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POP LIFEwww.wb.commufa.jp/atl-pop

春日井市の絵画教室、あとりえPOPアートスクールの教室風景や内容を中心に、アートについて広く記事にします。

パパの歌

2014-05-05 12:40:17 | 日記
ゴールデンウイークも終盤。
皆様如何お過ごしでしょうか?

本日は、友達の話をします。
授業もありませんし、制作の模様はもう少し煮詰めてからにしたいので。
しかし、これは決して谷間の記事という訳でも、しばらく間隔があいたことに対する、焦りの穴埋め記事でもなく「俺のこと書いてよ」という友達のリクエストから、一生懸命以下書いてみようかということで、こうなりました(笑)
やや散文詩的に書いていくことになりますから、その通りイメージで読んでいただければ幸いです。


先日、久しぶりにその友達と並んで飲んだので、エールを送りたいと思うのです。

彼。O澤は親友です。
親友。
どんな友人を親友と言い、どこまでを言うのかはわかりませんが、彼はその一人です間違いなく。

多分私の父親は、私と一緒に彼に教えたんだと思います。
仕事の厳しさ、お酒、歌…たくさんの事を。

私と彼は当時、一生懸命背伸びをしていました。
浅い知識が全ての若僧は、一緒に大人の匂いを嗅いでいたんだと思います。

当時の私の親は、彼の事を息子以上に可愛がっていたと、息子である私は思います。
彼は、その父親が営んだ小さな印刷会社が潰れて、家族+犬で夜逃げするまで、アルバイトをしてくれていました。
口には出しませんが、これには感謝です。

その後私たちが社会人になったころ、清志郎に「昼間のパパは男だぜ♪」と歌われた大手ゼネコンに入社し、地球に穴を開け橋を架け続けてきた中で、彼は凄い高さから落下して、生死をさまよう大怪我もしましたし、右耳の聴力も失いました。
だから彼と二人で飲む時だけは、普段焦点が合わせづらいという理由で、必ず右に座る私が、左に座ります。
もちろん先日もそう。

繰り返しになりますが、話は様々な時代を行ったり来たりしますので、時系列に捕らわれず、イメージを膨らませて読んでくださいね。

少なくとも自分にとって、全く無意味だった学習塾の帰り道、毎度近くのコンビニの前に座り込み、ラムレーズンのアイスクリームを食べた時間は、とても有意義でした。

ラムレーズンは今でも大好きですが、それは高校時代の話。
有意義だった時間に繰り返したのは、つまらない会話です。
あの子が好きとか、明日告白するとか、昨日ふられたとか、そろそろ学校来いよ、とか(笑)

同じ星座に同じ血液型。
見た目も趣向も全く違う彼とは、不思議とウマが合いました。
ウマが合う理由はわかりませんが、それはラムレーズン同様、車山林間学習から始まり、今も変わりません。

彼は、高校から付き合っていた彼女と結婚しました。
私は数え切れないことはありませんが、その時期から色んな恋をしたような気がします。
彼はしていません。多分。
当時からの一途な想いで結婚した奥様は、彼の事を君づけし、私の事は呼び捨てにします。

めんくいなのは彼ですが、30年後を見抜く力はなかったようです(・◇・)?
ごめんなさい。冗談です。
彼の奥様は、元高○寺高校のマドンナで、元私の妹の家庭教師です。
だから何?って話ですが、この夫婦の事を、大切に思っています。
めったに会いませんが心から。

彼はいつも、私より少し上なんだと思います。
冷静沈着で、常に正しい選択をしていた気がしますし、私の操り方を心得ていましたから、私はいつもちょっと下から話をしていたような気がします。
それは力の差ではなく、立ち位置の問題で、そのくらいが絶妙に気持ちよかったから、今もそうです。
私168センチ。彼は178センチ。これくらいの差です。
地面から数えて10センチ差のベストポジション。

親友とは「互いに一番気持ちよい立ち位置でいられる関係の友達」を言うのではないか?と今思いました。
それは、昨日飲んだ二日酔い中の酒のみ夫婦、エグいカーデザイナー、東京からきた幼なじみにも言えます。
(昨日午後からのカーデザイナー宅でのバーベキュー。50絡みのそれは肉無し)

彼は今、日本の大動脈のバイパス的道を作っています。
日本地図を広げたら、あそこの高速道路もこっちのトンネルも作っているかもしれないですが、そろそろこの現場が終わるそうなんです。
「明日の仕事は南か北か。ここまでおいでと誰かの声が。どこまで行くのか貧しい足で」と、名曲「自己嫌悪」を歌うのは陽水ですが、その陽水の「新しいラプソディ」は彼とよく並んで歌ったものです。

