刻しるべ

乗馬クラブでは落ちこぼれ。でも馬が大好き。馬といるだけで幸せなMy乗馬ライフ

恒例!夏の北海道外乗2010 ~2日目

2010-07-08 23:46:04 | 外乗
毎年、初夏の北海道で外乗するのが1年間の何よりの楽しみ
今年も7月2日~5日の日程で、根室、摩周湖、網走で馬に乗ってきた。

2日目の朝、まだ薄暗い。
今日は霧多布湿原から太平洋シーサイドラインでの海岸外乗。
嫌な予感の中、カーテンを開けると窓の外には軒先から落ちる雨のしずくが
はぁ~あ、やっぱり雨かいな、なんとか止んでくれないかな
外に出てみると気温も低く、20度無いみたいで肌寒い

霧雨の中、とりあえず出発。
1日中雨を覚悟して、8時から開いてるホームセンターでカッパの上下と滑り止めのついたゴム手袋を購入、
それからコンビニで昼食用のおにぎりを買って、
いざ、「浜中フレンドリー牧場」へ!

ここの達は道産子。
今回の相棒は「まりも」
いたって素直で癖の無い良い子
頭からすっぽりフードをかぶり上下カッパを着用し、完全雨装備で、霧多布湿原にGo!

北海道の新緑は7月初旬の今が最盛 
一つ一つの葉っぱや木々は皆それぞれの緑色をしていて、雨で一層鮮やかに見える。
森の中から里の道を抜け、海岸近くまできて休憩。
 

道を渡れば、海辺の小学校と保育所、その先に太平洋シーサイドラインと呼ばれる砂浜がずーっと延びている
ここは、片道1kmくらいの海岸を往復で走ることができる 
雨はさらにひどくなり、馬に乗っていても寒い

でも、今やそんなことは全然気にならない!
海岸は人気も無く、私達だけで独り占め!! 。
いざ、待ちに待った海岸で駆足!!
走り出したら、あ~海辺を走るのって爽快、もう楽しくって楽しくって
弧を描く太平洋の海岸に沿って走る気持ち良さは、例えようも無い至福の時じゃ~

まりもは水が苦手で、浪打際からも離れて走ろうとする。
途中に幅1~3mほどの浅い小川が海に注ぎ込んでいるところで、
立ち止まって渡らない
まりもは段差も慎重。
さあ、どーする、まりも?みんな先に行っちゃったよ!
上流だと川幅は狭いけど段差が50cmくらい有る。
浜側は段差は無いけど川幅が広く水の中を行かなくてはならない。
川を渡るか海に入るか、まりもにとっては究極の選択。
結局、うろうろしたあげく、笑っちゃうくらい慎重な足取りで、海側からクリア。

重い色をした空、暗い海と高い波頭、寒々と広がる海岸はまるで冬の海だ
遠くで空と海が霧の中に融けてしまっている。
川を渡って、まりもが遠く離れてしまった前の馬を追って快走し始めたとき、
一瞬、不思議な感覚にとらわれた
灰色の天と地の間にまりもと私の他に誰もいなくて
ただ、まりもと一体となって、空間ではなく時間の中を駆けているような感じ

その後、小学校の軒先を借りておにぎりの昼食をとって、再び霧多布湿原の方角を目指して帰途に着いた。
途中の湿原に鹿がいた。
こうして、最初の外乗1日コースを雨ながら満足して終了。
やった~太平洋の海岸を制覇!!(たいそうな
まりも、ありがとうネ


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