海と空
昨日また「うみみう あににあ」の亡霊?が蘇って来た。
漢字を習った後に同じ質問のテストがあったらどう答えただろうか?
そんな想定問題に捉われてしまったのだ。
かな文字と違って漢字は簡単にはひっくり返せない。でも、やってみた。
の反対の言葉は何か? 答えは かかか どれかだろう。
私のテツガクからいうと最後の上下逆さまが正解である。
その時、急に閃いたのだ。「海」の反対は「空」ではないか!
今まで水平でものごとを考えていて、垂直では考えていなかった。
でも、すでに先人がいた。真言宗開祖の空海(弘法大師)である。
空見たことか・・・ほんの言葉遊びですから、ヒラにご容赦を!
ここまで来ると、持って生まれた性癖としか考えられない。
話はいきなり「論語」に飛ぶ。
今でも漢文などを学校で教えているのだろうか?
私らの時代は高校生の時に習った。先生の顔も名前もまったく思い出せないが。
論語の断片だけは少し記憶に残っている。あとは級友と悪ふざけした事だけ。
私が育った所は、ヒとシの区別がつきにくい。
だから 「子曰く」は「 火の玉わく」になる。
火の玉わく「少年老いやすくガクガクになり易し。一寸の陰茎軽く見てはいけない」
火の玉わく「少年十五にして学に心を閉ざす。三十にして立たず。
四十にして窓を壊す。五十にして天ぷらの味を知る。六十にして耳聞こえず。
七十にして心の欲する所に従い海苔を食べず。」
これが先生の耳にも聞こえたらしいのだ。
「こらっ! 論語で遊ぶなっ!」と怒鳴られ、白墨(チョーク)をぶつけられた。
それでも顔を思い出せない。(まさか女の先生じゃないよね)
最後に真面目な文を一つ。
子曰く 「巧言令色 鮮し仁 」
孔子先生は言った。「口が達者で見かけを飾るヤツは人への<愛>が足りないのだ」
古今東西、言葉こそ違っても偉人はみんな同じことを言っている。
それが 「common sense」ということなんだと思う。
20年ほど前、孔子が祀られている昌平黌の傍らをよく通った。
そのたび、(遊びのネタにしてスミマセン)と心の中で謝った。
なのに今また遊んでどうする? <遊びをせんとや>で生まれてきたからネェ・・・。
今日のビデオ
中国に論語のビデオあるかな?
「自分で探せば・・・もうメンドくさいのはイヤッ!」
[Rosey]
何でしょう?
何だか物々しいタイトルになってしまった。
IT革命という言葉が使われたのは丁度2000年である。
今でこそITという言葉は別に珍しくないが、当時は珍しい言葉だった。
時のM首相が、イット革命と読んで話題になったくらいだ。
「オレはIt is a penのペンか。ふざけるな」と思ったことを覚えている。
M首相は失言癖が多いことでも話題になった。
「女は産む機械である」発言もそうではなかったか・・・。
その割に女性が反発し騒がなかったようだが、私が覚えていないだけかも。
もっとも「鮫の脳ミソ」という噂もあったようだ。
鮫の脳味噌(以下、鮫脳)はカラダが大きい割にすごく小さいらしい。
だから、女性たちも本気で取り合わなかったのかもしれない。
あるいは一国の首相のアタマを鮫脳に喩えるなんてあまりにも失礼だとか。
もちろん失礼なのは鮫君に対してね、サメザメ泣いているわよ、可哀そう・・・
それで私は鮫たちのために「女は生む機械」への対抗語をあれこれと考えた。
思いついたのが「男は精子製造機械」。
待てよ、「精子噴出機械」のほうが迫力があっていいか・・・。
たったこれだけのことを書くのに、字数が千字を超えてしまった。
今日は「想い出の音楽」のはずだったが、
昨日、小諸なる・・・で音楽を使ったのですっかり忘れていた。
「今日のビデオ」
NHKロゴ入りのビデオ。
季節はまだ早いが、タンポポの綿毛が飛んでいくだけの動画。
音無しのこの映像をボケーッと眺めていると・・・何故かホッとする。
[Rosey]
他のことを書くつもりでいたが 三角の世界に舞い戻って来た
その2で 私の関心事を3つ書いた その3番目は次のことだった
最後の奈美さんの顔に浮かんだ「憐れ」をどう表現しているのか?