彼の足は決して貧しくありません。
行け!と言われればどこまでも強い足取りだったはずですし、今でも幸せな家族を支える大黒柱の足は踏ん張りがきく。

でも何故でしょう?
少しだけ…
彼が疲れていました。
これは他の人にはわからないと思いますが、私の立ち位置からだけわかる感覚なのです。
相変わらず、往年のカープのエース北別府学にそっくりでも、彼は疲れていると私には映ったのです。
白髪が増えました。
肥りましたし、艶もなくなりました。
しかしそれは、渋さには感じますが、疲れて見えた理由ではありません。

彼には全盲の弟と、足の悪いお母さんがいます。
弟は、全盲を補うだけの知能と、ギターのテクニックを持っていました。
おばさんは昔から、絵で食べていく私を心配してくれていました。

この年になると、誰でも先を見ます。
特に旧友と飲みながら見る前途は、明るいことが少ない。
それはそうでしょう。
キラキラしていた昔話をし、その頃と変わらない気持ちのまま、衰えていく体の話をし、少なくなった髪の毛を残りの人生に、蓄えた脂肪を取り戻せない過去になぞらえて話をしたりするのが普通ですから。
親が年をとるのも普通ですから。

それでも僕らは前を向き、踏ん張っていかなきゃいけない。
それでも僕らは弱音を飲み込み、進んでいかなきゃなるまい。

わかっています。
彼も僕もわかっているんです。
だからエールを送ろう。お互いに。
だから弱音を吐こう。お互いに。
そんな存在でいよう。お互いに。
「頑張ろうぜ」の代わりに酔って肩を組もう。

私は、官と癒着をするゼネコンは好きじゃありませんが、人のためにいいものをたくさん作ってきた君は自慢です。
年はとったけど、昼間のパパはいい汗かいてて、昼間のパパはまだまだ光っていなきゃいけないはず。
あの歌に励まされた君は、廃炉の現場に東北に行っても立派に立っていくはず。

だから、たまに疲れた顔で飲もうか。
グッタリへべれけになろうか。

また帰ってきたら一杯やろう。
付き合います。
(^_^)



さて。
明日でゴールデンウイークもおしまいですね。
一足先に本日が最後の私は、ブログを上げたら制作です。



※写真はこの話とほとんど関係ないイタリアンな独身カーデザイナーの下駄箱。
こいつも親友です。

music life

2014-04-27 10:21:30 | 日記

時々、私のブログ「POPLIFE」では、息抜きに音楽の話を書きます。ってなんの息抜きだ?


近頃、この2枚にハマっています。
西原健一郎のアルバム「humming Jazz」と「LIFE」
ボスト・ジャジー・ヒップホップ…なんでしょうか?
もう聴き飽きた感のある、ジャズとヒップホップのミクスド・ミュージックですが、これはなんとも新鮮です。
非常に優美なジャズテイストなピアノサウンドに、ヒップホップが乗り、ボサノヴァ、ソウル、ダンスなど、様々テイストの曲が絡まりますが、トータルでは、ヴォーカルがあれど「歌声も楽器である」とばかりに主張が絶妙で、極上のインストルメンタルなアルバムに仕上がっているように思います。
全曲西原健一郎のプログラミングによる曲で、ヒップホップを含めたヴォーカルは、男女共フィーチャリングの形。
いったい何が新鮮なんだろう?。
と、聴きながらよく考えるのですが、最近腑に落ちました。
この2枚のアルバムは、非常に「日本的」なんです。
ブラックミュージックなんですが、日本的なイメージが浮かぶのは、洋食の食材&調理法にもかかわらず、和食に仕上げられた★★★な料理のようです。
これだけ聴くと、新鮮ではあれ「?」が残ると思いますが、味は保証します。
これらのアルバムは、恐らく店頭では既に買い難いと思いますが、今時はネットで何でもお安く手に入れることができます。
仕事で疲れた頭と心を、緩やかにほぐしてくれるようなアルバムを、よろしければ…云々。

と、日曜日の息抜き音楽記事。こんな感じにシメてみようかと思ったのですが、ここからが本題(゜∇゜)

美容室をアートで飾ろう企画でお世話になっています「agree」のボスと私は、共通の趣味として「音楽好き」が挙げられます。
というかそれだけ?(笑)

創造するプロとして尊敬する1才年上のボスですが、よく情報と、互いの中で旬なアルバムを交換します。
音楽は、音楽以外のアートに携わる私にとって、別の角度からインスピレーションを与えてくれますから、絵画制作における、非常に大切なソースになっています。
逆も然り。ミュージシャンに刺激を与えられるような絵を描きたいものですが、まだまだまだまだ。

