Vばら 

ある少女漫画を元に、エッセーと創作を書きました。原作者様および出版社とは一切関係はありません。

ベルばらをたどる旅  No.12 ヴェルサイユ宮殿 本館

2014-08-29 22:01:33 | 旅行
 ヴェルサイユ宮殿というと、華やかな装飾がこれでもかというほど施され、まるで満腹状態のお腹に、さらに生クリームいっぱいのケーキを詰め込まれている感じ。

 しかし今回の見学で「ヴェルサイユ宮殿に、こんなあっさりとした部屋があったなんて!」と驚いた一角がある。それは王女たちの居室である。「メダム」(王女たち)と呼ばれていたルイ15世の6人の娘たちが、1752年からここに住んだが、そのうちの2人で未婚のままだったアデライド王女とヴィクトワール王女が革命の勃発までここに居を構えた。上の写真はヴィクトワール王女の図書室。戸棚には王女たちの紋章の入った製本が所蔵されている。読書するなら、こういう部屋のほうが落ち着きそう。

 こちらはヴィクトワール王女の寝室。ごてごてしていなくて、いい感じ。

 

 ここで音楽を楽しんだのだろうか?チェンバロすら、芸術品に見える。

 



 見慣れたアントワネットの肖像画。

 

 これはプチ・トリアノンで、愛の殿堂を背景に描いたものだろうか?



 「ナポレオンの戴冠」がルーヴルのほかに、ヴェルサイユ宮殿にも飾られているとは知らなかった。



 戦争の間には、過去にフランスが勝利した戦いの場面が数多く展示されている。





 これらの部屋を、オスカルは迷うことなく歩き回っていただろう。万歩計を付ければ、一日かなりの歩数、歩いていたはず。

 読んでくださり、ありがとうございます。



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