Babson MBA Life

Babson CollegeのTwo-Year MBA Programに通う学生達の日記です。

Group Projects (By Tom)

2006年11月27日 | By 07 -On Campus
Fall Semesterの終わりも近づき、多くのクラスのFinal ProjectのDue Dateが近づいて来ています。今週末は、Thanks Giving Dayを含み5連休でしたが、3つのGroup Projectを完了させる必要があり、結局毎日いずれかのGroup Projectに関し、Meeting又は作業をしていました。

Group Projectでは、Memberの個性が強く露見し、様々な問題が発生します。
例えば、
- Meetingの時間を守らない
- 通告なしにMeetingを欠席する
- 事前準備を全くしてこない
- AssignmentのDead Lineを守らない
- 議論中にEmotional又はHystericになる
- 他人・Team Processの文句ばかり言う
- 与えられた作業のみこなし、Leadershipを発揮しない

僕たちは、MBAで1年以上をかけて、Leadershipを学んできました。しかし、上述のような非常に幼稚な問題が頻発するというのも厳然たる事実です。MBA Program開始後1年を経過した現在においてすら、Leadership以前の最低限のルールを守れない学生がいるというのは、非常に残念なことです。

ただし、将来設立する自分の小さなベンチャーに、経験的、能力的、そして人格的に完璧な人材など確保できるはずもありません。
結局、今ある材料で、最高のOut Putを如何にして生み出すのか、が重要なのだと思います。

現状、七転八倒を繰り返しながら、僕のGroup Projectsは、 幸いにしてQualityについて大きく妥協することもなく、完了に向かって進んでいます。

自分は、Semesterを通して、Business PersonとしてのIntegrityを維持できたか?
自分は、ManagerもしくはLeaderの観点から、チームに貢献できたか?
自分の存在が、Team Dynamicsに如何にPositive又はNegativeに作用したか?
省みるべき事項が多く残されています。

Fall Semster終了後にでも、Team MemberよりFeedbackをもらい、自分の言動がそれぞれの時点で適当なものであったか、Reviewしたいと思います。

(蛇足)
入学した時と比べて、Leaderとしての明らかな成長が見られるClassmate(前述のTing-yuはその代表例)とそうでないClassmateが、最近明確になってきています。
結局、如何に誠実にそして真剣に物事に対処して来たかが、この違いの源泉なのではないでしょうか。
自分は、前者か後者か?
客観的視点で、自分自身を見つめ直す時期に来ているのだと思います。

ABF New Managers (By Tom)

2006年11月22日 | By 07 -On Campus
今日は、Asia Business Forum(ABF)の1年生ManagerとのMeetingがありました。

ABFのBoardは、7人の2年生Directorにより構成されています。そして、各Directorの下に、1年生をManagerとして受け入れ、一緒にイベントの企画・運営を行うという構造になっています。

今年は、1年生から12人ものManagerの参加を得ることができ、ABFは、大変盛り上がっています。

今年のABFは、非常に順調です。
まず、PreMBAの最中にPotluck Partyを開催したことにより、1年生の間でABFの知名度が高まりました。
また、10月には、Harvard、MIT、Hult、BC、BUのAsia Clubと協力し、200名強を集めるBoston B-school Netwoking Eventを成功させました。その他、小さなStudy Sessionや、Dinner Receptionなどのイベントも実行するなど、精力的に活動しています。

ABFの今年のPresident は、Ting-yuという台湾人の女性です。昨年、2年生が卒業され、新Presidentを選ぶ段階で、僕が彼女を推薦しました。彼女は、年齢的にも若く、最初は僕や年上の台湾人男性に遠慮して、Presidentになることを躊躇していました。また、去年のDirectorからは、若さゆえの自己中心的なところや、感情の不安定さという懸念も聞かれました。しかし、僕は、彼女とはBCAPチームが同じで、彼女のコミュニケーション能力の高さと責任感の強さを知っていたので、彼女ならばABFを上手くLeadできるだろうと信じていました。

そして、今年、彼女は、僕の期待を遥かに上回る素晴らしい働きをしています。彼女のリーダーとしての能力は、飛躍的に伸びています。彼女のABFに対するPassionが他のDirectorにも伝染し、毎週1回開催されるDirector Meetingは、非常な熱気に包まれます。イベント前は、お互いにアツく議論し、励ましあい、そして助け合います。イベントが成功すれば、成功を祝い、お互いの努力やサポートを称えるメールが飛び交います。彼女のリーダーシップの下、最高のチームワークが醸成されています。

今年、ABFのManagerには、4人もの日本人1年生が参加してくれました。
皆さん、これから、半年あまり、共に切磋琢磨して行きましょう。
そして、僕たちの卒業後、より素晴らしいABFを築いて下さい。

(蛇足)
彼女が成長したなどという、保護者気取りの意見は、おこがましい限りです。
今は、僕が彼女から学ぶ立場です。
彼女に負けないよう、僕自身も成長して行きたいと強く思います。

■■バブソンプロモーション■■(その14) From Babson Community

2006年11月22日 | M友プロモーション'06
11月も半ばとなりました。
バブソン大学の1年生は来週の火曜日までで通常の授業とテストが全て終わります。その後冬休み前までは、全ての時間をBCAPという地元企業へのコンサルティングプロジェクトに費やします。既にプロジェクトルームに冷蔵庫を搬入したチームもあり、学生達は気合十分です。

さて、こんにちは。バブソン大学2年生のTomと1年生のOです。
1ヶ月に渡ったバブソン大学のプロモーションも、これが最終回となります。

最終回の本日は、Dean Mark Rice、マーケティングの松野教授、アンダーグラッドの
学生、そして日本人在校生からのコメントを紹介させて頂きます。

■Dean Mark Rice■

Deanは、非常にフレンドリーで、今回のM友プロモについても、快く引き受けて下さいました。
また、Dean Riceは、Babson Collegeに赴任してくる前の大学で、博士課程の日本人が日本のVCに関する研究をするのを指導していたこともあり、その教え子が今では立命館大学で「ベンチャービジネス論」「中小企業論「起業家論」などを教えるなど、日本の起業家教育にもつながっています。

Dear members of MBA Tomono-kai:

Babson has a long history of a positive relationship with Japan and the
Japanese business community. Our Japanese alumni are among our most
successful alumni, and we are honored by their loyalty and enthusiasm for
Babson. In particular I am honored to be the Murata Dean, named in
recognition of the generosity of Junichi Murata, MBA class of 1960 and
Current Chairman of Murata Machinery, Ltd.

