アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ゴヨウアケビ - 安城市OZ

2020-04-06 21:53:12 | みんなの花図鑑
「樹に咲く花」を特集中なのですが、一休みで、 つる性植物のアケビの花を。


ゴヨウアケビの花は 雌雄異花です。 上の画像では 上方にある大きめの花が雌花です。雌花も雄花も、萼片も雌しべも雄しべも、すべてがチョコレート色をしています。




なので、まともに写したのでは チョコレート色一色で何が何だか分からない画になってしまいますので、陽にかざして透かしてみました。




雄花です。 雄花は数個が集団で一つの花序つくります。(雌花は 単独で一つの花序)
3枚の萼片は反り返っています。




雌花は 3枚の萼片と雌しべ(通常6本)からなっています。




雌花の雌しべはバナナの房のような 円柱形のもので 通常6個あります。雌しべの頭は 柱頭で花粉を受粉します。柱頭は 甘味を持った粘着性の液体がついています。今小さなハチが止まっています。粘着力が強いのでハエ取り紙のように捕まってしまっているのかも?




ゴヨウアケビの葉は 5枚の小葉からなっています。 ゴヨウアケビは アケビとミツバアケビの交雑種なので、 小葉が5枚なのは アケビの性質を受け継いだものです。ただし、 葉の縁が 大きく波打っているのは ミツバアケビの葉の特徴を受け継いだものです(この画像では 鋸歯は目立ちませんが)。


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