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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ハルシャギク - キク亜科

2021-07-23 14:37:18 | みんなの花図鑑





ハルシャギクは キク科キク亜科ハルシャギク属(Coreopsis コレオプシス)の一年草。




学名: Coreopsis tinctoria (コレオプシス・ティンクトリア)
属名の「Coreopsis(コレオプシス)」は、ギリシア語の「coris(南京虫)」と「opsis(似ている)」を語源とし、タネの形が南京虫(トコジラミ)に似ていることにちなみます。(波斯菊(Coreopsis) - ハルシャギクの花言葉 - 花言葉-由来)




種小名の tinctoria ティンクトリア は
 tinctorius 染色用の, 染料の
 tinctus 染まった, 着色した, 湿った
に派生し、赤い蛇の目紋からつけられたようです。




ハルシャギクの「ハルシャ」は 「ペルシャ」(いまのイラン)のことですが、
北アメリカ西部原産で、なぜ「ペルシャ」の名が付いたのか よく分かっていません。
明治の初期に観賞用に導入され、その後 野生化した帰化植物です。




別名「蛇の目草(ジャノメソウ)」
ハルシャギク属(コレオプシス)の仲間には オオキンケイギク Coreopsis lanceolata、キンケイギク Coreopsis basalis、ホソバハルシャギク Coreopsis grandiflora、イトバハルシャギク Coreopsis verticillata などがありますが、蛇の目紋をつけるのは ハルシャギクだけです。


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