Babson is recognized worldwide for its excellence in entrepreneurship and
innovation education.
We strive to help our students develop the knowledge and skills that will
enable them to create new products, processes, services and businesses --
that is, to help their companies create the future. The best Japanese
companies -- like the best companies throughout the world -- excel in
ongoing operations and in creating the future, just as the most competent
business managers excel in operational excellence as well as innovation and
entrepreneurship.

I hope that sometime soon you will be able to visit our beautiful campus.
Our Japanese students -- as well as our other Babson students from all over
the world -- will tell you about the great opportunities you will have at
Babson and in the future. I look forward to meeting you.

Mark P. Rice
Murata Dean
F. W. Olin Graduate School of Business

■松野教授■
次に、松野教授からです。松野教授はマーケティング担当教授で、バブソンでは8年に渡って教鞭を取ってらっしゃいます。(http://www3.babson.edu/Academics/faculty/matsuno.cfm)
今年は、MBAの学生向けの授業はお持ちでないのですが、食事会等を通して日本人学生とよく交流があり、また、Independent Research(教授と一対一で行う個人授業)で、お世話になっている学生もいます。

■アンダーグラッド4年生 Wさん■
バブソンはアンダーグラッドもアントプレナーシップ教育で高い評価を受けており、世界中からビジネスを学びに学生が集まっております。
MBA学生とも非常に仲が良く、定期的な飲み会やキャリアイベントの企画なども行っています。

■バブソン大学4年(Undergraduate)のWです。バブソンはまず本当にキャンパスが綺麗です。これは他のどこの大学にも負けないと思います。そしてバブソンのMBAの方々は皆さん本当に良い人です。とにかく色々な事に興味を持ち、目を向け、チャレンジしている姿をみていて、とても参考になり、良きお手本にさせて頂いてます。とてもフレンドリーなバブソンMBAの皆さんには、個人的にいつもお世話になっていてますが、他の学校(BU,TUFTS等)の友達と話していても大学院の方達とここまで仲良くさせてもらってるのはバブソンだけの様に聞いていて、とても嬉しいです。バブソンの魅力はカリキュラムはもちろん、来ている人達の良さだと思っています。バブソンに来ている学部の日本人の大半はバブソン大好きです。

■在校生■

最後に在校生からコメントです。

(コメント)
■私たちのクラスは50%近い学生がInternationalで国際的な視野を広げるにはとてもいい経験になると思っています。1学年160人近い少人数の編成でありクラスも3つと少なく、クラスメートはもとより教授陣へのアクセスは非常に簡単です。教授陣も非常にオープンで昼食を一緒にしたり、お茶をしたりしながら自分のビジネスアイデア、クラスでの議論、ケースの自分なりの考察をぶつけるという点では容易に出来ることが出来ます。これは他の学校とは違う点ではないでしょうか?キャンパスも自然に囲まれ勉強に専念するという点では素晴らしい環境です。
(Class of 2008 K)

■バブソンは「熱意」「自発的行動」の二つが重要視されていると感じます。自分のゴールを「熱く語る」事が出来れば、大きなプラスになります。頑張ってくださ
い!!
(Class of 2008 M)

■BABSONは、他のMBA校と比較して、はるかに個性的な経験や専門性を尊重すると思います。クラスのほとんどが金融/コンサル出身ということは、ここではありえません。GMAT、大学の成績、年齢などのハンディがあっても、それ以上の個性があれば、そこを評価してくれます。逆に言うと、あなたは何が人と違うのか?ということを問われます。自分らしさを前面に出されることをお勧めします。(Class of 2008 O)

■バブソンで、アツい教授・アツイ仲間と、猛烈に充実した2年間を過ごしてみませんか?。
(Class of 2007 Tom)

■あなたもバブソンコミュニティーの一員になりませんか。起業に必要な刺激とノウハウ、人とのネットワーク、リソース、ここにはその全てがそろっていると思います。
(Class of 2007 Taka)

■バブソンでは、さまざまな場面(授業、教授、同級生、施設など)で、起業を強く意識させられます。起業を意識した人、そうでない人も、きっと充実した2年間となることと思います。
(Class of 2007 HK)

以上、■Babson プロモーション 2006■を終了させて頂きます。

最後まで、読んで頂いたアプリカントの皆様、ありがとうございました。


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■■Babsonプロモーション■■(その13) From Babson Students

2006年11月15日 | M友プロモーション'06
皆さんこんにちは。バブソンMBA2年生のTomと1年生のKSです。今回は”
From Babson Students”ということで、日本人以外の在校生からのメッセージ
を紹介します。

 今年度入学のClass of 2008はInternational Studentsの比率がほぼ50%に達し、
例年に比べ非常に国際色豊かになっていて、クラスメートがお互いに様々な視点
からビジネスならびに文化や考え方などを吸収しあい、お互いに助け合いながら
学べる雰囲気を作っています。

 それでは、私たちの仲間からのメッセージをご覧ください!

■■■
Babson has experienced, high caliber faculty that challenge and motivate
the students everyday. Babson is the most focused thinking, innovative
business school in the United States. I am impressed the most diverse
and interesting class experience I have ever participated in. Babson
exceeds my expectations everyday. It is the most rewarding experience.

- Kyle Hunker from USA, Class of 2008

■■■
Babson has some really unique structures build in the program that
encourages creativity and teamwork. Have you ever played Music in front
of an audience? Have you ever made drawings and presented them in a
gallery? If you go to Babson you will! It is part of the creativity
program in the first year.

Babson students work many times in teams - a great experience. We also
have one of the highest international student ratios in the country
(over 50% of the students here are international).

The community is small and the faculty members and fellow students are
very helpful.
All in all this is a very good place to be if you love a unique program,
a nice campus and a highly entrepreneurial environment.

