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OYAIDE PA-02、AT-EA1000のRCAラインケーブルを自作してみた

2012年12月21日 | ヘッドホン、音響関連
OYAIDE PA-02でラインケーブルを自作

友たちにOYAIDE PA-02に強く薦められ、「このケーブルさえあれば絶対ボーカルが美しく聞こえる」て
製品を買うのは高いのでケーブル自作しようという羽目になった
自分はオーディオテクニカAT-HA5000システムを組んだ以来ずっと同社のAT-EA1000を使ってましたが
今回をきっかけに「RCAケーブルで音質はどこまで変わるか」というテーマを実験したいと思う

この前AT-HA5000システムに対して電源ケーブルではあまり変わらなかったという結論になったが、
RCAケーブルは直接に信号の伝送に関わり、多少音質に影響すると思う。

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ネジ止め式RCAプラグRP-1013ZARH、オヤイデ電気秋葉原店で購入
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ネジ止め式なので、半田付けはいらない

RCAプラグは、オヤイデ秋葉店頭で売ってる物の中に一番高いもの(4つで4000円くらい)にした、
ネジ止め式ロジウムメッキプラグだそうです、型番はRP-1013ZARH、
有名メーカーのWBT-0108とそっくりらしいがこっちはロジウムメッキだから上位(?)かも

興味本位でWBT-0108の値段を調べたらびびった、なんと18000円もするらしい!
もしRP-1013ZARHはOEM工場が勝手にアップグレードして作ったものならば、かなりお得ではないか?
まあ、オーディオの世界で俺らはお得だと思い込んでも、
一般の人に対してRCAプラグだけで4000円は絶対あり得ないと思うでしょう

このタイプのRCAプラグは珍しくネジ止め式なので、半田付けはいらない
何かいいと言うと簡単にケーブルを交換できること、
プラグはやや高価なのでケーブルだけを色々変えて遊べる

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OYAIDE PA-02
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こういう感じで固定する
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10分位で完成した

製作は簡単なので、ケーブルを剥ぎ、さらに赤と白のケーブルを剥ぎ、銅線をネジで固定すれば完成
では早速試聴、このラインケーブルをDACとヘッドホンアンプの間を接続する、
元々使っていたのはオーディオテクニカ純正のAT-EA1000である

「あれ?」と言う程、何か改悪したような感じがする

AT-EA1000に戻して聞くと、正常になった
何度も入れ替えて比較すると、PA-02の方は音場が狭くて平面的に、解像度は普通、
細かい音は目立たなくなり、ボーカルは前に出ていて、
艶やかさは若干豊かやになるがクリアさと高域の伸びは足りない

元のAT-EA1000は音場がやや広い、解像度は高く、細かい音はすべてはっきり聞こえる、
ボーカルは鮮明でクリア、高域の伸びと広がりはうまい

せっかく高級志向のケーブルを作ったのに、コスト代だけでAT-EA1000よりも高いのに、何で?
台湾のオーディオ掲示板でこのことを言ってみたら、何かロジウムメッキのものはエージングが必要らしいっと掲示板の住人が言った
「え?コーディングまでもエージングが必要?嘘だろう!?」
でも確かに作ったばかりの音と表現の仕方は、彼の指摘通りになっていた

彼の話によると、エージングする前のロジウムメッキは高域と低域が抑えられ中域だけ突出する、
音は篭っていて解像度が劣るらしい
でもロジウムメッキのプラグをうまくエージングできたら、クリアかつ艶やか、
くっきりしてパワーフルな音になる、っと彼は言ってた

じゃエージングしてみよう、ラインケーブルの信号が微小のため、
サブシステムのヘッドホンアンプから6.3mmプラグ→RCAジャックという変換ケーブルを使い、
音量をMAXして強制的にハイパワーでケーブルをエージングする。
受け側は壊れてもかまわないAVアンプを使っていた
...この状態で一週間経過

