先日、チェルノブイリの25年(300ヶ月)と福島第一原発の1ヶ月を比較して
放射線量が1/10だとNHKが指摘したのはおかしいという僕のツイートが多くの
憶測を呼びました。
計算が速い人は、同じ25年間で比較したら福島は30倍の放射能を放出すること
になると想像してしまったかもしれません。
チェルノブイリは約10日間で収束しておりますから、事故から1ヶ月の時点で放射性
ヨウ素とセシウムの放出量は1/10であるというのは事実だと思います。
しかし、福島はまだまだ進行中です。3月29日に福島第1原発でプルトニウムが
見つかったと小さく報道がありましたが、日本にはプルトニウムの計測器がなく
当初から計測しておりませんでした。
4月12日にチェルノブイリと同じレベル7に引き上げたのは名実ともにそういう
ことだと思います。
先日、発表された東電の工程表は「根拠無き楽観」だと感じております。作業には
膨大な人手が必要となります。どう作業員を確保するのでしょうか。
この根拠なき楽観が日本人をレベル7という現実を直視させないようにするのであれば
後々取り返しのつかないことになります。
僕は、ブログで震災復興八策を提示しております。⇒ http://bit.ly/hmfyC4
まだ荒削りなもので、修正が必要だと思いますが、日本復興のための施策を皆さんと
知恵を絞って考えたいと思います。