森共同アトリエ 管理人日記

共同アトリエのnews、管理人の彫刻制作記録、管理人の徒然日記etc

荒取りの続き。8日目。左脚周辺。

2012年06月22日 20時32分00秒 | 眠りに落ちる者の瞳 (2012 5月~)
今日はたまたま授業が無くて休みなので1日制作です!のはずでしたが、午前はぐーたら過ごしてしまったので午後から始めました(笑)

今日は左の脚周辺を進めます。

横の余分な量を落としていきます。いつものように溝を切って、鑿ではつります。

この作業はあまり好きではないんですね。ていうのは、鑿ではつった後に若干溝が残る訳ですが、この部分は有効な量としては機能していないのです。なので、これで荒取りした後は、その後の見当がつきにくくなります。もちろん丁寧に削り取ってしまえばいいんですが、それはそれで超面倒なのです
結構な量を落とす場合、カットして切り分ける方法でとればまた寄せ木材として使えます。でもこれは小さな単位で崩していくやり方なのでちょっともったいない落としかたですね。切り分ける方法より刃の入れ過ぎのリスクは少ないのが唯一いいところかな?



次は左脚のスネに量を足します。左脚は丸太の台座から半分飛び出る形になります。つま先は位置がもっと定まってからくっつけます。実際は体全体の位置をもう少し後ろに設定しておけば、ここの寄せ木は必要なかったんですが、持ってる木の材を考えた時のギリギリの線で行ってます。なので作業内容としては後ろにもっとずらしてつくるより、前に足した方が効率がいいと判断しました。あと、引いた脚のすぐ後ろに大きなウロがあって使い物にならなかったのを、今の位置で進めたおかげで回避出来たのは完全に運が良かった事です。出してる脚が台からはみ出てるのもまたいいかなと思ったしね
 
トラを彫った時の余りの材を使います。乾燥してカタくなってるので、チェーンソーも入れずらかった

さ、くっつけますよ~!

背中合わせの画鋲(針半分カット)でダボ穴の印を両側に付けます。

ダボは21mmのものを2本使いました。

今回もエポキシを使います。90分硬化、30分硬化1対1で。

両面塗って合わせます。

ラッシングは左右巻きかたを逆にして、4本使いました。ラッシングはレバーのある部分に向かってギリギリバンドを引いていくので、片側だけの掛け方だと、寄せ木面の片側が少しだけひらいてしまうんです。
 

 
今日はここまで~!次回は荒取りのまとめですね。そろそろ頭部も始めないとです。頭部が決まらないとコートの襟や、ワイシャツの首周りが決まりません!




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