アトリエ 籠れ美

絵画制作、展覧会、美術書、趣味、その他日常の出来事について
平成27(2015)年5月4日より

2018年公募美術団体展その11(第70回記念 中美展)

2018-11-13 06:33:25 | 展覧会、美術館、公募展、貸画廊、貸ギャラリー
第70回記念 中美展
会期:2018年11月10日(土)~11月16日(金)
時間:9時30分~17時30分(入場は17時まで)
     *最終日は14時閉会(入場は13時30分まで)
会場:東京都美術館

 本当は昨日の月曜に行くはずだったんですが、急遽予定を変更し、初日の土曜に母と行ってきました。

 今回の中美展は第70回記念ですが、私としては会友として臨む2回目の中美展となります。去年はM120号を2点出しましたが、今回はM120号1点です。

 裸体画を出品したんですが、会場で見てみると意外なほど良かったんです。また図録掲載の写真で見ても、これまた良かった。

 で、そこで悩んでしまうわけです。技術的に大きな前進があったかというと、そういう実感はないし、むしろ描きかけで止めてしまった観ありで、一応完成させたに等しい作品なわけですから。

 ひょっとすると、ここらでひとつ、技術的な実験が必要なのかもしれません。何かこう違う描き方を試してみるべきかなと。

 今回の出品作を会場で見て、あれこれ油絵技法について考えるいいきっかけになっています。自分の表現について改めて考えています。

 何となく目指す方向性が見えてきた感じです。薄々、その可能性はありなんじゃないかと思っていたんですが、その実現に向けて一歩踏み出すべきかと(別に難しい話じゃなくて、必然性が感じられなかったので、やらなかっただけなんですが)。

 まだ会期中ですので、会期終了後、作品が自宅に戻ってから、最終的な結論を出したいと思います。

 付)別に描きかけの美しさ、完成よりも未完成の方が美しいとかいうのではなく、もっと自分の美意識に忠実になった方がいいんじゃないかという、ただそれだけの話なんですが。

 注)抽象的な話になって申し訳ない。もちろん自作がそんなに素晴らしいわけじゃないんですが、個人的に非常に印象に残ったもんで。

 蛇足)今回の第70回記念中美展ですが、特に例年と変わりませんでした。いくつか個人的に気になる作品がありましたが、どれも受賞せず。いつもの賞候補常連者による争いになった模様。
 私の作品は第17室に展示。第18室までしかないので、尻から2番目の部屋になります。評価の高い作品ほど早い番号の部屋に展示されるという、公募展特有の暗黙の了解に従うなら、相変わらずの低い評価ということになるでしょうか。