入院日記39 2021年9月15日

2021年 9月15日 水 (入院44日目)

AM 6:00
5:00頃、起きてしまう。
よく眠れたよう。しかしまた雨だ。台風来てるのか。



起きる前から、周りがバタバタしていたのは何となく気づいていたかも。
手術後のお向かいさんのケアや、93才さんが吐き気を訴えていたのかな。
時間があるので、あれこれノートを付ける。

しかし、ファミマのWifi使ってチェックできたメールはGmailの1アカウントのみ。
他は、パスがわからずチェックできない。
日頃から、色々なID等も複数の端末やクラウドにコピー、バックアップして
おかないと、こうして困るんだな。
-----

93才さん元教頭先生
「年取るのやだなー」
これ下手すると、50年ぐらい前から言ってるかもしれないね。
-----

ナースコールも、本当に必要なとき最小限使う人もいれば、
食事まだか、とか、イヤホンが落ちた拾ってくれ、等、些細なことで
遠慮なくバンバン押す人もいる。
後者の方は、それでいてさらに、看護師さんが他の用事で
少しでも遅れると腹を立てている。
お向かいさんが、そんな患者。

窓の外のクモ、朝からいる。台風来るってよ。気を付けなー。

AM 7:30
そういえば、大仏魂って　どうしてるのかな。分かる人しかわからないな。


-----

AM 10:00
おとなりさん、サンスポがどうしても読みたいよう。
タブレット（備え付けのiPad）で頼めるのだが、昼頼むと来るのが
夜の7時過ぎ。「夕刊になっちゃう」と困惑。
スタッフさんに麦茶とともに、買ってきてもらうよう。@@@

93才さん。生まれは福島と言ってた。だから、相馬まつりから仙台、青森
のねぶた、と、祭りは東北に限ると。
自分も母方は青森で、ねぶたは中学生ぐらいまで時折直に見てたなぁ。
しかし
「どん百姓だから、甘いものは苦手」
これは真実なのか。
-----

AM 10:30
シャワー浴びてからの処置。
麻酔のゼリー塗って傷口擦るアレ。今日も予定時間から遅れる。
明日からはシャワー時間を遅くに。

4人部屋で処置等の時間が重なると、まさにてんやわんやになる。
医師、看護師、リハビリの人、スタッフ、事務員、etc…
が、狭い病室を出たり入ったり。

晴れた。


-----

PM 12:00



隣室のギブスさんは今度は、ひたすら
「ビニールテープねぇーかなー」
「ビニールテープもってきてー」
「ビニールテープ、余ってねーかなー」
起きながら、どんな夢を見ているのだろうか。

看護師さん、
「余ってないですー」遠くから

さらに大声で
「商売になんねぇーヨー」
「スイマッセーン」
「だめですかねー」
「～もらわないと無理だよー」

事務員さんが来てなだめていく。
「今はお仕事の時間じゃないから大丈夫」と。
----

PM 1:00
自分が入院した頃、すでに一月以上居た人たちの、ため息や独り言。
今、自分も同じ状態で、同じことしてるわ。
これが普通なんかなもう。

PM 3:00
ラウンジで 「ゴルゴ13」を読む。何年ぶり？
TVカード買う目的を忘れて帰ってくる。

再び、ラウンジへ行き購入。
タブレットでYoutube? 見ながら、スマホしてる女子がいる。羨ましい。
ラウンジで女性3人ぐらい見たか。結構いるんだ。
まぁ、ラウンジは反対の対になった病棟と共通だからなー。

PM 4:00
窓の外、例のクモ現る。（雲ではない）

ギブスさん。
「腹減ったぁーちきしょー！」
大声出し続けるから、だと思うんだ。
昼から断続的にずっとだよ
-----

PM 6:00
食事。

スタッフのおばちゃんAに
「患者番号の書かれた腕輪が汚れている」
と、指摘される。

「もう一月半もいますからねぇ」と答える。
そりゃ、つけっぱなしで外せないんだもん。
シャワーも院内外出もトイレも付けたまま。くたくたにもなる。

このおばちゃんは、私のベッド周りの雑然さをねちっこく指摘し続ける
例の人物だ。
「後、長くても半月の目処なんですが」
と言っても

「だめだね」
と冷たく言い放ち、看護師さんに言って即座に新しい腕輪に
交換させた。
おばちゃん何者よ。まぁキレイになっていいけどさ。

ギブスさん、1日中隣室でわめいているから、他病室の
”元祖あばれるさん” がどうなったのか、もうわからない。

PM 10:00
クール終わりだからだろうけど、9時のドラマが10時までに収まらない。
10分ぐらい、はみでる。
消灯10時だから、見入ってると容赦なく部屋の灯消されるんよ。
今は、それでも最後まで見ちゃうけど。