- Marin Baraba from Croatia, Class of 2008

■■■
I regard the MBA Program at Babson as a comprehensive study involving
the integration of interdependent parts encompassing technical and
analytical insight with a high level of creativity and integrity. An
adequate formal training for dealing with businesses, learning
strategies and decision-making skills, honing the qualities of
leadership and innovation and acquiring a global outlook are specific
areas wherein I wanted to gain expertise from the coursework. It is my
belief that an MBA from this prestigious and renowned Babson College can
help me to achieve these invaluable skills. It would also furnish and
smoothen my skills for communication. The knowledge, exposure and global
outlook on how to carry out business in this ever-changing dynamic
business environment and interaction with fellow students has been a
wonderful learning experience.

In the scheme of things, to amalgamate my ambition of being a successful
entrepreneur with a sound academic background, I see an MBA from Babson
which is #1 for entrepreneurship in the world as the most essential
educational experience that would enable me to widen my perspective
about business and successfully realize my future goals.

- Arjun Mithal from India, Class of 2008

■■■
My two years at Babson have truly been amazing. When I started the
program, I was not sure what to expect. I knew Babson had a world-
renowned reputation for entrepreneurship but did not know how
entrepreneurship would be incorporated into the curriculum or what type
of students Babson would attract. After completing my first year of the
program, I have been thrilled with the results. Not only did Babson’s
curriculum give me a solid foundation in business, it also taught me the
importance of creativity, innovation, and thinking big. Innovation and
creativity are at the core of Babson’s program and are what set it
apart from all of the other schools I considered attending. Babson has
taught me how important creative solutions and innovative processes are
essential to succeeding in business. In addition to the classroom
education that I have received, I have formed close friendships with
people from across the globe. In the first year of the program I have
worked, socialized, and partied with my fellow students from Argentina,
Australia, China, Guatemala, Israel, Japan, Mexico, Taiwan, Turkey, the
Philippines, and Sweden, just to name a few countries. Many of these
people are now my close friends and even came to my wedding this past
summer. In short, my time at Babson has not just given me a world class
education, it has given me a large extended international family.

-Allan Telio, Boston, U.S.A. Class of 2008

■■■

私達の仲間からのメッセージ、楽しんでいただけましたでしょうか。
ぜひキャンパス・ビジットをして実際の雰囲気を感じてみてください。メッセー
ジを寄せてくれた在校生ら一同、皆さんにお会いできるのを楽しみしています。

次回は、いよいよ最終回“From Babson Community”をお送りします。

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■■Babsonプロモーション■■(その12)バブソン関連図書・アプリカントの方へ

2006年11月14日 | M友プロモーション'06
こんにちは、1年生のRyoです。

つい昨日、BCAPという地元企業へのコンサルティングプロジェクトの、クライアント企業が発表されました。明日はクライアントとのミーティングで、ビジネスカジュアルの服装での登校です。1年生のこの時期からコンサルティングプロジェクトが進行しているのは、実践重視のバブソン大学ならではだと思います。

さて、今回は、バブソン関連の書籍と、アプリカントの方への在校生からのメッセージをお届けします。

■■■■■■■■■■■■
バブソン関連書籍(和書)
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Babsonでは、独自のCaseの他にも、多くの教授がEntrepreneurのバイブルとも呼べる著作を発表しております。その量は膨大ですが、一部は日本語にも訳されており、日本でも購入することは可能です。下記がそのリストとなります。

○ MBA 起業家育成
○ ベンチャー起業の神話と現実―起業家教育のメッカ、米バブソン大学からのレ
ポート
○ ベンチャーキャピタルの実態と戦略
○ ベンチャー創造の理論と戦略―起業機会探索から資金調達までの実践的方法論
○ 企業の変化適応力を高めるコーポレート・アントレプレナーシップ

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アプリケーションプロセスについて
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あくまでも自分の過去の経験や同級生などから聞いた話ですので、参考までの話として聞いていただければと思います。

①Campus Visit
■日本人学生がボランタリーに運営している、Babson Unofficial Websiteを通し
て、ビジットの日時をお知らせ下さい。日本語で対応しますし、日本人ならではの苦労や本音トークが聞けると思います。
■学校側でも毎週月曜日にキャンパスツアーを行っています。実際に授業を聴講し、生徒と一緒にランチを取ることも可能です。これは、バブソンの雰囲気を知るのにとても良い機会なので是非、活用した方が良いかと思います。また、インタビューのインビテーションを受け取る前でも、ビジットの際にインタビューを受けたい旨を伝えれば、対応してもらえると思います。インタビューで熱意を伝えることが出来れば、大きなプラスになります。

②Interview対策
■ネイティブ講師との模擬インタビューの様子をICレコーダに録音し、質問だけを切り出して何度も何度も口に出して答える練習をしたほか、アラムナイにコンタクトをとって話を聞いたり、バブソン関連の書籍を読んだりして、自分ならではのバブソン像を作る努力をしました。
■予想される質問に対してはあらかじめ準備するべきですが、想定外の質問や、聞き取れなかったら、ちゃんと「もう一度お願いします。」ということがとても大切だと思います。
後は、リラックスして、かつ相手の目をしっかりみて、ジェスチャーなどもしっかりいれて英語がつたなくても相手に理解してもらえるように努力することが大切です。
■面接官は我々に色々な質問もしますし、答えによっては表情が曇ったりもします。
それらに振り回されないようにして下さい。僕は結構、面接官の表情を気にするうちに言いたかった事がうまく言えなくなってしまったこと等があります。日本で面接の練習を繰り返し行い、慣れておくことをお勧めします。

③Wait List対策
■「自発的な行動」がキーとなります。
まず、アドミッションの答えが来たら、何が問題でWLになったのかを電話なり、
メールなりで確認した方がよいでしょう。そしてその問題の点をカバーするような行動をアドミッションに示し続けることが重要です。Wait Listに入れたということは、学校が興味を持っているということなので、ぜひ、色々アピールをしてください。そのアピールが評価されます。
例えば、英語が問題だったなら、GMATの点を上げて提出する、もう一度電話インタビューをお願いする等が考えられます。自分の場合はアドミッションより英語の集中講座を受けて、その後にインタビューをする用意があるとの返信だったので、すぐに学校を選んでアドミッションに報告しました。
二つ目に、継続的に入学の意思を示すことも重要です(ただ、その為だけにメールするのはアドミッションにとっても迷惑なので何か状況が変わった事を報告する際に最後に一言添える程度にしました。)
三つ目に、追加の推薦状、エッセイを提出することもプラスになるかもしれません。
ただ、その際は自分の事を今までの推薦状やエッセイとは違った角度から表現ができる事が重要になります。
最後となりますが、「最後まであきらめずにアクションをとり続けること」。これが全ての原動力になります。時期的には精神的にかなりキツイ頃ですが最後の一押しが実はかなり有効なのではないかと思います。

