ごす時間)のバランスを如何にとるか。これは、MBA学生にとっては永遠のテーマだと思います。2年間を、Workにほとんど費やしたい学生もいれば、せっかくのアメリカでの2年間を遊びや家族との時間に費やしたい学生もいる。そもそも、学校の授業を完璧にこなすにも時間が取れないのに、Club活動、学外ネットワーキング、家族サービス等を如何に両立させていくのか、本当に難しいところです。
このバランスは、人それぞれで、正しい答えなど無いと思います。
ただ、個人的には、似たようなBalance感覚の仲間に囲まれていたいと思います。
僕自身、趣味や家族サービスを相当蔑ろにして、Work部分に専念しているので、Life部分に重点を置いている学生とは、最終的に、様々な場面でGapを感じることがあります。
例えば、Study Group等でも、目標とするQualityや費やす時間に関して、Team Mate間で温度差が有り、その原因を突き詰めると、このBalance感覚の差に行き着くことが多いです。
繰り返しますが、どちらのBalance感覚が正しいという問題ではなく、本人の状況、価値観や、目標によって、異なって然るべきだと思います。
僕の観点からは、Lifeに重点を置いている学生は、勉強・成長機会を逃してもったいないと思えますが、一方、相手側から見ると、僕は人生楽しまずに(または、家族を苦しめて)何をやっているんだという風に映っているかもしれません。
ただ、授業にSpeakerとして登場するEntrepreneurの話を聞いていると、Private Lifeを犠牲にしている人が多いのも事実。趣味が仕事というのはもちろん、離婚している人も多いし、少なくとも、家族崩壊の危機を経験しているケースが大半です。
Entrepreneurとして成功するためには、あらゆるものを犠牲にして、事業に専念しないといけないという、実に生々しい実例です。
もちろん、Work-Life Balanceを取りながら成功したEntrepreneurもたくさんいると思います。ただ、普通の人間が、少ない物的・人的資源の中で、厳しい競争を勝ち抜くためには、どこか異常に突出した部分が必要なんでしょう。それが、事業にかける執念であり、情熱であり、その結果としての事業への時間の異常な傾注ぶりなのでしょう。
家族をも犠牲にし兼ねない、彼らの生き方が一般的に正しいものかどうかは判断し兼ねます。僕が言えることは、自分のビジネスについて語っている時の彼らの目は素晴らしく輝き、口調はどこまでも熱かったです。彼らは皆とてつもなく魅力的な人々に、僕の目には映りました。
人生の全時間を費やしてもいいと思える事業・会社を作り、仕事をしている時間が一番楽しく、働いても働いても磨耗せず成長できる、そんな人生を送りたい、それが僕の今の偽らざる思いです。
完全に放置状態の奥さんには、相当な迷惑をかけていますが、僕の思いを理解してくれていると信じて、今日も、Work-Life Unbalanceな一日を終え、帰途に着きました。
P.S.
Managing Growing Businessという授業では、Start-upの直面する様々な問題点(Cash,People)を扱いますが、FounderのPrivate Issuesについても詳細に描かれているCaseが結構多いです。このWork-Life Balanceという問題は、感傷のレベルを超えて、起業に関連して、考慮するべき重要な一つの要素だと、僕は解釈しています。
“MBAの2年間、椅子に座ってばかりは、つまらない。外へ出ないと。。”
おっしゃるとおりです。他校のMBA生や研究者との交流を通じて、ネットワークや専門外の見識を得ることは、学校の授業やビジネスプランのリサーチに匹敵するぐらい重要だと思います。とはいえ、机上の知識やリサーチも蔑ろにはできません。結局は、如何にバランスを取るかです。
このバランスと共に、よく話題になるのが、いわゆる、Work-Life Balance。Work(仕事関連、上述の勉強、リサーチ、ネットワーキング)と、Life(趣味や家族と過ごす時間)のバランスを如何にとるか。これは、MBA学生にとっては永遠のテーマだと思います。2年間を、Workにほとんど費やしたい学生もいれば、せっかくのアメリカでの2年間を遊びや家族との時間に費やしたい学生もいる。そもそも、学校の授業を完璧にこなすにも時間が取れないのに、Club活動、学外ネットワーキング、家族サービス等を如何に両立させていくのか、本当に難しいところです。
このバランスは、人それぞれで、正しい答えなど無いと思います。
ただ、個人的には、似たようなBalance感覚の仲間に囲まれていたいと思います。
僕自身、趣味や家族サービスを相当蔑ろにして、Work部分に専念しているので、Life部分に重点を置いている学生とは、最終的に、様々な場面でGapを感じることがあります。
例えば、Study Group等でも、目標とするQualityや費やす時間に関して、Team Mate間で温度差が有り、その原因を突き詰めると、このBalance感覚の差に行き着くことが多いです。
繰り返しますが、どちらのBalance感覚が正しいという問題ではなく、本人の状況、価値観や、目標によって、異なって然るべきだと思います。
僕の観点からは、Lifeに重点を置いている学生は、勉強・成長機会を逃してもったいないと思えますが、一方、相手側から見ると、僕は人生楽しまずに(または、家族を苦しめて)何をやっているんだという風に映っているかもしれません。
ただ、授業にSpeakerとして登場するEntrepreneurの話を聞いていると、Private Lifeを犠牲にしている人が多いのも事実。趣味が仕事というのはもちろん、離婚している人も多いし、少なくとも、家族崩壊の危機を経験しているケースが大半です。
Entrepreneurとして成功するためには、あらゆるものを犠牲にして、事業に専念しないといけないという、実に生々しい実例です。
もちろん、Work-Life Balanceを取りながら成功したEntrepreneurもたくさんいると思います。ただ、普通の人間が、少ない物的・人的資源の中で、厳しい競争を勝ち抜くためには、どこか異常に突出した部分が必要なんでしょう。それが、事業にかける執念であり、情熱であり、その結果としての事業への時間の異常な傾注ぶりなのでしょう。
家族をも犠牲にし兼ねない、彼らの生き方が一般的に正しいものかどうかは判断し兼ねます。僕が言えることは、自分のビジネスについて語っている時の彼らの目は素晴らしく輝き、口調はどこまでも熱かったです。彼らは皆とてつもなく魅力的な人々に、僕の目には映りました。
人生の全時間を費やしてもいいと思える事業・会社を作り、仕事をしている時間が一番楽しく、働いても働いても磨耗せず成長できる、そんな人生を送りたい、それが僕の今の偽らざる思いです。
完全に放置状態の奥さんには、相当な迷惑をかけていますが、僕の思いを理解してくれていると信じて、今日も、Work-Life Unbalanceな一日を終え、帰途に着きました。
P.S.
Managing Growing Businessという授業では、Start-upの直面する様々な問題点(Cash,People)を扱いますが、FounderのPrivate Issuesについても詳細に描かれているCaseが結構多いです。このWork-Life Balanceという問題は、感傷のレベルを超えて、起業に関連して、考慮するべき重要な一つの要素だと、僕は解釈しています。