まだ、蕾の状態の白いアガパンサス。
昨日の最後に「明星」が文芸誌「スバル」に衣替え、と書いた。
詩歌主体の雑誌から、小説・随筆なども含む文芸誌に変身させる目論見だ。
編集の主メンバーには森鴎外が、与謝野夫妻に加わった。
また、同人メンバーには高村光太郎、平野万里らが参加している。
森鴎外 高村光太郎・智恵子夫妻 平野万里(ばんり)
1909(明治42)年、新生第1号発刊。表紙は「和田英作」が描いた。
タイトル下のXIMCMは何語? どう読む? 調べたが不明だった。
和田英作は「波頭の夕暮」などの絵を紹介済。覚えて人もいるだろう。
「スバル」の発行人は石川啄木だが、これは単に名目上のことらしい。
この時期、彼は某新聞社の校正係をしていた筈だから。
私も20代の初めに、彼の歌集を買い込んでいる。
啄木の「一握の砂」には望郷の歌が多い。
が、私の記憶に残っているのは、「君」の歌である。
<君に似し姿を街に見し時の 心踊りをあはれと思へ>
<世の中の明るさのみを吸うごとき 君の瞳の今も目にあり>
<時として君を思へば安かりし 心にはかに騒ぐかなしさ>等々。
啄木の君って誰だったのだろう?
私の人生では、その頃に出会ったRoseyだけれど。
さて、森鴎外のことを調べていたら、彼には妾がいたという記述があった。
明治の頃だから珍しいことでもないだろう。
でも、好奇心が湧いて来た。
Googleが試行運用中の[Bard](AIチャット・アプリ)を使ってみるか・・・。
「森鴎外には妾がいましたか。いたら名前を教えて」
キーワード検索じゃなくて、文章でAIと会話する。
と、2~3秒の間があって、3つほどの回答案が出て来る。
回答はいずれも同じ構文だ。「妾はいました。〇〇です。〇〇は・・・」。
しかし、〇〇の名がみんな違っている。えっ! 3人もいたの?
鴎外は2度か3度、結婚しているはず・・・。
「鴎外の最初の妻は何という人ですか?」
「最初の妻の名前は〇〇です。〇〇は・・・」
さっきと同じパターン、みんな名が違っている・・・試行とはいえあんまりだ。
乗りかけた舟、質問のスタイルを色々と変えてみた。
回答の名前がそのうち特定されてくる場合もある。
が、最後まで妻も妾も特定できなかった。
鴎外の妻の写真を載せられなかったのはそういう理由である。
しかし、下手な小説を読むより面白かった。
その記録を全文ここに載せたいところだが、PDFで外部ドライブに置いた。
断っておくが、私の創作は入っていない。
今日は「スバル」のメンバーと「方寸」のメンバーが中心となり、
「パンの会」をスタートさせるところまで書く予定だった。
でも、チャットAIとのQ&Aに草臥れたので、明日に持ち越す。
明日またお会いしましょう。
[Rosey]