かかりつけのお坊さん 奮闘編

転勤も定年もリストラもない、失うものは何もない最強な坊主が日頃の“感謝”を言葉にこめて、日常を綴ります。

僕は、ひどいお坊さんですか?

2013-07-30 18:07:45 | 坊主・ビー・アンビシャス
お盆前になると、必ずと言っていいほど、
こんな電話がかかってくる。

「すみません。実は、私の娘が嫁いでいる先で、
 お母さんが亡くなられて、今年が初盆なんですが、
 こちらのお寺さんに、お参りしていただけますか」

「嫁ぎ先のお家の、お手次のお寺さんは、どちらなんですか」

「ハイ、真宗じゃなくて、●●宗とか言ってました。
 でも、宗派に関係なく、早く、
 遺骨にお経をあげていただきたいんです」

「ご仏壇はございますか。」

「いいえ。仏壇もお墓もまだありません」

「真宗では、遺骨を拝むことは、しないんですね。。
 
 だから、ちょっと、難しいかと思います」

「では、そちらのお寺で、遺骨を預かっていただくことは
 できませんか」

・・・・・・・・・・・・・

はたして、どっちがホンネなんだろうと、首をかしげたく
なりました。

亡くなった方の人生は、死んだ途端に、

遺骨という“邪魔もの”に化していくんですね。


おいそれと、

 死ねない時代になりました。


広島ブログ
 
きょうも来てくださって、ありがとうございます
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