米投資ファンド、スティール・パートナーズが、保有するサッポロホールディングス(HD)の株式をすべて売却していたことが16日、分かった。スティールはリーマン・ショック後に日本株の売却を進めており、「サッポロ買収戦」からも事実上撤退する。約6年間にわたるサッポロとスティールの攻防戦は幕を閉じた。
スティールなどが16日、関東財務局に提出した大量保有報告書によると、12月に入り保有するサッポロ株の売却を進め、15日までにすべて売却。スティールの持ち株比率はゼロになり、関係するファンドが0.15%を保有するだけになった。スティールの広報担当者は「個別銘柄の売買はコメントできない」としているが、金融危機による損失で投資活動の縮小を迫られた模様だ。
スティールによるサッポロ株保有は04年10月に明らかになった。07年2月にはスティールがサッポロに対して株式の公開買い付け(TOB)による買収を提案。これに対し、サッポロは全面対決の姿勢を鮮明にし、事態はこう着していた。
スティールは09年2月、サッポロの株価下落などを受けて買収提案を撤回。その上で、株主総会での取締役再任には反対を表明した。だが、翌月の株主総会でスティールの反対表明は否決され、戦略の手詰まり感も強まっていた。
今年10月には保有するサッポロ株式の一部(4.6%)を売却したのに続き、今月9日にも追加の売却に踏み切ったことが判明し、保有比率は、7.73%まで下落していた。
スティールの撤退に対しサッポロは「今後も引き続き、さらなる企業価値の向上に鋭意取り組みたい」としている。
スティールは07年、ブルドックソースにもTOBを仕掛けたが、ブルドックの買収防衛策導入でTOBは失敗、スティールは08年3月末までに保有するブルドックソース株をすべて売却。その後も、リーマン・ショックを機に日本株の売却を進めている。【井出晋平、太田圭介】
引用元:yahoo ニュース
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スティールなどが16日、関東財務局に提出した大量保有報告書によると、12月に入り保有するサッポロ株の売却を進め、15日までにすべて売却。スティールの持ち株比率はゼロになり、関係するファンドが0.15%を保有するだけになった。スティールの広報担当者は「個別銘柄の売買はコメントできない」としているが、金融危機による損失で投資活動の縮小を迫られた模様だ。
スティールによるサッポロ株保有は04年10月に明らかになった。07年2月にはスティールがサッポロに対して株式の公開買い付け(TOB)による買収を提案。これに対し、サッポロは全面対決の姿勢を鮮明にし、事態はこう着していた。
スティールは09年2月、サッポロの株価下落などを受けて買収提案を撤回。その上で、株主総会での取締役再任には反対を表明した。だが、翌月の株主総会でスティールの反対表明は否決され、戦略の手詰まり感も強まっていた。
今年10月には保有するサッポロ株式の一部(4.6%)を売却したのに続き、今月9日にも追加の売却に踏み切ったことが判明し、保有比率は、7.73%まで下落していた。
スティールの撤退に対しサッポロは「今後も引き続き、さらなる企業価値の向上に鋭意取り組みたい」としている。
スティールは07年、ブルドックソースにもTOBを仕掛けたが、ブルドックの買収防衛策導入でTOBは失敗、スティールは08年3月末までに保有するブルドックソース株をすべて売却。その後も、リーマン・ショックを機に日本株の売却を進めている。【井出晋平、太田圭介】
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