今回も先日記事にした「松尾摂子展」から美容室に行き、髪をカットしてもらいながら、化学の情勢についてひとしきり語り(小保方さんについて)音楽の話をしたり(佐村河内さんについて)変態同士の会話をしたり(やっぱり小保方さんについて)で盛り上がりましたが内容は割愛します(・_・)
※よい子のブログでしたごめんなさいm(_ _)m

そこで私は、今記事冒頭からツラツラ並べたアルバム2枚を得意げに差し出したわけですが「あ、これ持ってる」と、1枚はすでにコレクションされていて却下。
私は何となく意気消沈(笑)
すごすごそれを引き下げます。
そして、カットが終わり、支払いの段階になって、ボスから無造作に出てきた3枚のアルバムは、名前だけ知っているものが2枚ありましたが、聴いたことはないものばかり。
ちょっと悔しい反面「多分ミオさん気に入ると思うな」のセリフにわくわくさせられました。

車の中。
デッキにCDを挿入。
遠回り。
満足。

どれも素晴らしかったので、タイトルのみご紹介します。

今回の互いのテーマはSTAP細胞について…ではなく「ジャジーで新鮮なもの」だったように思いますが、そんな作品がお好きで、まだ聴いていらっしゃらない方は、よろしければ是非手に入れてください。
無条件に面白かったですし、多分ゴーストライターはいません(引用は当たり前)

◆ティム・デラックス「THE RADICLE」
無条件にかっこいいアルバム
◆モービー「innocents」
無条件に美しいアルバム
◆オイラ「HOBBY」
無条件に温かいアルバム(アラジンストーブのCMで使われていました)

あれ

2014-03-11 15:57:18 | 日記
「あれから1年」とブログの記事にしてから2年。「あれから2年」と書いてから1年。

あれから3年の今日「あれ」からの距離がどれくらいなのか、正確に捉えられなくなっている自分に気がつきます。
「あれ」がぼやけて見えるのです。


2万人以上が犠牲になりました。
それが「あれ」の話。

子どもが津波にさらわれて、顔も判別できない状態でみつかったのが2ヵ月後。

留守番の弟だけが瓦礫の下敷きになって潰れた時、私は間一髪難を逃れた。

配達に出た父親はまだ見つかっていない。見つかった車は、高台ではなく我が家を向いていた。

笑顔がたえない子でした。

ケンカばかりしていたけど、たった一人の兄弟が大好きでした。

無口で優しい父さんでした。


こんな実話が2万もあって、悲しみの数は、それに家族の数をかければよいだけではなく、家や土地を追われたそれぞれの人は、いったいどこでこの悲しみに堪えるのでしょう。
未来の何を信じたら良いのでしょう…。

と、書いて尚、ぼやけて見える、霞んで見える被災地や、被災者の方に対して、私は何も書く資格はありません。
ですから、あれに関する記事は今日で終わり。

ならば今から書かなければいい。

はい。
確かにそうなんですが、これは「今日から日記をやめる」と日記に書いているのと同じで、形に残して戒めるための記事。
いつか目で見る記憶のための記事。
昨年と同じ、快晴の空を見ながら、色んな事を空想するのに、自分の真下の地面が揺れる事だけは想像できない貧想な自分を、来年も振り返ればいい。
そして、今と同じように落ち込めばいい。

そんな自分を棚にあげます。

なぜ3月11日は休みにならないのでしょうか?
休みを、祝祭に限るのはなぜでしょうか?
防災の日でもいい。すでにそれがあるなら、津波の日でも東北の日でもなんでもいい。
1月17日や9月1日と合わせて震災を想う日として休みにし、強制的に日本中で避難訓練をやればいい。
電車を止めて、高速を止めて、物流を止めて…みんなみんな止めて1日だけ日本中で堪えればいいじゃないですか。
否応なしに思い返せばいい。何年経っても喪に服しながら、避難所で寝泊まりしてみたらいい。缶詰め食べて仮設トイレで用を足せばいい。


なんてね。
極論でごまかしても、棚に上げたものは隠せません。

あれから3年。
まだ3年。もう3年。
未だに避難所で暮らす26万人の方々。尚行方不明の方を含め、家族を亡くされた数万人の方の困難が、少しでも取り除かれますように、お祈りいたします。
あれがぼやけても、この先記事にはしなくても、3・11は、私の中で生涯「すべての被災者に対する祈りの日」として残っていきます。


