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マンション管理のお仕事

マンション手付金戻らない懸念も 穴吹工が更生法申請で

2009年11月25日 | ブログ
マンション手付金戻らない懸念も 穴吹工が更生法申請で
 会社更生法の適用を24日に東京地裁に申請した穴吹工務店。全国に「サーパス」マンションを展開する同社は顧客からの問い合わせ窓口を設けた。同社は「契約済み物件は完成させ、購入者に引き渡す」とする一方で、契約解除を希望する人への対応は「検討中で、説明の機会を今後、設ける」とする。契約を解除したい購入者にとっては、支払った手付金が戻らない懸念がありそうだ。

 同社によると、現在、建設中のマンションは青森県から鹿児島県まで全国29都府県に45棟。完成済みの物件も含め、本年度は約3500戸を販売しているという。

 マンション事業に詳しい住宅コンサルタントの平賀功一氏は「(倒産したマンション業者から購入したということで)価格低下を懸念するかもしれないが、過剰な心配をする必要はない」と説明する。完成品を購入し、居住すれば価格が下がっても、直接市況悪化の影響は受けにくい。

 ただ、契約を解除した時には、多くの場合、手付金が戻らない懸念があるという。「経営破綻した会社の物件を買うのはやめたいという場合も、自己都合になるのが一般的」(平賀氏)とされるためだ。

 これに対して、穴吹工務店は「管理、メンテナンスは関連会社が行い、事業サービスは変わらないので安心してほしい」としている。

2009/11/25 21:01 【共同通信】