Babson MBA Life

Babson CollegeのTwo-Year MBA Programに通う学生達の日記です。

[保存版?] アメリカでのサマーインターンシップ獲得マニュアル (by O)

2005年08月19日 | By 06 -Career

そろそろボストン近郊のE社でのサマーインターンシップも残すところあと1週間となりました。 インターンシップが終わってしまう前に、Babsonでのインターンシップ獲得までの経緯などを簡単に説明しておきましょう。 

アメリカでのインターン探しは、就職活動と何ら変わりがなく、最初のインタビューにこぎつけるまでが一苦労というのが経験から得た感想です。希望する企業へのコンタクト方法としては以下の5パターンが一般的です。(順不同)

1. CCD(
Center of Career Development
):いわゆる就職課です。地元企業を中心に求人案件を持ってきてくれますが、過度の期待は禁物です。

2. Alumni Mentor:MBA卒業生で希望業界で働く地元の人をメンターとして紹介してもらえるプログラムです。これはどんな人がメンターになってくれるかによってかなり役立ち度が違います。私のメンターは、「○○社に友達がいるから聞いてみるよ。」と言ってはくれましたが、何週間待てど暮らせど音沙汰なし。。。


3. Alumni Network:Webデータベースがあるのでそこで希望業界・職種のMBA卒業生を探し、個別にコンタクトし、自分を売り込んだり、相談に乗ってもらったりする。 僕のインターン探しの経験から言うと、Alumniはみなとても協力的で、こちらがビックリするほど積極的に支援してくれました
。 まずはここからはじめるべきでしょう。

4. Personal Network:大学の先生、同級生、職場の動機、前職の顧客、友達の友達など、ありとあらゆるツテを動員して希望業界のインサイダーを探し出し、紹介してもらい、resumeを送ったり、直電話して売り込む。意外な人がこれまた(いい意味で)意外な人を知っていたりして、ネットワークがどんどん広がっていきました。

5.Faculty:希望業界や職種に近い教授(私の場合ITマネジメント)に相談する。教授は皆、地元企業のCxOやVPといった人々とのコネクションがあるので直接インターンシップのニーズが無いかどうか企業内部のマネジャに聞いてくれたり、また自分のresumeを推薦してくれたりしました。結局、私のサマーインターンシップは教授を通じて企業のマネジャにresumeを見てもらい、4回ほどのインタビューをくぐりぬけて獲得しました。ちなみに当たり前ですが、教授がしてくれるのは最初の紹介だけ、もちろんその後の面接を勝ち抜かなければならないのは言うまでもありません。

私のお薦めは、はじめから3、4、5に90%注力し、積極的にネットワークを広げ、業界経験者に質問しまくり頭でっかちになることです。ネットワークがすべてといっても過言ではありません。企業のウェブサイトに"Send your resume"ボタンなどがありますが、resumeを送っても連絡はまず来ないので時間の無駄と思います。(あくまで個人的見解) 

あと、企業のHR/Recruitingの人といくら話しても話は進まないと思った方がいいでしょう。 インターンシップのニーズはビジネスの現場から産まれるのであり、HR/Recruitingはそれを取り次いでいるだけだからです。現場のマネジャを見つけて話してください。場合によってはポジションを作ってくれるかもしれません。(実際ポジションを作ってくれた会社があった)

アメリカで働けるVisaがなくても、会社によっては学校のプログラムの一部としてのインターンシップという扱いにすることで雇ってもらえる場合があります。 実際、私のチームメイトはBabsonの同級生のインド人ですが、問題なく働けています。(この辺りは企業によって対応は異なるので確認が必要) この場合、学校に対して数単位分の「授業料」を払わねばなりません。

自分のresumeが「その他大勢」の中に埋もれてしまわないように、使えるコネは何でも使い、やれることは何でもやる。 これがインターンシップ獲得に限らず、就職活動の鉄の掟と言えるでしょう。 学校が忙しい中でサマーインターン探しを並行してやらなければならないのはとてもキツい作業ですが、そこで築いたネットワークは2年生になってからの就職活動にも生きてきます。

O