かかりつけのお坊さん 奮闘編

転勤も定年もリストラもない、失うものは何もない最強な坊主が日頃の“感謝”を言葉にこめて、日常を綴ります。

山鳥のほろほろと鳴く

2013-05-30 21:20:54 | 坊主・ビー・アンビシャス
最近、明け方の4時ごろから、

恋の季節なのだろうか、鳥の鳴き声が聞こえてくる。

毎年、この時期に耳にする鳥の鳴き声なのだ。


その鳴き声を聞きながら、行基の歌とされる歌を

ふと、思い出した。

山鳥のほろほろと鳴く声きけば
ちちかとぞ思ふははかとぞ思ふ
(玉葉2627)

現代語に訳すと、

山鳥がほろほろと鳴く声を聞くと、
あれは父かと思うのだ。
あれは母かと思うのだ。

とでも、訳すのだろう。


そうか、あの声は、父が鳴いているのか。

父は、大正10年生まれの“酉年”だったし。(笑

明日の朝にまた、聞こえたら、言ってやろう。

「父さん、朝早くから、ご苦労さん」


昭和8年に刊行された「●●村史」を読んでいて、

おもしろいものを見つけました。

「●●村史」は、私が生まれ育った故郷●●村についての

村史なんです。

とはいっても、これが発行された昭和8年には、当然

私は生まれていませんけど。

その中に、「迷信」についての記述があったんですね。


烏が鳴くと凶事がある。

鳥の鳴き声一つ聞いても、親の声に聞こえるかと思えば、

烏は、何か不吉な予感にも聞こえたりする。


小児が蚯蚓(ミミズ)に小便をかけると陰茎が腫れる。

ちょっと、笑いましたが、でも、

最近は滅多にミミズなんて見かけません。


そして、極め付けが次の二つ。

狐が美人に化ける。狸が青坊主に化ける。

私は、どうでも、“狸”らしいです。(笑

朝坊主に出会うと其の日は悪運 晩坊主は反対。

って、何のこっちゃ。

“くそ坊主”と小便を引っ掛けられそうです。(笑



こんな迷信に、負けてなるものか!

●●村の坊さんは、迷信に負けずにきょうも頑張る。。。。



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