Babson MBA Life

Babson CollegeのTwo-Year MBA Programに通う学生達の日記です。

■■Babson プロモーション■■(その4) 学校のロケーション&Facility

2006年10月31日 | M友プロモーション'06
さて、こんにちわ、バブソン1年生のHです。
今回は、Babsonのロケーション、そしてボストンという町の紹介をしていきたいと思います。

ボストンは、東京と違い日中と夜の寒暖の差が20度くらいなることがあります。昨日は車のフロントガラスが凍り冬の訪れを感じます。
BabsonではModule-2(1年目は、4期に分かれており、それぞれModuleと呼ばれており、1~4まであります)の一ヶ月が終わりました。

●学校のロケーションについて

学校はボストン市内から西へ車で約30分のウェルズリーという町にあります。学校から最寄の駅は徒歩で25分、しかも一時間に1本なので、皆さん、寮に住む学生以外は車での登校となります。家族で来られる方は学校周辺が徒歩では不便の為、地下鉄(通称:T)の近くBrookline(学校から車で約25分)くらいの所に住む方が多いように見受けられます、ちなみに地下鉄は数分に1本走っており、Boston市内へのアクセスも$1~3と日本と変らないイメージです。


ウェルズリーはボストン近郊の緑に囲まれた住みやすい地域です。教育水準・収入水準が高いことで有名です。雰囲気は、日本でいうと軽井沢のような街並みで緑が多くハッピーリタイアをした所得の高いアメリカ人が多く住んでおり、この地域はアメリカで最も治安のよい地域のひとつです。Babson Collegeのキャンパスは、ゴルフ上に隣接しており、美しい緑の中に、美しいヨーロッパ調の建物が点在しています。キャンパスは、370エーカー(約444千坪/東京ドーム31個分程度)の広さがあります。日本では考えられない程、良い環境です。

●Facility

『Olin Hall -当ビジネススクールの“基地”』
ビジネススクールの活動は主にここに集中しています。
オーリン・ホールの内部は光が差し込む開放的で明るい大きな吹き抜けです。この吹き抜けを中心に、その周りを教室やホール、各種ミーティングルーム、オフィス等が4層にわたって取り巻いています。また、吹き抜けの底は、パティオとガラス張りのカフェテリアになっており、自然と人が集まるネットワーキングの場となっています。

そして、オーリン・ホール最大の自慢は、BCAP(ビーキャップ)ルームの存在です。1年生は、全員が、6,7人のチームに分かれて、BCAPと呼ばれる1年間のコンサルティングプロジェクトに従事します。その際、各チームに専用のワーキングルームが1部屋ずつ割り当てられます。この部屋は、メンバーしか入れないセキュリティがかかっており、内部には、ミーティングテーブル、机、書棚、ホワイトボード、専用電話、データポート、PC、個人用ロッカー等が一式完備されています。しかも、この部屋は、BCAP以外の活動でも常時自分達の個室として使うことができるので、非常に恵まれた環境と言えるでしょう。

その他、スタディルームと呼ばれる小規模なミーティングルームも多数存在し、いずれもWEBサイトで予約が可能となっています。

『Reynolds Campus Center- 学生センター』

レイノルズはカフェテリア、ブックショップ、ミーティングルーム、ラウンジ、ビリヤードルームなどが集中する学生センターです。全学生が一つずつ貸与される専用のメーリングボックスもあります。ここは、ビジネススクールの生徒だけでなく、学部生も集う一番賑やかな場所となっています。
また、カフェテリアでの注文方法は少々変わっていて、タッチパネル式の端末で、ハンバーガーの細かい作り方まで指定できます。キャンパスビジットされた時に、是非試してみて下さい。

『Horn Library - 図書館』

夜中12時まで開いているこの図書館には、豊富な蔵書だけでなく、十分な勉強机とスタディルームがあり、いつ行っても一杯で使えないということはありません。また、Babsonの特徴としてNetworkingを重視する為、金曜日・土曜日は各それぞれ7:30 5:30に閉まってしまいます。
しかも、スタディルームの多くは、大型の壁掛けディスプレイやプロジェクターも装備しています。
また、図書館にはWriting CenterやSpeech Centerも併設されており、ビジネススクールの教科以外に、自分の英語スキルを磨くための個人レッスンを自由に受けることができます。

以上、学校のロケーションとFacilityの紹介でした。

次回は、“1年目の授業・プログラム”について、ご紹介します。



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■■Babson プロモーション■■(その3) 教授&EIT

2006年10月26日 | M友プロモーション'06
M友の皆さんこんにちは。2年生のIです。

今日は、Babson Collegeを代表する Entrepreneurshipの教授陣とEntrepreneurship Intensity Track (EIT)をご紹介させていただきます。

●教授陣紹介●
■Jeffry Timmons教授
Entrepreneurship分野における研究成果及び実績に関し、国際的な知名度を誇る教授です。 その著作として近年では、「Business Plans That Work (2004)」、「How To Raise Capital: Techniques and Strategies for Financing and Valuing Your Small Business (2005)」等の代表作があります。また、Harvard Business ReviewやJournal of Business Venturingやケースの執筆も行っています。