昨夜 その言葉を探したら 'compassion' だった
同情とか慈悲とか哀れみを表す言葉だから 翻訳としても妥当なのだろう
漱石も「憐れ」という言葉を使っていることでもあるし・・・
ただ 何となく「上から目線」を感じてしまうのは私だけだろうか
対等な関係で似たような言葉は無いものか
そこで またまた「英英和辞典」を開いてみた
どうせ また世話になるだろうと 足元に置いてあるのだ
'compassion'の項を引くと 'sympathy'と書いてあった
'sympathy'の項を引く
他人の感情や関心を思いやること それらを共有すること
そして'compassion'とも書いてあった
結局は堂々巡りか・・・元に戻ってしまった
昔読んだ本によれば 英語一つの単語には平均して6つの意味があるそうだ
日本語はどうだろう? 調べたことはないが 1語あたり2~3個くらいだろうか
どちらにしても どの言葉を使うかは人それぞれだ
つまり そこに sense(感覚・五感)が現れる
でも 共通了解的なもの(これがConnon-sense?)が無いとバラバラだ
そのためには感覚(sense)だけではダメで
判断力(judgement)や知性(Intellijent)が欠かせない
あっ 「もっと知的になってね」・・・失恋の痛みが戻って来たぞ!
元々は く'compassion'か'sympathy'か>という話だった
別に2択という問題ではないが 私個人としては'sympathy'のほうに惹かれる
共有・共感・思いやりの感情が 結局は「愛」に繋がると思うからだ
思いつきだが 'symphony'は'sympathy'から派生してきたのかも・・・
色々な楽器の音が響き合う それを聴くのがオーケストラの醍醐味だしね
ともかく またまた言葉の海に溺れてしまった
今日のビデオはお休みです
Roseyが「面倒くさいことはもうイヤッ!」と叫ぶ声 聞こえませんか?
[Rosey]
「三角の世界」は長い旅~
でも「常識=Common Sense」が気になる
そこで昨日は昼を過ぎてから夜間まで
「常識」の故郷を尋ねて漂流した
辞書を調べ出すと
ついつい他の言葉にも注意が逸がれる
それで言葉の海を否応なく漂流するのだろう
昨日調べた辞典などの類を順番にあげる 漂流した言葉は除いて結果だけ
まず日本語の古語辞典 昔からあった言葉かどうか→無し
もしかしたら仏教が源流か 仏教語小辞典→無し
知ってなるほどの語源1000→無し
明治時代に作られた言葉? 「翻訳語成立事情」→無し
ウェブスター「英英和辞典」 これが昨日の一番の大本 重たい!
common sense=sound prudent jugement
和訳を見ると「健全な分別のある判断」~いいね! ここまで訳してくれると・・・
感心してたら 続けて(常識)でガクッ! 元に戻ってしまった
結局 こういうことなんですね
「健全な分別のある判断」なんて外して「三角の世界」にしなければ
「美の発見」「美の創造」なんて出来っこないさ!
Gouldはそれを感じ取ったからこそ愛読したんだと・・・
最後にダメ押し! 日中辞典→日「常識」 中「常識}
バッカだねえ 日本文化の源流が「漢」 遡れば「唐」・・・
そのくらいのこと知ってるだろ? だから漱石も漢文に造詣が深かった
「言葉の海」を泳ぐと どうしていつも漂流してしまうのか?
次回は漢文に挑戦か?・・・ムダな抵抗だと思うけどナ!
疲れ果てたので「今日のビデオ」はお休み
[Rosey]