④Applicantに一言
■バブソンのキーワードは、アントレ以外にも、イノベーション、ファミリービジネス等々あります。杓子定規にアントレを謳うよりも、自分のキャリアゴールと関連するキーワードを強調するほうが良いと思います。
■バブソンはアントレを重視する学校なので、過去にビジネスを立ち上げた体験や、将来の起業プランなどを説明すればよい印象につながります。
■私の場合、飛行機のフライトのキャンセルと、ダブルブッキンがかさなり、面接+キャンパス見学前日の到着予定のところが、予想外にもシカゴで24時間待たされ、ボストンに当日の昼過ぎ到着となってしまいました。私は、前日に到着できないとわかった時点で、アドミッションに連絡をし、留守電にメッセージを残し、当日も、飛行機が満席ダブルブッキングがかさなり、飛行機に乗れるかどうかもわからない状況が続き、何度か、アドミッションに連絡をとり、近況を報告しました。ボストンに到着したのはすでに、昼過ぎで、アドミッションに到着した旨をつたえたのですが、「もう来なくて良い」といわれ、一瞬唖然としたのですが、そこを、「是非、バブソンを拝見したい」と熱心にかたるも、「来ても良いけどクラス見学はもう無理ですし、ひょっとしたら誰もいないかもしれない」と言われました。服も前日のままでしたので、急いでレンタカー店のトイレで着替え、バブソンに到着。アドミッションに挨拶に行くと、インタビューをしてくれるとのことで、かなり興奮ぎみのまま、インタビューに臨みました。
待ち時間もなかったこともあり、全く緊張はせず、熱心に展望などをかたり、最後には、目頭が熱くなってしまったほどです。その成果か、メリット奨学金も頂くことができました。
時間のゆとりをもってスケジュールを組むのは当然ですが、いくら前もって準備していても最悪な事態が起こることはありえます。その時に何が重要かを見極めて柔軟に対応することによって、その最悪な事態を絶好のチャンスに変えることもできます。
■アドミッションは早いラウンドで出願を薦めています。
バブソンに限って言えば、あとでテストの点数が上がった場合には、点数の差し替えを受け付けるとのことです。

ちなみに、アドミッションへのインタビューでは、もう少しこのあたりのことを詳しく載せています。ぜひ http://babson.jp/misc/interview.pdfをご参照下さい。

なお、キャンパスビジットご希望の方、ご質問のある方、ぜひ、Babson_Current_Student@yahoogroups.jp宛にメール下さい。在校生全員に連絡が届くようになっており、一番早く返信できる学生、一番適切だと思われる学生が返信するようになっております。

それでは、今回は、
・バブソン関連図書
・アプリケーションに関してコメント
をお送りしました!

次回は、“From Babson Students”について、ご紹介します。

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■■Babsonプロモーション■■(その11)卒業後の進路

2006年11月11日 | M友プロモーション'06
今日は、金曜日で授業はありませんでしたが、急成長企業のビジネスケースを書くというプロジェクトで、ボストン郊外に所在する、ある急成長ベンチャーのCFOにインタビューをしてきました。成長の過程で、彼が直面してきた問題点が、アントレ系クラスで扱ってきたケースの様々なIssueと酷似していたのが印象的でした。とにかく、勉強になり、刺激を受けた、非常に有意義な一日でした。

さて、こんにちは、バブソンのTomです。
今回は、日本人学生の卒業後の進路、卒業生組織、代表的な卒業生をご紹介したいと思います。

■1.卒業後の進路■
アントレ教育のバブソンですが、学生の多くが卒業後すぐに起業する訳ではありません。しかし、卒業後のキャリアをステップに、中長期的に起業を考えている学生は少なくありません。
バブソンで学習するコンセプトの一つに、Opportunity Ladderというものがあります。これは、起業家には突然なるものではなく、梯子を登っていくように、小さなOpportunityを少しずつ獲得し、業界知識、ビジネススキル、人脈、社会的信用、金銭的基盤を積み上げ、最終的に大きなOpportunityを捉える段階に至るというものです。
このコンセプトに照らせば、卒業生の多くは、着実にOpportunity Ladderを登っているように思われます。

なお、昨年(Class of 2006)の私費卒業生の主な進路は、以下のとおりです。
・ベンチャーキャピタル
・外資系戦略コンサル
・日系コンサル(米国)
・ベンチャー企業(外食)
・ファミリービジネス


■2.アラムナイ組織■
バブソンの卒業生は、2ヶ月に1度の頻度で懇親会・同窓会を開催しています。また、アプリカントの方を招いてバブソン情報提供を行ったりしています。
私自身、渡米前に、この同窓会に参加しました。後日、お話をさせて頂いた、既に起業家として成功している卒業生の方から、個別に激励のメールを頂き、大変感激したのを覚えています。
このフレンドリーで、非常にアツい卒業生も、バブソンの素晴らしい特徴の一つだと言えます。
また、現在Babson CollegeのOfficialな組織としてのアラムナイ組織を、日本で立ち上げようという動きがあります。これが実現すれば、卒業生との連携は更に強力なものとなるでしょう。


■3.卒業生の紹介■
バブソンの日本人卒業生には、日本を代表する経営者の方々がいらっしゃいます。その代表格として挙げられるのは、AEONの岡田元也社長、佐藤製薬の佐藤誠一社長、トヨタの豊田章男副社長、村田機械の村田純一会長という面々でしょう。こうした先輩をはじめとした多くの先輩が後輩にサポートをしています。
特に、佐藤製薬は、ここ数年毎年必ずバブソンからインターン生を受け入れています。

また、最近の起業家の例としては、スパークスアセットマネジメントの阿部修平社長がいらっしゃいます。同社は、2001年12月に投資顧問会社としては国内初となるJASDAQ上場を果たしており、現在の運用資産総額は1兆3千億円を超えています。

さて、今回、プロモーションの一環として、卒業生から寄稿を頂くことができましたので、ここで紹介させて頂きます。

バブソンで得たもの
それは次の質問への答え
起業とは何か?起業するとは?ベンチャー企業を経営するとは?
やるべきこと?起業家が持つべきもの?起業家が目指すべきもの?起業家の行動心理?

