前回仮付けした胸部を溶接し、荒削りしました。
久しぶりにビニールを剥がしてみたら頭部の粘土が落ちていました。今日は頭部の荒付けのやり直しです。それとともに頭部の傾きや大きさの設定が曖昧だったのを少し決めました。
作品が重いので台座にキャスターをつけて、そのまま動かせるようにします。台座には土台の形をかぶせるように乗せるので、キャスターは見えなくなります。
使うのはウレタンキャスター。重荷重に耐えるのは別として、ゴムのキャスターに比べて劣化がしにくい事に期待しています。
鉄板に溶接。
作品をフォークで持ち上げて、事前につくっておいた垂直の軸に通します。この状態で鉄板上の位置を合わせて溶接します。
軸の長さもこのとき調整します。
錆びないようにウレタンスプレーをかけました。
作品の方はやっと胸部の仮止めが終わった所です。
前回の後、腰の溶接部に亀裂が入って、何度溶接しても亀裂が発生し続け、心が折れそうになっていました。なんで割れてくるんだろうと考えて、
溶接が低電圧すぎるのか(深部まで溶接できていないから?)
溶接が高電圧すぎるのか(部分的に温度が上がりすぎているのが原因か?)
作品があったまっていない状態で一気に溶接したからか(またはその逆で何度もやり直して作品が熱すぎるのか?)
色々試しても解決しませんでした。断面が小さいのは上手く行ったのですが、大きいのは難しいのか?
で、もしや酸化が原因では?と思い、思い切って亀裂の部分をグラインダーでカットして酸化部分を落として溶接したら上手く行きました。
原因が分かってすっきりしました!また一つ失敗から学んで知識が増えました!
今日はまとまった時間が取れたので腰の部分を溶接してつなげました。
胸部は腰があらかた仕上がってからつなげます。
溶接部は荒削り。溶接に難がある所があるので次回仕上げて胸部に移ります。
手も腕と溶接しました。