週末に五、六年振りに高校の時の友人達と飲んだ。
・・・ヤツらの地元でな。
ヤツらの地元はつまりはかつて
「あんたの住んでる所はパスポートがないと入れないんだよね~?」
と言われていた私のお家からは遠い。
というか、交通の便がどうもよろしくない。
卒業して○×年経っても、未だ変わらず交通の便が悪い。良くする気はないらしい。
呑んで呑んで、奴らは徒歩で帰りやがった。
私はタクシーで帰るしか選択肢は残されていなかった。すげー寒かったしな。
変わっているようで、変わっていないような。
「いや~、あたし、白血病で死に掛けたんだよ~。あはは~。」
と、その人がとりあえず笑っていえる位には時間が経っていて、元気になっていて。
「あ、それ、この人からの間違い電話で聞いた。」
と、数年ぶりの連絡が間違い電話で、それでそんな衝撃的なことを聞かされた時の
動揺をみじんも感じさせないくらいには、時間が経っていて。
散々、呑んで、呑んで、結局はこの歳のおねーちゃんが集まると終いには、職場に居る
お馬鹿さんの話になり、どこの会社にも居るんだね~に落ち着き、帰り際、
「呑める女友達は重要。」
また連絡するよ、のまたが、多分軽く数年後ってのはいつもの事で。
別に、そういうのも悪くはない。
悪い連絡でさえなければ良い。