--明確な一つのものではなく、ぼやっとしたものですが--
それを頭の中の知識だけでなく、身体の血肉として持っているということが、いま、ベンチャーキャピタリストとして、創業者、経営者と接することが多い日常で、非常に大きな糧になっています。
起業家精神を学びたいなら、やっぱりバブソンでしょう。
(Hiro Class of 2006)

以上、今回は卒業後の進路等について、ご紹介しました。
次回は、”バブソン関連図書・アプリカントの方へ”について、ご紹介します。

BabsonMBA公式サイト
MBA日本語サイト 
MBA日本語ブログ 

■■Babsonプロモーション■■(その10) Internship

2006年11月08日 | M友プロモーション'06
先日、私がDirectorとして参加しているAsia Business ForumというBabsonのクラブが、他の大学のAsia Clubと協力し、200名強を集めるBusiness School Asian Community Networking Partyを開催しました。
当イベントの開催にあったっては、準備段階で様々な困難があり、非常に苦しんだのですが、結果的にイベントは成功裏に終わり、メンバー全員で達成感と成功の喜びを共有することができました。(クラブ活動の詳細については、プロモーション”その8”をご参照下さい。)


さて、こんにちは。バブソンのTomです。
今回は、日本人学生のインターンシップ事情についてご紹介したいと思います。

バブソンの日本人は、ファミリービジネスがバックグランドの学生も多く、また、早期の起業を目指す学生も多いせいか、MBAで一般的なコンサルティングファームや外資系投資銀行でのインターンに偏っておらず、インターン先の業種は非常に多岐に渡っています。また、夏休み中も日本に帰国せず、アメリカでインターンをする学生が多いのも、ここ数年の特徴です。

僕たちの1年先輩そして同級生(Class of 2006、2007)は、次のような会社でインターンをしました。

●日本
・飲食チェーン(東京・http://www.watami.co.jp/)
・ベンチャーキャピタル(京都・http://www.fvc.co.jp/)
・外資系コンサルファーム(東京・http://www.mckinsey.co.jp/)
・外資系電機メーカー(東京・http://www.gecl.co.jp/)
・日本系コンサルファーム(東京・http://www.cdi-japan.co.jp/)
・日本系コンサルファーム(東京・http://www.cdi-japan.co.jp/)
・外資系ファイナンス会社(東京・大阪・http://www.gemoney.jp/)
・流通(千葉・http://www.aeon.info/)


●アメリカ・中国
・情報ストレージメーカー(アメリカ・http://www.emc.com/)
・ソフトウェア開発ベンチャー(アメリカ・http://vanu.com/index.html)
・飲食・医薬(中国・http://www.yst.com.cn/)
・ビジネスサポートベンチャー(アメリカhttp://www.business-cafe.com/1_company/mainsub_bci.htm)
・金融(アメリカ・https://www.fidelity.com/)
・事業投資・コンサルティング(アメリカ・http://www.fidelitybroadband.com/, http://www.colt.net/)
・IT・ソフトウェア(アメリカ・https://www.spotfire.com)
・先進複合材料(アメリカ・http://www.kazakcomposites.com)


また、アメリカ人学生も、ベンチャー企業でインターンシップをするケースが多く、夏休み明けには様々な体験を聞くことができます。今年のケースでは、今話題のYou Tubeで、広告営業のインターンをした学生がおり、非常に面白い話が聞け、大変刺激を受けました。

以上、今回は、インターンシップについてご紹介させて頂きました。
次回は、“卒業後の進路”について、ご紹介します。

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■■バブソンプロモーション■■(その9) Japan Trip

2006年11月07日 | M友プロモーション'06
M友メンバーのみなさま、

こんにちは、バブソン2年生のKHです。

このプロモーションを書いている今週は、各クラスの Mid Term が目白押しで、みんな慌しくしています。また、明日は、Rocket Pitch といって、3分間、3スライドのパワーポイントを使って、クラスメート、教授、VCなどの前で、自分のビジネスアイデアのプレゼンを行うイベントがあります。私も参加予定をしており、先ほどまで、相棒とプレゼンの練習をしていました。(詳細は、当リンク参照


さて、今回は、去年3月に行いましたJapan Tripについて、書きたいと思います。アジアの中で中国のプレゼンスが高まる中、日本もまだまだ、頑張っているぞとの思いと、より日本を正しく知ってもらいたいという思いから、去年の2年生が主体になって、BabsonでもJapan Tripが企画されました。

内容としては、春休みの8日間で、日本人3人を含めて総勢約25人のBabson MBAのクラスメートと共に、ボストン→東京→名古屋→京都→大阪→ボストンと周り、Babsonの卒業生で起業されている先輩の会社に訪問させて頂いたり、日本を代表する企業であるトヨタやNTT DoCoMoといった企業を訪問させて頂きました。また、東京では、Harvard Public Health のJapan Trip 参加者のみなさん、一橋MBAの方々共に、お台場にある大江戸温泉物語で、和風Party(宴会)を行い、参加者は、ハードスケジュールの中、本当に楽しんでいたようです。

参加者各自のJapan Tripのハイライトは色々で、実家が車の部品のビジネスを手掛けているクラスメートは、トヨタ工場の見学とその後のセッションがとても良かったという感想を持っているようだったし、自分で起業を考えているクラスメートは、卒業生で起業されている先輩の話が、inspirationalだったと感じているようでした。総じて、BabsonらしいJapan Tripの企画、実施が出来たのでないかと思っています。

また、日本人の我々にとっても、色々と準備が大変ながら、みんなが本当に満足してくれ、アメリカに帰ってきた後に、食事会を開いてくれて、そのときに、みんなで撮った写真と写真たてをプレゼントしてくれたときは、本当に嬉しかったです。

このJapan Tripを伝統とすべく今年も企画しております。今年も同じく、春休みである2007年3月17日から24日まで、訪問する企業は異なりますが、ほぼ同じルートで日本を周る予定をしています。(訪問する企業、関係者の皆様、今年も宜しくお願い申し上げます。) 今年は、日本人1年生が11人と増え、Japan Trip企画者も1年生6人と2年生の3人と含めて、総勢9人で企画しております。Babson MBA 2年間のハイライトの一つとして、より良い企画にするため、みんな忙しい中、毎週集まって、熱く企画を練り上げています。