この間RCAセレクターを作ったし、デバイス接続のため自作のAT-EA1000も何本作った
今度は再びPA-02を使ってDAC(Monitor 02 US Dragon)とヘッドホンアンプ(AT-HA5000)を繋いでみる
おお!エージングの後、音は前より大分良くなった模様
まだ細かく比較してないがとりあえず「篭り」と「音場が狭い、平面」という欠点は完全に消えた、
中域の艶やかさはそのままで高域の広がりかたもなかなかいい。
でも解像度はまだ少し甘いという印象。

AT-EA1000と上下付けるのは難しいか、
とりあえず「RCAラインケーブルで音が変わるか?」に対して結果はYesです、
どこまで変わるかと言われると自分の印象では5%~10%くらい、
悪いケーブルだとヘッドホンアンプを台無しにする(例えば10万円のアンプを2万円クラスに落す)

今回、自作PA-02ラインケーブルのコストは以下通り
1.OYAIDE PA-02 x 1m = 1500円
2.RCAプラグRP-1013ZARH x 4 = 4000円
総額は5500円になる
PA-02TRという純正ケーブルは8000円くらいかかるので自作する方が簡単でお得と思う、
しかも自作はロジウムメッキプラグも使える(純正は普通の金メッキ)

では今回はこれで....終わりませんよ、AT-EA1000のケーブルも自作する!


AT-EA1000でラインケーブルを自作

RCAセレクターを完成して、たくさんのラインケーブルが必要になったので、
ケーブルの交換実験でAT-EA1000はかなり優秀かつ安価なケーブルを確かめ
AT-EA1000ケーブルを自作することになった
本当は製品のAT-EA1000を買ってもかまわないが、僕の場合は短いケーブルが欲しかった
できれば30cm位のEA1000が欲しい、でも残念ながらこんなものは売っていません
仕方なくまだ自作しよう
沢山作るのであの高価なネジ止めプラグを使うこともいかず、
秋月電子の安価なRCAプラグ(半田付けが必要)を使ってた、
因みにこのプラグはオーディオ自作界ではかなり好評を得ているらしい

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AT-EA1000、1mあたり680円(ヨドバシカメラアキバで購入)
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まず40cm位に切断する
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今回使ったRCAプラグ、秋月電子で一個150円
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分解するとこうなる、構造はかなり複雑
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まずプラグパーツくらいの長さでケーブルを剥ぐ
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白はGND、赤は信号に
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さらに剥ぐ、白のケーブルは全部剥ぎ、赤は先端8mmくらいを剥ぐ
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プラグの一番後ろのパーツをまずケーブルに装着
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二番目のパーツでケーブルに被って白のケーブルから出てきたGNDの銅線を挟む
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さらにプラグパーツで赤のケーブルに被る
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こういう感じになる
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プラグの穴のところに、半田を流れ込む
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今回使った半田ごて、PX-201(70W、温度調整可能)
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今回使った半田
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最後にカバーを装着すれば完成
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こんな感じになってる、見た目はかなり本格的
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というわけで4本2セットを作った
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自作AT-EA1000大量増殖中
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自作AT-EA1000大量増殖中
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こういう感じに使う、30cmくらいの長さは丁度いい、見た目もすっきりしている

とりあえず完成した
自作AT-EA1000を差し込んで聞いてみたら、純正の物とまったく同じ音でした
AT-EA1000はどうやらエージングがあまりいらないらしい、
純正の説明では「反転撚り構造で高解像度再生」という、自分の印象とは合ってると思う

今回自作AT-EA1000のコストは(2本セットで)
AT-EA1000 60cm位 = 400円
RCAプラグ x 4 = 600円
2本セットでたったの1000円です、長さを1mまで伸びても2000円くらい
純正より大分安かった、音質も全然変わらないのでシステムにたくさん必要な人に薦める


audio-technica ARTLINK オーディオケーブル0.7m AT-EA1000/0.7


【国内正規品】 OYAIDE オヤイデ インターコネクトケーブル PA-02 V2



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