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まぁアメリカ国内の問題だけど

2005-09-04 | 国際的なこと
ハリケーン ニューオーリンズで犯罪多発 無秩序、まるで戦場
2005年 9月 3日 sankei web
 【ニューオーリンズ近郊=岡田敏一】米国史上最大ともいわれる大型ハリケーン「カトリーナ」で甚大な被害を受けたルイジアナ州ニューオーリンズ市に向かう幹線道路沿いには、雨の中、傘を差して救助を待つ群衆が延々と続いていた。市内は武装ギャングによって無秩序化し、「絶対に行くな」と制止された。
 二日、テキサス州ヒューストンから車でフリーウエーを使い、約五百六十キロ東のニューオーリンズに向かった。途中、ルイジアナ州の要所、ラファイエットでガソリンを補給したが、ニューオーリンズと同じ州にもかかわらず、「カトリーナ」の被害はほとんど見られなかった。
 しかし、さらに東の州都バトンルージュからは、様相が一変。看板が折れ、外壁が半分ほど崩れたホテルや倒壊した家屋、根元から倒れる大木など、被災の生々しい痕跡が目に飛び込んでくる。雨も降り始める。後方にはたくさんのペットボトルを積んだトラック。反対車線からは、避難民を乗せた大型バスがパトカーに先導され、数珠つなぎでこちらに向かってくる。
 長い行列を待って、ようやく補給したガソリンは、ラファイエットより一ガロン(約三・八リットル)が三十セントも高い二ドル九十セント(約三百二十円)に。
 次にたどり着いたのは、ニューオーリンズ中心部から西約二十キロの近郊の町、メタリー。半壊したホテルの玄関に中年男性が二人。「(被災者が集まる)スーパードームには行きたくない。治安が悪いから」
 さらに、車で進むと荒地に数百人の被災者が救助を待っている。周辺では軍隊のヘリコプターが飛び交っていた。
 ニューオーリンズの中心部まであと約二十四キロ。車で向かおうとしたが、そばにいた男性たちに制止された。「絶対に行くな。まだひざくらいの高さまで冠水しているし、死体もたくさん浮いている。強盗やレイプも多発しているぞ」
 ニューオーリンズ行きはやむなく断念した。
 現地メディアや避難してきた人の話では、ニューオーリンズ市内は武装ギャングが横行し、無秩序化している。ホテルのテレビは「生きるために、盗まなきゃならないんだよ!」と叫びながら略奪と破壊を続ける少年の姿を映し出した。
 さらに市街地で州兵たちが自動小銃を構えて不審な住宅のドアをけ破り、一軒一軒捜索。バグダッドでの掃討作戦と見まがうかのような光景をテレビが繰り返し流しており、まさに米国が戦場と化したようだった。

支援の遅れに怒り爆発 ニューオーリンズ
2005年 9月 3日 ASAHI.COM
 水没により市民5万人が脱出できずにいる米ルイジアナ州ニューオーリンズで、連邦レベルの支援の遅れについて地元政治家や住民の不満と批判が拡大した。取り残された市民の圧倒的多数が貧しい黒人であるため、「人種や経済状態が生死を左右してはならない」と黒人指導者らが声を上げた。
 ニューオーリンズのネーギン市長は1日、地元ラジオのインタビューに「4万人の支援部隊が来るというが、来ないじゃないか。いい加減、腰を上げたらどうだ」と連邦政府の対応の遅れを批判した。州や政府の記者会見通りに支援が届かない状況について怒りをぶちまけ、「記者会見はもう十分だ。現実に支援が届くまで、記者会見を制限すべきだ」と声を荒らげた。
 ネーギン市長はハリケーン到着前に、市内からの自主的避難を市民に呼びかけていた。しかし、大型ハリケーン襲来を想定して昨年実施された連邦緊急事態管理庁(FEMA)などの机上演習を通しても、脱出の手段をもたない市民10万人が災害時に取り残されると推定され、現実に多くの貧困層の黒人が市内にとどまった。
 市内の3分の2が黒人という人口構成を差し引いても、テレビを通じて連日、映し出される難民化した被災民は黒人ばかりに見える。米メディアによると、こうした状態が人種差別批判を招くのではないかと心配する声も出ている。
 メリーランド州選出のカミングス下院議員(民主党)は2日、記者会見で「05年の大嵐で生死を分けたのは、貧困、年齢と肌の色だと、後に言われることがあってはならない」と話した。CNNなどでも、難民化した被災者が黒人に偏っていることについて、人種差別的な要素があるかどうかを問いかける報道が相次いだ。
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これが人種問題になったらまずいよ。
はやく!米軍出動だ!
おかしいな。
タカ派の政権って、こういうとき、素早く動くのに。


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