森共同アトリエ 管理人日記

共同アトリエのnews、管理人の彫刻制作記録、管理人の徒然日記etc

鯨鋸。

2012年06月02日 19時37分26秒 | 眠りに落ちる者の瞳 (2012 5月~)
チェーンソーを四方から入れて、刃が届かない所はこれで切ります。
鯨鋸。何となくウチにあったの見た事あって探して引っ張り出してきました。これはそのものの重みで切っていく鋸です。なので力は入れず、前後に動かすだけです。かなり年代物なので、切れ味悪ければ目立てからやらないとです
 
明日底面だしをしたいのですが、雨が降りそうなのでアトリエの中でやります。今日のうちに移動しておきました。





頭部は完全に別の材でつくる事にしました。とりあえず体だけ彫っていきます。肩甲骨あたりは木からはみ出してしまうのでその辺難しいです。複雑な寄せ木が必要…。

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比率の計算。

2012年06月02日 07時45分51秒 | 眠りに落ちる者の瞳 (2012 5月~)
木取りを考える為に、作品の比率を完成サイズに合わせて計算していきます。
写真に書き込んでいきます。写真はカメラの歪みの影響(近いと大きく写る)を出来るだけ少なくする為に、出来るだけ離れてズームで撮ります。

写真はコンビニの書類出力で出しました。手軽でインク代もかからないので安上がり
人物の高さは180cm、台座の厚みはまだ未定ですが、17cmくらいかな?全体で2m弱になるので少し見上げる形になります。のけぞってる分を考えるとかなり大きいサイズです。実寸の身長でいくと2m越えますね!

マケットと実際の作品との比率は1対3.1です。マケットのサイズを測って3.1を掛けると実寸の数値が出ます。体積では29.8倍ですね。

で、計測した結果、太い方の木ならのけぞる角度を付ける為の寄せ木は必要なさそうだということが分かりましたギリギリ背中が入らない感じ。もしかしたら頭も後頭部は足りないかもしれませんが、これまでの人物木彫の様に胴体を輪切りにして上下にドリルで内ぐりしていくのではなく、背中側の面から内ぐりをするようにすれば、大きく手間が省けます。もう一つのメリットは、輪切りにした場合、もちろん接合面にはダボを入れますが、上半身の重さを常に接合面だけで支えないといけないので構造的には弱くなります。背中からの内ぐり寄せ木であれば側面、前面はつながった状態なので強度での心配が全く無くなります。
↓最初はこんなことする予定でした。上半身の角度の半分の角度で腰の辺りでカットして、反転させて斜めにします。この段階ではまだ形が見えないので内ぐりは出来ません。とりあえず中心付近に太いダボを2本入れて落ちるのを防いで形が見えてから内ぐりする考えでした。多分内ぐりする前はバランスが悪くて危ないので、後ろにつっかえ棒を当てながらの作業になるので非常にストレスになります。

もうちょい奮発してこの木より少しだけ太いの買っとけば全部入ったんですが、一気に値段が高くなるのでそれはま、いいかなと自分のチェーンソーじゃ歯が届かなくて切れないしというか今のも実際切れないんですよね、どうしよう(笑)ウチにクジラ鋸があるので、残ったところはそれで切るかな~
さ、昼から仕事に出かけます

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