是非とも、起業されたい方、そうでなくても、Japan Trip に限らず、何かを自発的に始めたい方、Babsonに来て下さい。Babsonでは、そういった人を支援する、クラスメート、ユニークなクラス群、教授陣、施設、イベントが沢山用意されています。

今回は、Japan Tripについて、ご紹介させて頂きました。

次回は、インターシップについて、ご紹介します。

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■■Babson プロモーション■■(その8)  課外活動・娯楽

2006年11月05日 | M友プロモーション'06
Mtomoの皆さん、こんにちわ、1年生のHです。

『課外活動について』
Babsonでは、ビジネスやMBAに関連したクラブ活動から、サッカー部、ワイン鑑賞まで幅広く、約30のクラブ活動、グループが存在しています。その中から、いくつか紹介したいと思います。 (参考)

● Asian Business Forum (ABF)
2年生のKさんがDirectorを務める「Babsonで最も熱いクラブの一つ」です。主な活動は、スピーカーの招致、アジアマーケットに関する勉強会、ボストンエリアのアジア人とのネットワークイベントなどの定期的開催です。そのほかにも、Entrepreneurship Clubや他の8つのクラブと連携してConferenceを開催したりしています。今年は、インドに投資しているベンチャービジネス、中国のベンチャーキャピタル、アメリカから投資しているベンチャーキャピタル、ブラジルに電力ベンチャーを立ち上げた起業家などを招待する予定です。

● Babson Toastmasters
Babsonでは、授業の殆どがCaseを利用したClass Discussionとなるため、Class
Participation(授業中に発言すること)が非常に重要となっています。そのClass Participationを高めるため、また、総合的な英語でのプレゼンテーション能力を高めるため、Babson Toastmastersは、ちょうどいい練習の場となると思います。ここでは、数人の人があらかじめ用意しておいたトピックについて5分ほどスピーチをします。トピックはどんな内容でもOKです。自分の関心ごとや、明日のプレゼンの練習としてもOKです。また、余り上手でない英語でも暖かく受け入れてくれるため、2年間プロアクティブに活動すれば、英語での口語コミュニケーション能力は大幅に向上すると思います。

『娯楽について』

● パーティー
僕らはよくパーティーに出かけます。ホントに、このハードなスケジュールの中よく時間を見つけているものだと感心してしまいます。

毎週木曜日には、Pub Nightというのが、学内のPub(Roger’s Pub)で、開催されます。これには多くのMBA学生から学部生までが参加し、MBA・学部、学年問わず、Networkを広げる目的があります。それに加え、木曜日、金曜日、土曜日とどこかで必ず何からの“飲み会”が開かれています。


● 食事
キャンパス内には通常MBA生が使える3つのCafeがあります。
1. Olin Cafe
MBA生の為にあるようなCafeでmainはPizza・Pasta・Salad・Sushiとあります値段は約$5と安くはないですが、MBA生の昼食では一番使われる場所です。
2. Reynolds Food Court
MBAの授業が行われるOLINからは数分歩いたところにあります、こちらに行きますとサンドイッチ、ハンバーガー、スープ類もありMBA生にはうれしいことに夜11時くらいまでやっているので図書館等に残る際は良く利用しています。
3. Trim Dining Hall
MainはUnder Grad用ですがMBA生も1回$8.9払って食べることが出来ます、ここは食べ放題、飲み放題で(お酒はありません)、Salad・日替わりMenuも充実しており、単身者で比較的食生活に苦しむアメリカ生活の中では、健康に気をつける事ができ、重宝してます。

外食ですが、Boston周辺は各国の料理店がひしめいており、Boston市内に繰り出さなくても中華料理、タイ料理、日本料理など楽しめます、週末は市内に繰り出しBostonのRestaurant巡りなど食べる場所には困らないです。

肝心の日本食ですが、地元で人気のOishiSushi、BlueFin、Ginza、Fugakyuなど数え上げたらきりがないくらいですし、それぞれ、そこそこおいしいです。

他にも、あちこちに韓国料理、タイ料理、ベトナム料理などがあります。アジア飯には全く不自由しないと思います。勿論、イタリアンなども充実していることは言うまでもありません。

家族で移り住んでいる学生も、日本食材を近隣店舗で入手することには、全く不自由していないようです。

ボストン周辺には、「寿屋」「吉野家」「スーパー88」など、調味料を含め、日本食材を気軽に入手できるお店があります。価格的にもそれ程大きな差はありませんし、お店自体もボストン中心に位置するため、気軽に寄ることが出来ます。

気合を入れて、一気にまとめ買いをする必要もないようです。また、お子さん連れの学生も、こちらでの食生活で大きな苦労は無いと言っています。

また、クラブのロケーションとしては、China TownやFenway Park(ボストンレッドソックスの球場)あたりに密集しています。

● カラオケ
日本人在住数が多いボストン地域では、カラオケ屋さんも結構な数あります。種類としては、日本のようなプライベートスペースのカラオケ屋から、パブリックスペースのものまであります。

● 運動
運動不足になりがちな学生を気遣ってか、キャンパス内にはしっかり設備の整ったジムやプール、テニスコート、サッカーグラウンドなどがあります。

テニスコートは8面あり、私は、週末には良く汗を流しています。

学内そのものが紅葉の宝庫なので、紅葉を楽しみながら、ジョギングする人、歩いて散歩している人もよく見かけます。

他に好みに応じてゴルフ、セーリング、釣りなどを楽しみことが出来ます。あと忘れてならないのは、冬のスキー、スノーボードでしょう!そんなに遠くないところにゲレンデがありますので、寒い冬も楽しめると思います!!