投資家、アドバイザーとしてCellular One、the Boston Communications Group、BCI Advisors、 Spectrum Equity Investors、Internet Securities、Chase Capital Partnersを含む多くのプライベート企業に関わり、経験が豊富であるTimmons教授は映画を題材に使うなど、ユニークである一方、徹底期にEntrepreneurshipとは何かを叩き込まれます。

■ Stephen Spinelli教授
Spinelli教授はBabsonのEntrepreneurship 教育の看板教授の一人であるとともに、我々のEnreprepreurshipの総本山ともいえるthe Arthur M. Blank Center for EntrepreneurshipのDirectorを務めて います。 また、Spinelli教授は Jiffy Lube International やAmerican Oil Corporationの創業者であるとして知られ、その成功 から若くして巨額の富を築いた人物と知られています。

Spinelli教授の著書としては、 Business Plans for the 21st Century,
Franchising: Pathway to Wealth Creation, and New Venture Creation for the
21st Centuryなどが挙げられます。

また、Spinelli教授はFidelity Investments, Intel, IBM, and Allied Domecqのような多くのメジャー 企業のコンサルティングをしていることでも知られています。

■その他の教授陣

その他、 日本語訳も出版されている「MBA起業家育成」 の著者としても有名なBygrave教授、ハイテク分野で著名で、Inc. Magazineから全米で最も成長率の高いプライベート企業の一つとして紹介された GEO-CENTERSのfounder、President/CEOである Dr. Edward P. Marram等数々の成功した起業家が名を連ねます。

こうしたアカデミックだけではなく、実務の面でも成功して いる起業家が教授として多く名を連ねています。 彼らの言葉は、教科書で語られる言葉とは比べ物にならないほど重く、Entrepreneurを目指すBabsonの学生は、常に一流のEntrepreneurshipを学ぶ機会に触れています。

最後に、これら教授陣と当校のEntrepreneurshipの歴史を基礎とした、授業で使われる教材(ケースや本以外のもの)は、非常に質が高く、すぐにビジネスの世界で使えるものばかりでした。

●EIT動向●
BabsonのEntrepreneurshipを象徴するプログラムのひとつが、Entrepreneurship Intensity Track (EIT) です。

卒業時に起業することをゴールとして掲げられ、毎年20名 前後の定員に2~3倍の学生がビジネスプランを持って応募します。このプログラムに合格した学生は、1年目終了後の夏に自分 のビジネスプランに即した Start-Upでインターンを経験し、 2年目の秋学期より起業にフォーカスしたプログラムで自分たち の起業プランをブラッシュアップしていきます。その過程でBabson の誇る教授陣からのサポートのもと、多くの起業家や弁護士など 必要なリソースへのアクセスをすることが可能です。

具体的なプランをもち、かつ卒業後すぐに起業したい学生には 最適なプログラムです。詳細は差し控えますが、今年度も、 既に全米のビジネスプランコンペにて上位入賞を果たしたソフトウェアサービスのプランや、リサイクル等ユニークな アイデアを持った学生が起業に向けて全力疾 走しています。

以上、教授とEITの紹介でした。

次回は、“学校のロケーションとFacility”について、ご紹介します。


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■■Babson プロモーション■■(その2) Entrepreneurship No.1 の所以

2006年10月26日 | M友プロモーション'06
こんにちは。バブソン1年生のKです。

ここバブソン大学の周辺ではいよいよ秋も深まり、朝晩は吐く息がすっかり白く
なってきました。10月に入ってからは、授業が難しくなってきたことに加え、
グループスタディやグループプロジェクトが増えてきて、私たち1年生は結構大
変な毎日をすごしています。

さて、今回は、Babsonが何故Entrepreneurship No1の座を守り続けることができるのか、その理由を、ハードとソフトの両面から考察したいと思います。

●ハード
Babsonは、Entrepreneurshipを支える設備・プログラムが非常に充実しています。

(1)Hatchery
ビジネスプランを実際に事業化するためのインキュベーション・プログラムです。このプラグラムに応募し、認定されたビジネスプランには、事務所スペース、コピー機、電話等の設備が、Babsonより無料で提供されます。毎年、10前後のビジネスプランが、このプログラムの対象として認定されています。

(2)Arthur M. Blank Center
Entrepreneurship専用の建物です。Babsonで行われるすべてのEntrepreneurship関係の活動の中心となっています。

(3)Seed Capital Fund
卒業したての起業家に投資するというファンドで、学生の起業を強力にバックアップしています。

(4)Contest
ベンチャーキャピタリストを招いての、ビジネスプラン発表コンテストなども開催されます。

●ソフト
ハード面のみならず、Babson Collegeのカルチャー自体がNo.1 Entrepreneurship schoolの地位を支えています。

(1)Culture
1年生最初のオリエンテーションにおいて、「人生で成功する確率は、学校・家で勉強すればするほど小さくなる」と強調されます。授業・宿題以上に、外に出てネットワークを広げることの大切さを教えられます。

