ビジョンが重要

三位一体など調整に汗　安倍氏、タカ派発言は封印
2005年11月26日 　　KYODO NEWS

　「ポスト小泉」の有力候補と目される安倍晋三官房長官。初入閣から間もなく１カ月だが、難航している国・地方財政の三位一体改革をはじめ政府系金融機関、医療制度など諸改革の月内取りまとめに向け、首相の「女房役」として汗をかく毎日だ。
対北朝鮮外交などでのタカ派的言動はすっかり影をひそめ、調整役に専念。「改革」の実を挙げられるか、次期首相候補として最初の正念場を迎えている。
三位一体改革の焦点となっている生活保護をめぐっては、補助金削減を提案する厚生労働省と反対する地方が真っ向から対立。政府系金融の統廃合でも、一本化を主張する竹中平蔵総務相と複数機関化も視野に入れる与謝野馨経済財政担当相の間で意見の食い違いがある。
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