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特捜部は不要だ

2010年09月27日 | 日記

日曜日のNHK特集でフロッピー改竄事件を特集していた。
結論からいうと僕は、特捜検察は不要だと思う。
通常の検察だけで十分で、全国にまたがる事件や大掛かりな捜査が
必要なときに案件毎に組織すればよいと思う。
その理由は明快だ。今回の事件は、特捜検察の特定の個人の問題ではなく、
検察、そして、警察も含めた日本の司法そのものが抱えている問題であり、
民主主義の審判をする制度が時代遅れなものとなっているからだ。

特捜OBが「今の」検察が堕落しており、「昔は」ロッキード事件など
特捜部がなければ立件できなかった、つまり、今後も特捜部は必要だと
述べていたが、僕は、検察がこの国をおかしくしている大きな原因のひとつ
だと思っている。
まず、公務員の守秘義務違反だ。検察はマスコミを使って逮捕後の捜査情報を
タレ流す。もっと早いものには、マスコミは誰が次に逮捕されそうかまで
知っている。
そして、強引な取調べと調書へのサインの強要によって冤罪事件が
起きていることである。

これは、今回だけの話ではなく、昔からそうなのであり、今事件は氷山の一角
なのだ。

東京地検特捜部は、連合国軍による占領下で、旧日本軍が貯蔵
していた隠退蔵物資を摘発してGHQの管理下に置くことを目的に設置された
「隠匿退蔵物資事件捜査部」としてスタートした。
所轄官庁は、法務省であり、時の内閣との結びつきが強い。
また、特捜部エリートに在アメリカ大使館の一等書記官経験者が多くアメリカの
影響を強く受けやすいとの指摘もある。
捜査対象が木曜クラブの流れを汲む平成研究会の政治家に集中し、
清和政策研究会系列(福田派―安倍派―森派―町村派)の政治家は
捜査を免れているとの指摘もある。

これだけ読めば、特捜部が不要であることは同意頂けるだろう。

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