(2)Mind-set
”Happiness is the positive cash flow!!”と、教授と一緒にクラス全員で絶叫し、お金を追うのではなく、自分の夢を成功させることが大切で、お金はあとからついてくるものだというMindsetが養成されます。

(3)Passion
時に教授は教卓の上にのぼり、”Do you get the passion?” “Yeah Baby!!”などと、学生とともに大声で叫んだりします。教授自身が楽しんでいるような側面もあるかもしれません。しかし、こうしたパフォーマンスを通して、学生は、ビジネスに取り組む上での”Passion”の重要性を常に、そして、自然に意識するようになります。

(4)Case
クラスで使うBabsonのケースはEntrepreneurを扱ったものも多く、非常に身近にこうしたEntrepreneurたちを感じることができます。ケースの主人公であるEntrepreneurが、実際に授業中に登場し、学生と議論するというエキサイティングな授業もありました。

(5)Textbook
テキストも徹底して、Entrepreneurshipを醸成する意図で選択されています。Business Lawのテキストが、”Business Law for Entrepreneurs”だったり、Entrepreneurshipの授業で使用する、Babsonの教授によって執筆された”Portable MBA in Entrepreneurship”というテキストは、主語がすべて、Entrepreneurだったり、という徹底ぶりです。


このように、ハードとソフトのあらゆる側面で、学校全体がEntrepreneurshipを志向しています。これが、BabsonがEntrepreneurship教育で、No.1の評価を受け続けている所以だと思います。

以上、今回は、Entrepreneurship No.1 の所以について、お話させて頂きました。
次回は、Entrepreneurship No.1を支える教授陣について、お話したいと思いま
す。

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■■Babsonプロモーション■■(その1)Entrepreneurship

2006年10月26日 | M友プロモーション'06
現在、展開中のM友プロモーションの原稿をBlog上で紹介していきます。


ここボストンは、空は青く、赤や黄色の紅葉が舞い散り、オレンジ色のハロウィン用パンプキンがこれに更なる色彩を加える、美しい季節を迎えています。

さて、こんにちは。バブソン大学MBAプログラム2年生のTomと申します。

バブソン大学の2年制MBAプログラムは、1学年160名弱と非常に小規模プログラムでありながら、起業家教育では世界トップレベルとの評価を受けている、ユニークなMBAプログラムです。

また、昨年は、6名だった日本人も、今年は11名とほぼ倍増し、日本人のプレゼンスが非常に高まってきているのも特徴の一つです。
今後1ヶ月に渡り、日本人在校生全員でバブソン大学の紹介をして行きますので、宜しくお願い致します。

まずは、第1回目の今回は、Babson Collegeの精神:『アントレプレナーシップ』についてご紹介します。


■1■学校の沿革- 「起業家によって設立された大学」

Babson Collegeは、1919年にRoger Babsonによって設立されました。
Roger Babsonは、当時Babson's Statistical Organization, Inc,.というビジネスや投資に関連する情報を発信する会社を興し経営しておりました。その会社において、経済学やファイナンスといった通信講座も開催していたことがきっかけとなり、現在のBabson College前身であるBabson Instituteを設立しました。その後、Babson Collegeは、その教育のFocusを起業家・企業家精神の育成に絞ってきました。

彼の起業家精神は、Babson Collegeの原点であり、現在のBabson Spirtsの礎となっています。


■2■Entrepreneurship- 「Seize Opportunity. Create Value」
バブソンの教授、誰もが繰り返す言葉があります。

“Seize opportunity. Create Value.”

バブソンでは、Entrepreneurshipとは、単に新しく会社を興すことではありません。経済・社会・環境・技術の変化の中で生み出される様々なOpportunityを適時に捉え、そこから価値を創造することこそEntrepreneurshipだと、教えられます。

Entrepreneurshipを広義に捉えることは、バブソンの専売特許ではありません。しかし、元・現役の起業家である教授、起業家のゲストスピーカー、アントレ志向のケース、起業家精神溢れるクラスメート、学生の起業をサポートする様々な制度という、徹底的にアントレに特化した環境の下で、この言葉が繰り返されるからこそ、数あるビジネススクールの中で、バブソンがアントレプレナーシップNo.1という非常にユニークなポジションを築き、そして維持しているのだと思います。


■3■MBAランキング- 「No.1 Entrepreneurship School」

Babson Collge MBA プログラムは、U.S. News & World Report、Financial Times, Wall Street Journal等で、Entrepreneurship教育においてトップクラスの評価を得ています。

直近の主なランキングは以下のとおりです。

-U.S. News & World Report: アントレプレナーシップ部門で13年連続1位 (2006年)
- Financial Times: アントレプレナーシップ部門で1位 (2006年)
- Wall Street Journal: アントレプレナーシップ部門2位(2005年)
- The Princeton Review: 女性のためのMBAプログラム2年連続1位 (2005年)

このように、バブソンのアントレプレナーシップ教育は、世界的に高い評価を得ています。

以上、今回は、Babson大学に脈々と流れる起業家精神についてご紹介させて頂きました。

次回は、“アントレNo.1の所以”について、ご紹介します。

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