2021年 8月14日 (入院12日目)
93才のおじいさん、元気。よく眠り豪快に
イビキもかく。病室で自力で歩けるの自分と、このじいちゃんだけ。
このおじいさん深夜3時、真っ暗な部屋にTV、ラジオ?をイヤホンなし
で流しはじめたりする。
(音量乱高下)大雨警報ーを聞いている?
用水路見に行く感覚だろうか。
何かスゴイ。大病院の一室でこれ。看護師さん一向にこないし。
目にする看護師さんは大抵それなりに若い
女性である。その多くは未婚のよう。
結婚していわゆる休眠看護師になるパターンが多いんかな。
病棟の大部屋には個人情報云々も何もない。
病状から治療方法、経済的なことから家族などのプライベートな
アレコレ、何もかも。看護師や医者、スタッフとの会話は外へ
丸聞こえである。
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目ざとい看護師にささやかな工作がバレた。
「これすごいですね」
「いや時間があるもので」
「これキリみたいなモノで空けたんですか?」
と、さりげなく探りを入れてくる。
「いえ、爪切りで…」
「爪切りで空くんですか?」
「ええ、まあちょこちょこ削って…」
実際はペン型ハサミと眼鏡用ドライバーで空けたのだけど、
没収される可能性のあるこれらのアイテムを今晒すわけには
いかない。
患者と看護師の微妙な心理戦がそこにある。
まぁ多分爪切りでも空くと思うけど。
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仕切りの向こうから「まずい!クソまずいー」と言いながら
食器を叩きつける音が聞こえる…
窓の外、9階にまでクモが…なんかスゴイな。
そういえばお盆だな今日。
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