鮎川玲治の閑話休題。

趣味人と書いてオタクと読む鮎川が自分の好きな歴史や軍事やサブカルチャーなどに関してあれこれ下らない事を書き綴ります。

埋もれた軍歌・その6 「建設樂天地歌(樂天地建設の歌)」

2012-02-28 22:24:04 | 軍歌
そろそろ満州国建国八十周年の三月一日が近づいてまいりましたねえ。
という訳で、久々に軍歌紹介です。
今回も前回と同じく満州国の歌で、題は「建設樂天地歌(樂天地建設の歌)」。やはり作詞・作曲は不明です。


 建設樂天地歌        樂天地建設の歌

一 東北父老兄弟們    一 東北の同胞諸君よ
   現今正是奮起時       今正に奮起すべき時だ
  公敵軍閥已無影       公敵軍閥は已に無くなった
   救民水火登袵席       水火の苦より救われて暖かい蒲團の上へ

二 東北父老兄弟們    二 東北の同胞諸君よ
   現今正是奮起時       今正に奮起すべき時だ
  政權有歸得和平       政權は既に和平に歸し
   保境安民爲宗旨       保境安民を宗旨とする

三 東北父老兄弟們    三 東北の同胞諸君よ
   現今正是奮起時       今正に奮起すべき時だ
  満蒙三千餘萬民       満蒙三千萬の民衆よ
   團結建設樂天地       團結して起ちませう樂天地建設の爲に



視点的には満州の人が同胞に呼びかけてる感じなんでしょうか。
軍閥を「公敵」と言っちゃうのはいいんですかね。一応そこかしこに軍閥の残滓はあるというか、建国に関係している軍閥も多々あるわけなんですけれども。
内容的に然程突っ込みどころは見当たりません。まあシンプルな歌詞ですから。