森共同アトリエ 管理人日記

共同アトリエのnews、管理人の彫刻制作記録、管理人の徒然日記etc

詰め詰め大詰め

2009年11月01日 12時10分27秒 | life(塑像編)2009 5月~

9時半、天気よさそうだけど、雨降る予報です。
石膏取りはとにかく墨入れ、切り金さし、一層目まで、一気にやってしまいたいので(とても切り金さしたあと、ビニール被せられるような形では無い)連続して2日制作できる日に始めます (^_^;)
とりあえず今日で原型の制作は完全に終わりにしました。
そうそう、これが(↓)型取りの方法を悩ませている原因です )`ε´(



人体用鉄アングル…彫刻関係者ならお馴染みのアレです…
知らない方の為に簡単に説明しますと、このアングルってのは、粘土で大きい作品を制作する為の骨組みを支えるヤツなんです。
↓人体なら通常こんなふうに背中側から中の構造(木としゅろ縄と針金でつくります←ノコや番線切りで切れるので型取りが容易です)とつなげるのですが、今回は、このアングルが3つ、直接人体の中に埋没しています(-"-;)

石膏取りのイメージとしては、原型全体に石膏で厚みをつけ、中の粘土や芯棒をかきだすためにあらかじめフタが取れるように仕切りをするのですが、その仕切り方が難しい…普通なら壊せる芯棒なので、粘土を全部かきだすことと、粘土をかきだしたあと、型の内側に、今度は直接作品となる石膏を盛っていく作業がしやすいかどうか、それだけ考えればいいのです。(型の内側に石膏を盛って、型を壊すと、晴れて粘土の形が石膏に置き換わります)
でも今回は、壊せない、しかも大きな物体が入ってる為に、部分的に大きなフタをつくらなくてはならないんです。
形が複雑な為、パズルのようにフタをつくらなくてはならない…しかも、形的に、三人の足を両足ともはずさないとならないんです。そうした時に、上半身の重みで少しでも型が落ちてくると、足が戻らなくなっちゃいます。木の柱で支えをつくったりしますが、あまり多くつけると、結局アングルが引き出せなくなるし、う~ん難しい…





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