※本日、デイサービスの駐車場で黙祷しました。
間に合いました。
どう足掻いても、悲しみしかない日に、春の暖かい日差しは優しいです。

アグリーにて

2014-02-23 08:33:42 | 日記
先日髪を切りました。
もちろんアグリーで。

美容室Agree for Hairは、行きつけの美容室であり、アートの展示でお世話になっています。
それにつきましては本日は割愛。


私はアグリーのカリスマボスに髪型はお任せなんですが、どうも最近遊ばれてる匂いがぷんぷんします。

ボス各務健二さん以下B。私ナカムラミオ以下M。


B:「今日はどうします?」

M:「毎度のお任せなんだけど、色々つけたり上げたりが面倒くさくなってきたんで、バサバサと何にもしないで済む髪型にできませんかね?」

B:「ミオさんのくせ毛はひどいからね。膨らむし。短いなら本当は上げてきちんと分けたほうがいいね」

M:「そうかぁ…(ちっ、面倒くせーな)」

B:「うーん…あ、大丈夫か」

M:「お?できます?(それがプロってもんだ)」

B:「うん。変態チックでもいい?」

M:「うん。変態だしねって、いいわけないですやん!」

B:「大丈夫大丈夫。ミオさんなら大丈夫」

M:「大丈夫て!(ミオさんならの意味がわからん!)」

B:「まぁまぁまぁまぁ。じゃ、いきますね」

チャキチャキチャキチャキ…

チョキチョキチョキチョキ…


どうやら最近の私の髪型のテーマは「ネオ・クラシカル」のようです。
(顔も性格も雰囲気も考え方も古くさいし)

音楽の話や車の話、アートの話やエロい話など一通り済ませたら…

B:「うん、よし終わり」

M:「ありがとうございます」

B:「どこから見ても立派な変態が出来上がりましたよ」

M:「ほんとだ。ってあのね(マジ変態っぽいけど、嫌いじゃないな)」
※眼鏡外すんで、ほとんど途中がわからないんです。

B:「流しますね」

M:「…(大丈夫なんか?)」


う~ん…
ボスのマジックは、確かに2ヵ月徐々に成長させる髪型を作ることですし、この極太ちぢれ麺、白髪ネギ入りみたいな髪を、よくやってもらえてるんですが「各務の(鏡の)前の男は変態チックなんだろうか…?」なんて疑問に有無を言わせない説得力と、間違いなく数分後には見慣れるこれは何だろう?

首を傾げて店を出ました。

「散髪頭に帰らず」
よい言葉です。

日に日に馴染んでいきます変態が。
日に日になっていきます変態に。
もちろんそれは見た目の話。

授業でも、だーれもなーんも言わないところをみると、私は元から変態なのか、実は変態がすごく様になる男だったのか、変態過ぎて触れられないのか、そのどれかだと思います。


ま。
なんでもいいや。
今はとても気に入ってますから。
(^_^)v


あ、最後に。

B:「まゆげ伸びてますよ。そうゆうのがダメですわ。オッサンですわ。鼻毛も出てるし」

M:「面目ないf^_^;」

オッサンのダメダメ変態がすっかりできあがりました。

眠る。

2014-02-21 13:02:20 | 日記
眠る。

実は、眠ることが本当に必要かどうかは、科学的には解明されていないそうです。
しかし人間は「眠ることの重要性」を無意識にわかっていて、感覚で必要と知っているのだとか。
もちろん体が欲するから眠るのですが、本当は蔑ろにしてはいけないと誰もが感じている睡眠を、人間は、どんどん疎かにしているらしいですよ。

眠りと覚醒を司る体内時計。
働くのはメラトニンとセラトニン。
メラトニンは睡眠を促し、新陳代謝を促進します。
セラトニンは朝日を浴びることで取り込まれ増幅し、体内時計を作り、リセットします。
このセラトニンは免疫力を高め、精神の安定をもたらすのです。
私は、昨年精神的に苦しんだ時期があり、このセラトニンについて調べ、朝日を浴びることをずっと実践しています。

まずは規則正しく眠ることについて。
成長ホルモンが最も分泌される夜10時~深夜2時。代謝は進みます。
体と頭を休める0時から3時。深く眠ります。
心を休める3時から朝6時。夢はここで見られます(夢をたくさん覚えているのは、ストレスがたまっているそうです。ひとつならば問題なし)

これを理解しながら、体内時計に従って眠ることが、最も大切なことのようです。
ですからこの季節、私はなるべく10時代に床に就き、朝は6時前に起き、ウォーキング&ジョギングに出ます。
それによって精神が安定したのかどうかはわかりませんが、その他、様々免疫力を高めるよりも「免疫力を下げない」努力を合わせて生活していたら、体調は徐々に回復してきたように思えます。

