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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

雨の日はコンデジで (5)

2021-09-15 10:57:51 | みんなの花図鑑
雨の日のコンデジ散歩、今回は おおむね草本でなく木本を集めてみました。
コンデジは SONYの DSC-HX90v です。

例によって 名前が分からないものがあります、また勘違いしている木があるかもしれません。
その節はどうぞお知らせください。
最初に画像をお見せします。名前は画像のあとに出しますので、名前当てクイズとしても楽しんでいただけます (´∀`)
全部で9題あります。
では



1 (画像は3枚あります)










ネズミモチです。
モクセイ科イボタノキ属
学名:Ligustrum japonicum
よく似たトウネズミモチとは 葉で区別するのが一番分かりやすいと言われています。日に透かして見て葉脈がはっきり見えればトウネズミモチ、そうでなければネズミモチ。
それから、ネズミモチの葉は丸っぽいけれど、トウネズミモチの葉は相対的に長細く先がとがっています。


これは 5月23日に撮ったこの木(ネズミモチ)の花です。

ネズミモチの果実はやや楕円形ですが、トウネズミモチの果実はもっと丸いです。
両者とも モクセイ科ですので、果実は黒くなります。(今どき、「ネズミの糞」って言われてもねぇ)




2 (画像は1枚だけです)


マメ科ナツフジ属のサッコウフジです。
旧「みんなの花図鑑」時代に質問して 名前を教えてもらいました。(その時、このコンデジで撮った画像です)

そのとき 「クズの花に似た」と言って質問していました。
クズは マメ科クズ属(Pueraria)
サッコウフジは ナツフジ属(Millettia)です。




3 (画像は3枚あります)








これは 花の色が白いので シラハギ でしょうか?
シラハギだとしたら
「ミヤギノハギの変種で、白い花をつける。」(松江の花図鑑)
「ミヤギノハギ の変種と言われるが、 ヤマハギ にもまれに白花が存在し シロバナヤマハギ と呼ばれるが、区別は難しい。」(四季の山野草「シロバナハギ」)
「ニシキノハギの白花品種はシラハギという。学名は諸説あり、統一されていない。」(三河の植物観察「シラハギ」)




4 (画像は1枚だけです)


トウフジウツギです。
フジウツギ属(Buddleja)の属名から「ブッドレア(ブッドレヤ)」と呼ばれることが多いです。
トウフジウツギとフジウツギの原産地以外の違いはよく分かりません。




5 (画像は1枚だけです)

これって ナツミカンでしょうか?!
すみません、よくわかりません。




6 (画像は2枚です)






いちおう ピラカンサ としておきます。
バラ科のピラカンサ属(Pyracantha)。
通常ピラカンサの名前で呼ばれるのは3種タチバナモドキ・トキワサンザシ・カザンデマリ (ヒマラヤカンデマリ)の3種ですが、雑種も多く、これがそれらのどれに当たるのかは 果実を見ただけでは分かりません。




7 (画像は3枚ありますが、雨の日コンデジで撮ったのは 最初の1枚です)









これは観葉植物なので ちょっと難しいですね。
名前を フィカス・ウンベラータ(Ficus umbellata)と言います。
フィカス(Ficus)は イチジク属のことです。
1枚目は 散歩の途中の個人宅玄関先に置いてあった立派なウンベラータ。

2枚目は つい最近、大学時代の友人から授かったウンベラータの苗木。
3枚目は 西尾市憩の農園で売られていた完成形のウンベラータです(^^ゞ




8(画像は4枚ありますが、コンデジで撮ったのは 最初の1枚だけです。ただし すべて雨の日の撮影です)












大きさが分からないと イチジクとしか言いようが無いですよね
見た通り これは (上の フィカス・ウンベラータと同じ)フィカス(イチジク)の仲間で、学名を Ficus erecta(フィカス・エレクタ)と言います。
ですが、和名は全然関係のない「イヌビワ」となっています。




9 (さいごです。画像は5枚です)















マメ科のカッシアです。
カッシア(Cassia)は属名で、詳しくいえば、カッシア・コリンボサ(Cassia corymbosa)とか、ハナセンナ 
(Senna corymbosa)とか名前が付いています。そしてそれ以上に有名なのが「アンデスの乙女」という流通名かもしれません。
それらが 品種的に違いがあるのか、みな同じなのか、よくわからないので、私は単に属名で「カッシア」と呼んでいます。
カッシア属には 先だっても取り上げた畑のエビスグサ(Senna obtusifolia)がいますが、写真にみるような 特徴的な花が咲きます。
一つの花に3つのタイプの雄しべがついていて、下側の長い大きな葯の雄しべの位置に雌しべが伸びているのですが、それが右寄りのと左寄りのとあるというのです。



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