川岸にアクロバチックに咲いている桜を撮っていると、近くの家の人らしき
おばあさんが近づいてきて「餌やる?」と声をかけられました。
こんなふうに結構高さのある橋の上です。 …エサ?
おもむろに手渡されたのはこれ。中には1センチ弱ぐらいに刻んだパンが
入ってます。「手を叩くと来るのよ。これを逆さにしてパァーって撒いて」
「はぁ」
そして手拍子を打ち始めるおばあさん。
「あのカーブの淀みの部分に、いっぱいいるのよ」と。しばらくすると
なんか来る。
あ、確かにいっぱいいるよう。手拍子につられて?やってきます。
私もパンを撒いています。
わかりにくいでしょうか。川にいる野生の鯉が手拍子で集まってきてパンを
食べています。そして食べ終えて去っていきました。
「ね?」とおばあさん。 「面白かったです。ありがとうございました」と私。
うん。狐につままれたような、白昼夢のような奇妙な時間でした。
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