刻しるべ

乗馬クラブでは落ちこぼれ。でも馬が大好き。馬といるだけで幸せなMy乗馬ライフ

タイキブリザード2012年

2012-11-11 14:31:13 | 
霧島にタイキブリザードに会いに行ってきた

前に2010年5月のブログにも書いたけど、
タイキブリザードに初めて会ったのは、北海道日高のケンタッキーファーム。
G1優勝をしたJRAの年金付功労馬で生涯獲得賞金5億円を越えるタイキは、
青々とした美味しそうな牧草が密生する専用牧草地を持っていた。
当時17歳になっていたタイキは、
その年齢とはとても思えない張りのある鹿毛の黒光りする大きな馬で、
その眼力は強く、くいとうなじを上げて寄って来る様子からは、
G1馬のプライドが感じられた。

何より、カメラを向けると、必ずカメラ目線、さすがスター馬

2009年にケンタッキーファームが倒産して
タイキが鹿児島のアート牧場に移ったのを知って
2010年に再びタイキに会うために霧島に行った。
広い広い放牧場の中で、
数十頭の養老馬達との集団生活で
すっかり環境が変わってしまったタイキは面影もなかった

あれから2年、今年10月29日に、タイキとの3度目の再開を果たせた。

前日は秋の天皇賞の開催日で、タイキはトーホーレーサーって馬と2頭で
熊本の八代ウィンズへJRA主催イベントでのお仕事のために出張していた。
そのおかげで、手入れされていた馬体はとても綺麗だった
ウィンズでは、パドック風の場所で自らぐるぐると歩き始めて、
往年の名馬を見に来たおじ様方に大人気だったとか。
そして、相変わらず、シャッター音がすると、必ずそちらに振り向いていたとか

そんなお仕事を終えて、霧島ののんびりした生活に戻ってきたタイキ、
実はここでも、カメラを向けるとカメラ目線になることは、すでに有名。
で、一緒に記念撮影すると、やっぱりカメラの方を向いてるわ~

生活にも慣れたのか、前とは打って変わって元気な様子。
毛色が少し茶色くなった?
ずっと毎日、太陽にあたってるから日焼けしたのかな?

近づいても嫌がりもせず、かといって擦り寄ってくるわけでもなく
自分で距離を決めてる感じ。
群れではリーダー的存在で、弱い子が餌を食べれるようにしてあげてるって話も聞いた。
今まで出会った中で、一番強い精神と知性を持っている馬かもしれない。
そんなタイキに、3回目にして、やっと、初めて顔を寄せることができた。

嬉しい

タイキも、もう21歳。
この恵まれた環境の中で、人生(馬生?)を全うできるといいね