森共同アトリエ 管理人日記

共同アトリエのnews、管理人の彫刻制作記録、管理人の徒然日記etc

芸大の卒、修了展を見に行ってきました!

2010年01月31日 20時26分18秒 | 管理人徒然日記
森共同アトリエの海谷君の作品です。

同じくアトリエの足立君の作品。



同僚の竹辺さんの作品。


 

 


今年の卒展も力作揃いでした!学部の展示もおもしろかったです!
大学での制作の集大成なだけに、一点一点に強い思い入れが感じられます。
卒業後はなかなか学生の時のようにまとまった時間はとれないし、場所もないので大きな作品をつくるのも困難になってきます。そういう意味でも、そんな制約にとらわれることなく、もてる力のすべてを惜しみなく注ぎ込める卒制の作品には特別な価値があるように思います。

今年は他科の作品もじっくり見させてもらって、充実した1日になりました(^O^)
いくつか強く印象に残った作品もあって、いい刺激を得られました!
僕は院を出て2年ですが、すでに懐かしい感じです(^_^;)
こんなにクオリティの高い作品を、しかもいろいろな専攻でこれだけの数を一度に見られることなんてなかなかないですよね!
とにかく数が多いので、気合いを入れていかないとバテますが(笑)一見の価値は大です!
まだ見ていない方、是非!3日までです。



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3体目仕上げ入りました!

2010年01月30日 12時24分28秒 |  life (石膏取り編)2009
今日は午後から仕事なので、お昼まで制作しました(^-^)
まずは2体目、3体目、4体目をつなぐ間の形から!
↓今日はここです!

ペーパーかけ終わったら、コンプレッサーで粉を飛ばして足りないところや穴が空いてしまったところに石膏を盛ります。

作品が大きいので、上の方と下の方では乾燥具合がまるで違います(^_^;)結構上の方は乾いてて、ペーパーがかけやすい!!湿ってると目詰まりしてしまって効率が悪いんです。
なのでとりあえず間の形は置いておいて、先に3体目の頭部を仕上げてしまうことにしました~!
このまま人物を先にやってしまった方が早そうなので、間の形は最後にやります。
というわけで、3体目の髪の毛からやります!

前側は奥まっているので大変です( ̄○ ̄;)

立ち位置が一番後ろなので背面は楽だ~(^ε^)

ここでタイムリミット!
髪の毛全部終わりませんでした。次回はこの続きからやります!
さ!お昼たべていってきます!

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卒業制作展はじまりました!

2010年01月29日 19時51分14秒 | 管理人徒然日記
今日は1日仕事なので制作はお休みでした。
今日から2月3日まで、東京芸術大学の卒業、修了制作展が上野で開かれますo(^▽^)o
学部は東京都美術館(動物園の右手)で、院は大学内(東京都美術館の裏)で展示をしています。
僕は日曜日にいこうかな。高校の授業でいろいろな科の作品写真を見せようと思うので、写真を撮りながら見て回ろうと思います(*^-^)b
僕が教えに行っている高校は総合学科で、自分で授業を選択するスタイルです。1年生は芸術3科の中(音楽、美術、書道)から1つの科目を必修として取らなければならないのですが、一年生で美術とって、少しでも興味のある人達にはできれば2年生以降も美術関連の授業をとって欲しいです。ただそれを決めなければならないのが早いんですよ。一年生の一学期中なんです。高校入ってすぐなのに、2年生の授業を決めなきゃならないのはツラいですよね(^_^;)
美術ってどんなものか、美大生ってどんな作品をつくってるのか、美術って将来どんな職業につけるのか、知らない状態で選ばなければいけないのは生徒にとって良くないなと思います。
出来れば実際に美大に見学に行ったり、卒展にも行ってほしいんですが、何分今彼らは中3なので(笑)さすがにそんなアクティブな人はいないです(^o^;)
せめて写真をと思い、各科の作品の写真を撮ろうと考えました。で、科目選択の前に鑑賞の授業をして、説明しながら見せていけば、少しは実感湧くかなぁと思いますm(u_u)m
美術人口を無理に増やそうとは思いませんが、興味のある人が目標を持てるだけの知識をそれぞれが得ることは大事ですよね。
そうでなければスタートラインにさえ立てません。
それを自分で手に入れようと動ける人と動けない人、自分の為に努力できる人、できない人、両者の間には大きな差があって、それは勤勉であるか怠惰であるかといったような単純な分け方はできない深い事情がありそうです。
結構簡単に自分の限界を決めてしまう人も多く、とてももったいないな、と思うことが多いです。やってみるまえに諦めてしまうなんてとてもさみしいですよね。
そんな人達が美術の門を叩くきっかけがつくれたら嬉しいです(^-^)

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髪の毛の処理

2010年01月28日 11時42分09秒 | 小作品
今日もあまり制作できませんでしたが、作品の髪の毛の処理について書いておきます。
基本的には指でカーブ(3次曲面)を描くように、流れをつくっていきます。

無駄がなく、単調でないラインと面のねじれを探っていきます。
テラコッタにして、完全に磨き上げる作品はこの仕事でそのまま密度を上げていきます。
マチエール(表面の痕跡)を残す場合は、爪の先で印象としての密度を上げていきます。

彫刻的には、磨いてつるつるだから密度が高いというわけではないし、逆に表面が粗いから密度が低い、というわけでもありません。
やはり作品を追求した結果出てきた形が一番重要なのであって、ただ作業的に表面を整えてしまうのは彫刻の仕事としては非常に安易であるといえます。
次回は実際に頭部(髪の毛)に手を入れていきます!

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バランスの修正!

2010年01月27日 18時33分26秒 | 小作品
今日は昼間仕事だったので、帰ってから首像に少しだけ手を加えました~ (^-^)
↓目とおでこ周辺の骨格のおさまりが悪く、浮いた感じだったので削りました!
 
何かを見ながらつくっているわけではないので、自分の中での作品のベクトルが明解でないともっさりした作品になってしまいます。僕の場合、自分の中での形の放つ雰囲気の黄金比みたいなものがはっきりしているので、何をつくるにも、モデルがあろうがなかろうが、それに向かってつくっています。それだけに、そこに当てはまらなければ、自分にとっての作品の価値は生まれません。
捉えるべきは虚無であり、作品は暗闇に光る小さな光なのです。
さ、今日はクリティカルな仕事ができました。密度はあまり変わってませんが、作品としてはだいぶ進みました!
 

 
明日は午後から出かけるので、また首像を進めます!大きい作品と同時に片手間でつくれるサイズの作品があるとリズムができていいなあ~ (^~^)

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