以上、今回は、課外活動・娯楽について、お話させて頂きました。
次回は、”Japan Trip”について触れてみたいと思います。


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■■Babson プロモーション■■(その7) コーポレート・アントレプレナーシップ

2006年11月05日 | M友プロモーション'06
こんにちは。バブソンMBA 1年生のKSです。

現在バブソンのTwo-year MBAには17名の日本人学生が在籍しており、そのうち企業派遣生は私を含め5名です。皆さんの中で、新規事業の開発や企業内起業を視野に入れている人はいませんか? 今回はそのような企業派遣の受験生に向けて、バブソンのコーポレート・アントレプレナーシップを感じることができるプログラムを紹介させていただきます。

Ⅰ.1年生のプログラムから
バブソンではアントレプレナーシップを“起業家精神”、“企業家精神”、そして「それまでにない視点でBusinessを改革する精神」と捉えており、プログラムはビジネスのテクニカルな面よりもむしろその背景にあるInnovationやChangeにフォーカスしています。そしてそのInnovationやChangeを議論するうえで、「組織におけるリーダーシップ」はとても重要な位置を占めます。

【Leadership in Dynamic Organizations】
ModuleⅠでメインとなるのがLDO (Leadership in Dynamic Organizations)です。LDOでは小さな組織から大企業のトップに至るさまざまな組織において、変化に対してリーダがいかに対応したかというケースを使ってディスカッションをし、リーダの役割について考えます。またケーススタディ以外に、チームアクティビティを通じて、実践的にリーダシップについて考える機会もあり、ケースディスカッションとあわせて、変化、変革に対応するリーダーシップについての認識を深めます。バブソンでは、一般的なMBAと異なり、最初のモジュールで、MarketingやStrategyではなくリーダシップにフォーカスします。それは企業のSustainabilityとは変革を持続させることにあり、そのために何より必要なのは強いリーダシップであるという強い信念がバブソンにあるためだと考えます。

Ⅱ.2年生のプログラムから
2年生の授業はすべて選択科目であり、それらの中には企業派遣生の視点からも興味深い科目が多くあります。今回はその中から、2年生の中村より、次の3科目について紹介させて頂きます。

【Corporate Entrepreneurship】
企業の成長過程(新規マーケット開拓、スケール拡張、または事業拡大のブレークスルーを狙った新規ビジネス立上げ、etc.)において直面する様々な課題とその解決方法を、実際のビジネスケースを用いて議論する授業です。常に自分の働く企業の成長を想定して(照らし合わせて)マネジメントを学ぶという点で、効果的な良い教材が揃っています。
ケースではグローバル企業が多く取り上げられるため、ディスカッションでは「カルチャ」、「ビジネススタイル」等、日本人としての見解も強く要求されます。グローバル市場で企業を如何に成長させていくかを考察する上でも価値のある授業だと思います。
また、仕事を持ちながら通うイブニングMBA学生もクラスに多数います。中には起業したばかりの学生もいて、リアリティに富んだ議論を行うことが出来る点でも貴重な機会です。

【Leading and Managing Change】
企業は変革し続けなければ衰退するという視点に基づき、変革への取り組みで遭遇する課題、変革に取り組むべきタイミング、変革に必要な要素、如何に企業改革をリードしていくかに焦点をあてたリーダーシップの授業です。こうしたテーマで完璧な「正答」はなく、勿論、学生も各自の経験に基づいた様々な考えを述べますが、教授自身が各学生の考えに対し毎回しっかりコメントを入れるので、多様な見解を踏まえつつ押さえるべきポイントはしっかり学ぶことが出来る授業です。ビジネスに対する判断基準は、各個人の社内経験を軸に培われてきた部分が大きいと思いますが、「企業改革」に焦点を当てながら自分の判断基準を真摯に見つめなおすという意味でも興味深いディスカッションに取り組めると思います。

【Financing the Entrepreneurial Venture】
ベンチャー企業を起業してIPOするまでに必要な資金調達の手段とその実践について学ぶという授業です。資金調達と言っても、マクロ・ミクロの経済情勢や企業戦略に大きく左右されるものなので、実際はそこから議論をしていきます。一見この授業は企業派遣生には無縁のように思えますが、みなさんが自分のキャリアを数十年先まで見通した場合、どこかで子会社の経営に携わったり社内での新規事業の立ち上げに携わったりすることもあるはずです。そのような時、その子会社や事業部単位での財務コントロールが必要になってきますし、急成長段階にある企業のファイナンシングは、リスクコントロールやキャッシュマネジメント、調達手段などの面で、穏やかな成長をしている企業とは違った部分が出てきます。「自分が子会社の社長なら・・・」という視点でこの授業を取るのも面白いのではないでしょうか。担当教授のBoulnoisは実際に今も自分の会社を経営しており、その経験を織り交ぜながら話をするので、授業は非常にリアリティがあります。

以上、コーポレート・アントレプレナーシップについてでした。
次回は、少し趣を変えて、“課外活動・娯楽”について、お話したいと思います。


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■■Babsonプロモーション■■(その6)『2年目の授業・プログラム』

2006年11月01日 | M友プロモーション'06
みなさん、こんにちは。Babson College2年生のRです。

早いもので秋学期も3分の2が経過。あと1ヶ月で今年の授業も終了です。

さて、今日はBabson Collegeの2年目の概要をいくつかのキーワードでご紹介します。

必修に終始した1年目とは違い、2年目は全てが選択科目。豊富な選択肢の中から、各人が自分に最適な内容を組み立てていきます。 詳しくは、Graduate Registration Information(http://www3.babson.edu/offices/registrar/grad/)のCourse Catalogをご覧下さい。

1)どこまでいっても、Entrepreneurship!

やっぱり、BabsonはEntrepreneurshipです。実践的なEntrepreneurshipのCaseを読む一方、ビジネスプランを書き進めていく「Entrepreneurship」、比較的小規模の起業家が直面する危機を非常に現実なプランをもって解決していく「Managing Growing Business」、Start-UpのCEOとしてFinancingの危機に直面したときに現実的で実践的な解を導き出していく「Financing Entrepreneurial Venture」など、枚挙にいとまがありません。

2)Demandingでタフ!

一般的に2年目は比較的“楽”というイメージがありますが、Babsonの2年目は1年目と大差がない忙しさです。もちろん、多くの人間が学外活動にも積極的ということもありますが、それを差し引いても、Babsonの2年目もタフであると覚悟するべきでしょう。

3)多くのTeam Project

Babsonの特徴である”Team Work重視”は1年目と変わりません。
いくつものTeam Projectを通じて、Entrepreneurにとって欠かすことのできない要素であるTeamの働き方を学ぶとともに、Teamで話し合い、考えることでより理解を深いものとしていきます。

4)様々な学生とのネットワーキング

先般ご紹介のとおり、Full Timeプログラムは、1学年150人と小規模です。しかし、2年生になると50名のOne Year MBAプログラムと1000人にも及ぶEvening MBAの学生と共に学ぶことになります。Eveningの学生は特に年齢、職歴、業種などの面でより多様です。また、現役で働いているため、米国でのネットワーキングには、とても重要な情報源となります。

5)バランスも取れた選択科目

Entrepreneurshipの授業が充実している一方で、MarketingやFinanceの授業も多彩で、うまくバランスが取れています。イメージとしてEntrepreneurshipのクラスのみを受けると思われる方もいらっしゃいますが、多くの学生は、Entrepreneurshipプラス他の選択科目をバランスよくとっています。

6)徹底した実践指向!