私は以前、必ず晩酌の延長で、ずるずる日をまたぎ眠りに就いていました。
そして、夜な夜な湧いてくるイメージを描きためた時などは、益々寝る時間は遅くなり、結果として良い睡眠を得ていなかったのです。
特にお酒で麻痺させて眠る睡眠の質は悪く、翌日に疲れを蓄積させるそうですが、今になってはそれが本当に理解できます。

夜9時から少しずつ出始めるメラトニン。
このメラトニンが深温を下げる時に、人は眠るのです。
その前に体は温まるように出来ているのですが、よりその働きを助けるために、お風呂に入って体を温めてから、なるべく早く床に就くことが大切。
体が冷えてから布団に入っても、温めるまでに脳が覚醒してしまうのですね。

このメラトニンは、体内時計の指示しか聞かないのです。
ですから、この体内時計が狂ってしまうと、メラトニンは分泌されず、眠りは壊される。

メラトニンを分泌させないものの代表的なものは、蛍光灯、パソコンやスマホのバックライト(ブルーライト)です。
この光を深夜に見続けていると、メラトニンが抑制され分泌されない→成長ホルモン分泌時間に眠っていない→頭を休める時間に眠っていない→体温が上がらない→代謝が促されない→毎晩老廃物を溜める→体内時計が狂う→朝起きれない→セラトニンを取り込めない→体内時計を作れない…

これを繰り返したら、当然ですが心も体も不安定になりますし、代謝が滞りますから女性の肌はボロボロになり、肥るに決まっています。

あ、実は本日の記事。
生活が不規則になり、めっきり肌がボロボロガサガサになって肥ったという友人が「いくら薬やクリームを使っても酷くなるし、ダイエットが効かない」と間違った話をしていたために上げました。
私は実際、職場の文化センターで、睡眠についての講演を聞き、自分に取り入れた経験があります。そこで本日、不憫な友人を助けるにかこつけ、その知識をここでひけらかし、同じように悩んでおられる女性の人気を得ようとする浅知恵…ではありませんから誤解なきよう。

夜な夜な風呂上がりに晩酌をし、パソコンやスマホを見ながら日をまたぐ、など最悪です。
そんな生活しながら、ダイエットのために夜中に運動なんて、言語道断本末転倒。
それが私と同じ年齢となれば、何もしなくても衰えるのに…

このブログを見てくれているY。
君が「文章に残してよこせ」と言うので、貴重な記事にしましたよ(^_^)
いつかお礼をするように。
睡眠が改善されたら、運動はまた教えてあげよう。


さて。
女性の肌云々は、実は知ったこっちゃありません。(・◇・)

それより困ったことは、親のせいで子どもの体内時計が狂っているらしいことです。
夜更かしをする親の子は夜更かしをする。
夜のゲームを容認する。
スマホや携帯を与えて無制限に使わせる。
夜も部屋中が明るい。
電気を消してパソコンやスマホをやる。
等々。

これによって、メラトニンの分泌異常が、子どもに蔓延しているそうです。
ここから、本来の成人病が子どもに広がったり、忍耐力や持続力がない子が増えたりと、様々困ったことが派生している…
この世代の将来は、データがないだけに非常に心配です。

眠る。

そんな当たり前すぎることを蔑ろにしてはいけないのですね。
親が生活を少し改善するだけで、子どもまで守れるのですから、ちょっと考慮してみる価値がありませんか?

眠ることは「頭と体、心のメンテナンス」をしていること。
キチンとメンテナンスしなければ、何でも壊れます。


睡眠に関しての余談ですが、睡眠は「借金できても貯金はできない」と言うのだそうです。
寝貯めはできないのですね。
寝不足の蓄積を返すこと。いわゆる借金の返済はできる。
そして枕。
男性は硬め。女性は柔らかめが向いていて「朝まで枕の上に頭が乗っているか」が良い睡眠が取れたかのバロメーターになるとか。

眠る。

大切であると同時に、人間のメカニズムが垣間見えて、なかなか面白いと思いませんか?
健康より大切なものはありません。

体内時計を大切にしながら、良い眠りを貪れるようにしたいものですね。



※これは、一般的に昼間に勤める方の話です。夜に勤めなければならない方、妊婦の方など、このリズムを守りたくても守れない方には、良い睡眠のためにできることがたくさんあるようです。
残念ながら私は知りませんが、近頃は睡眠外来のように、眠りの専門外来がありますので、一度相談しでみることをお勧めします。
私が通った禁煙外来には睡眠外来もありますので、良ければご紹介いたします。