刻しるべ

乗馬クラブでは落ちこぼれ。でも馬が大好き。馬といるだけで幸せなMy乗馬ライフ

寝転がる馬

2011-05-30 22:44:42 | 
前回書いた由布院の外乗で乗った白馬の「しゅうまい」、
実は、途中の平らな尾根で休憩したとき、いきなりゴロンゴロンと寝転んでしまった。

このときの私の動作は機敏だった。
「しゅうまい」が前足を折りたたみ、右半身を下にして横に寝転んだその時、
私は右足が地面に着くやいなや、
左に飛び上がり、横になった馬体の左側を飛び越えて
一切馬に触れることなく、反対側に降り立った。
その頃には「しゅうまい」は背骨を軸にして、
右に左にゴロンゴロンと砂浴びをしていた。

天気のいい日、馬場がふかふかな時、
馬は結構ゴロンゴロン寝転ぶのが好きだ。








私の行っているクラブには
馬場で寝転ぶ常習犯がいる。障害馬クリちゃんである。
レッスン中に隙をみては、あっという間に寝転ぶクリ。
その度、乗っていた人がこかされたり、鞍を傷だらけにされるのを何度も見た。

5月の夏日になった土曜日。
その日に私が乗る馬がクリちゃんだった。
クリとは、何か、そりが合わない。
合わないって言ってるのに、嫌がらせのようによくあたる

絶対寝ようとするのはわかっていたので、
障害を1頭づつ飛ぶ順番待ちの間じゅう
決して前足を折り曲げないようにと、頭を上げさせ、
話しかけたり首筋をポンポンたたいて、乗り手に意識を集中させていた。

なのに、なのに、なんということでしょう
クリは後ろ足から座り込み、横になったのです。
今回も、湯布院での「しゅうまい」で身に着けた機敏な動作で馬体から避難すると同時に
「許されへん
と、怒りにかられた私は、クリにゴロンゴロンする暇を与えず、直ちに
起きんかい」と引き起こしたのである。
小ぶりなクリは、私の剣幕に恐れをなしたのか、すぐさま起き上がり
私の鞍は、無事傷つくことなくレッスンに復帰できたのです。

その様子を見ていた指導員さんに
すぐ起きたね~と褒められた
クリはもうこりごり、そう思っていたのに、次の週、またクリだった

湯布院での外乗

2011-05-18 23:25:27 | 外乗
宿泊外乗は、毎年、ゴールデンウィーク明けと夏、秋の年3回行くのが恒例になっている。
今年も熊本から大分に行ってきた。

以前からクレイン湯布院の外乗に行ってみたくて、
今回、やっと実現できた。
とっても気持ちのいい爽やかな風が渡る晴れた日。





90分の駈足コースで、
クラブを出て丘陵に入り、広い草原に出ては走る、
そしてまた尾根を移動して、次の草原に着いたら走る。



360度周囲を5月の新緑に囲まれて
遠くに由布岳をはじめ、独特の形の山々が伸び伸びと広がる雄大な景色を背景に
馬で駆けるのは最高に気持ちいい。

今回の相棒は「しゅうまい」



なんて名前なんだ、なんでヒラ仮名なんだ
葦毛で、しかも種類は、アパルーサ
ガイドしてくれたスタッフいわく
「アパルーサってなんかサラブレッドと違って、変わった反応するんですよね~」
「ピーとか啼いて、いきなりグーンと走り出すから気をつけて」
「ピーってカワイイですよね~」
実際には、小さく高くヒヒ~~ンって一声啼いて、猛然と走り出す
最後には、駈足の瞬間に横っ飛びして前の馬を抜いてダッシュ
何すんだよ~落ちそうになったやんか
「どこが可愛いいんだよ」と私は思ったのです。

なぜか白い馬が好きなので、少々大きかろうが、年寄りであろうが、性格が悪かろうが
あまり気にならないんだけど、
経験から、確かに、
白い馬は変な性格や癖のあるコが多いような気がする

で、この外乗が楽しかったのかどうかっていうと
そりゃ~~楽しかった
何が起きても、馬に乗って、自然の中を走るのは、最高