Babsonは「本当に“できる”MBA学生を育てる」という点にフォーカスしています。1年面のBCAP同様、2年目においても、「MCFE」,「Product Design & Development」等、実際の企業をクライアントとし て、実戦でビジネスを学べるチャンスが豊富に提供されています。

以上、今回は2年目の授業について紹介しました。

次回は、コーポレート・アントレプレナーシップについて、お話したいと思います。

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■■Babsonプロモーション■■(その5)『1年目の授業・プログラム』

2006年11月01日 | M友プロモーション'06
こんにちは。Babson 1年生のKSです。最近は朝晩は冷え込む日が多くなってきています。この週末でサマータイムも終了し、いよいよ寒い季節が間近に迫ってきました。

さて今回は、バブソンMBA1年目の授業とプログラムを紹介させて頂きます。


●プログラム・授業
Babsonでは、One-Year MBA、Two-Year MBA、Evening MBAなどニーズに応じて様々なプログラムが提供されています。今回は、そのうちのメインプログラムであるTwo-Year MBAの1年目の授業について紹介したいと思います。

●モジュール制
Babsonの1年目は、4つのモジュールに分かれ、それぞれ以下のようにテーマが設定されます。
Module I:Creative Management in Dynamic Organizations(4週間-9月)
Module II:Assessing Business Opportunities (9週間-10月~12月上旬)
Module III:Designing and Managing the Delivery System (10週間-1月~3
月中旬)
Module IV: Managing Business in a Changing Global Environment (8週間-
3月中旬~5月上旬)

1年生の授業は全て必須です。各モジュールのプログラムは非常にうまく構成されているため、選択科目の必要性は感じません。さらに、クラス(約50名)単位で受講するため、学生間のコミュニケーションがスムーズに図れることも1年目のプログラムの利点だと考えます。

●Module I
Module Iでは、Leadership, Entrepreneurship, Ethics, Accounting, Law, Creativityなどの科目があります。授業は主にケーススタディーによって進められ、ケースディスカッションを通じて、リーダシップやアントレプレナーシップについて深く考えることを目的に構成されています。
CMDO (Creative Management in Dynamic Organization) というEntrepreneurshipのクラスでは、ケースの主人公がクラスに招かれて、学生と議論するという場面にも遭遇しました。今までディスカッションしていたケースの主人公が、突然、授業に現われ、直接、ケースの解説をしてくれるのですから、面白くないはずがありません。これは、Babsonのユニークな授業の一つだと思います。
もう一つのユニークな授業がCreativity Activityです。これは、芸術を通して、MBA学生の創造性を養うプログラムです。学生はそれぞれ、即興劇、ペインティング、人形劇、音楽、詩、パフォーマンス等のカテゴリーにアサインされ、20分間の作品を発表会までにチームで創造することが求められます。私は「音楽」になりました。アドバイザーからは、普通の楽器を使うのではなく、ペットボトルやプラスチックホース、ゴミ箱などあらゆる物、さらに自分たちの声を使い創造性を働かせて「音楽」を創ることが求められました。始めはみんなばかばかしく感じましたが、やってるうちにみんなのってきて、発表会ではすばらしいグルーブを創造でき、チーム一同抱き合って喜びました。他のチームの作品もどれも創造的で、2日にわたる発表会ではみんな興奮させられました。このアクティビティは、一見ビジネスと関係ないように見えますが、アントレプレナーやイノベーションに必要な創造性を発揮することだけでなく、さらにチーム活動を通じてリーダーシップやマネジメントなどを学ぶ機会にもなっていると思います。これは、バブソンが実践的にマネジメントを学ばせることに重点を置いていることのいい例と言えるでしょう。

●Module II
Module IIでは、Strategy, Marketing, Finance, Data Analysis, Economicsなどのクラスで構成され、企業、業界、市場分析などに必要なツールについて学びます。
このモジュールでは、特に科目間の連携を非常に意識したプログラム構成になっていることを感じます。例えば、Wal-Martのケースを1週間を通じてStrategy、Marketing、Finance、Ethicsといったさまざまなクラスで取り上げ、異なる視点から分析します。実際のビジネスではある視点からの分析だけで済むことはないと考えられるので、このようなクラス構成における工夫は、実践的な学習につながると思われます。
また数量分析に関わるクラスがスタートし、数学が得意でない学生には始めはきつく感じられますが、数多くの補習講義や2年生によるチュートリアルクラスが容易されており、各生徒の知識のギャップが埋められるようになっています。
Module IIからBCAP(The Babson Consulting Alliance Program )が始まります。BCAPとは、1年生全員が6~7人のチームに分かれ、実際の企業をコンサルティングするプロジェクトで、各自の希望に基づいてアサインされます。BCAPプロジェクトでは、クラスで学んだ分析ツールを実際に応用することが求められるため、実践的で効果的な学習が可能になります。Fedelityといった大企業や、ボストン地区のベンチャー企業等がBCAPのクライアントとしてアサインされます。
BCAPに対するクライアント企業の期待を非常に高く、過去には、BCAPのコンサルティングレポートが実際に経営者会議に使用された例もあるようです。今は、ちょうどBCAPプロジェクトが始まったところで、私はエネルギー企業がアサインされました。さまざまなリソースやツールを使って、チームメンバーと市場分析、競合分析を行っているところです。

●Module III・IV
Module III、IVでは、それまでに学んだことを更に発展させ、具体的なサプライチェーンマネジメントや投資効果、Total Quality Management (TQM)などを学びます。また、BCAPでは、具体的な各コンサルテーション先企業の問題点・課題点の分析、改善提案を行っていきます。

以上、1年目の授業について、ご紹介させて頂きました。

次回は、2年目の授業について、お話したいと思います。

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