刻しるべ

乗馬クラブでは落ちこぼれ。でも馬が大好き。馬といるだけで幸せなMy乗馬ライフ

恒例!!2011夏の北海道外乗 プロローグ

2011-11-20 00:39:54 | 外乗
(季節は夏どころか冬になろうとしているけど・・・やっとUPできました

今年もやってきた、北海道の外乗シーズン
もう、この日をどんなに待ちわびてきたことか

今年の予定は、
ここんとこ一緒に行っていたK夫妻が、仕事の関係で行けなくて
Yちゃんと二人。
だったら、での長距離移動は止めにして、
札幌近郊で「ガンガン走ろうぜ~
ってことになった。

実はこれ、私達にとって、
初めて外乗した時のリベンジ

思い起こせば5年前の平成18年の秋、
乗馬を始めてちょうど2年経った頃のこと。
もともと、草原や海岸、森の中を馬で走りたくって、乗馬クラブに通い始めたYちゃんと私達二人。

ちょっとくらいなら駈足も出来るようになった頃、
早速、「野外で馬に乗る」っていう夢をかなえるために、
2泊3日で北海道へ、ひとっとび

まず、2日目の朝から石狩ホーストレックで、
初めてラチも無い(当たり前)河川敷を
クラブでは経験もしたことも無いスピードと距離をいきなり走らされた

Yちゃんは急ブレーキかけた馬から、前にコロンて落ちるし
身体はぼろぼろ、筋肉は悲鳴上げてるし、足腰はガクガクするし
お尻は痛いし、頭痛はしてくるし
それはそれは、大変な目にあった

しかも、そんな状態で、その日の午後には、休むまもなく移動して
フロンティア乗馬クラブで2つ目の外乗をしたもんだから、
海岸での駈足の最中に、
「もう、ダメ、これ以上走ると、落ちるかも~死ぬかも~」
クラブの人も
「その様子では、最後まで行くのは無理、引き返すなら、ここしかないですよ
と冷たくのたまった。
で、途中から、すごすごと引き返し、
2時間の外乗を1時間で切り上げた

知らないってことは、怖ろしいというか、無謀というか・・・
この2つのクラブは、駈足いっぱいのハードな外乗で有名なクラブ。
日頃のチンタラしたレッスンしか経験の無かった私達は
自分達の未熟さを思い知らされたのだった
・・・それと、
外乗の素晴らしさも思い知らされたのだったのだ

あれから4年半、あちこちで外乗を重ね、
今では、乗馬ライフに出ている北海道や九州の外乗コースの大半は制覇している
だからこそ、
あの、初めての外乗でのトラウマを晴らしたい
という訳で、
札幌2泊3日で、石狩ホーストレック、フロンティア+カンディアンキャンプで3回外乗する計画となった。
(そして夜はすすきので、 美味しいもん食べるぞ~)
今度は、ちゃんと、ガンガン行くぞ~

恒例!!2011夏の北海道外乗 カナディアンキャンプ

2011-11-20 00:39:32 | 外乗
2泊3日の第1日目

7月1日金曜日、10時半に新千歳空港に着いて
早速レンタカーを借り、その足で
で30分ほどにある
カナディアンキャンプ北海道「乗馬クラブリーフ」へ。

カナキャンはこれで3回目
ただ、去年までは苫小牧にあって、今年になって千歳の新天地に移転した。
今回は、新しいコースでの外乗

国道36号線を右折して、カナキャンに向かう道は、
緑のトンネル
輝くばかりの木漏れ日


天気に恵まれ、胸がわくわく、ワクワク

クラブはイコロの森っていう広大な土地の中、
イングリッシュガーデンの隣にある。
ご主人が言ってたけど、
ここの土地はものすごく広くて、
以前のクラブの外乗の森につながってて、
引越しした最初の頃は、
外乗に出た達が前のクラブの方に戻ろうとしてたんだって

さて、まずは腹ごしらえ。
公園の綺麗に刈り込まれた広い芝生を前にして、
イタリアンレストラン、トマティーヨであわただしくして、
いざ、クラブハウスへ






懐かしいオーナー夫妻や馬たち、そしてボーダーコリーのソラ
みんな変わってない

今回の相棒はシスコ


早速、馬場の横を抜けて、森の中へ


ずんずん森は深くなる、緑が濃くなる、空気が透明になっていく




小川も渡る


駈足ポイントもしっかりあって、
外乗の醍醐味を満喫、これぞ外乗、楽しくって楽しくって大満足

戻ってからは、
洗い場で達の手入れをしているご主人を尻目に
奥さんを誘って、カフェのソフトクリームを食べに行った
これが、また、美味しかったこと

クラブに戻ったら、ご主人はまだ手入れの最中
ちょっとご機嫌悪かったかも~
ごめんなさいね~

恒例!!2011夏の北海道外乗 石狩ホーストレック

2011-11-20 00:39:02 | 外乗
2泊3日の2日目
札幌市からすぐ近くの石狩川の河川敷、石狩ホーストレックで、昼食つきの25kmの外乗!


石狩には、これまで2回外乗にきたけど、
いずれも未熟さ故に目的の折り返し地点に到達しないまま、
時間切れで帰途についた苦い経験ばかり
早い話が、予定のスピードで馬に乗れなかったもんだから、
目的地の手前で折り返さざるを得なかったという、情けない外乗だった。
しかも
1回目は、Yちゃんの馬が急停止して、ころんとYちゃんが落馬した。
2回目は、前の馬に間をあけられた私の馬が突然ダッシュして、やっと追いついたところで同じく急停車して、必死で首にしがみついていた私がドタッと落馬した。
ちなみに、この時の馬の駆け方は、いわゆる蹴歩っていう競走馬の全速力での走りで
初めての経験だった。かなり怖かった~

3回目となる今回は
そんな訳で、前2回のリベンジ外乗
今回の相棒は少し小柄なポニータ
大人しくてよく働くタイプ(!?)

コースは(←クリックしてみてね)
牧場から堤防に出て

石狩川のひろ~い河川敷をひたすら河口に向かって駆ける


途中で合流してるバラト川を折り返してさかのぼり
国道231号線沿いにある佐藤水産の裏手に馬を繋いで、レストランで昼食。
 

石狩ホーストレック特製海鮮丼は
新鮮なお造りがたっぷり乗っていて、メチャクチャ美味しかった
食後のコーヒーをいただいた後
再び同じコースを帰る

往復で約25kmのコースのうち半分以上が駈足
特に河川敷は、途中に堤防から川に向かって下りる管理用の石畳の通路が何本かあって
そこを横切るとき以外、ずっと駈足。
今まで経験したことの無いスピードと距離を走ったけど、
今回は、二人とも落馬しなかった
あ~よかった

この日は穏やかな天気。
夏の河川敷は一面のお花畑で、とても気持ちよかった。



時々、先導してくれる大城さんが
「カラスだよ~」
「人だよ~」と叫んでる
んんん?何で、いちいち言うの?って不思議に思ってたら
どうやら、馬に言ってるらしいってことが解ってきた
草むらから鳥が飛び立ったり
堤防をマウンテンバイクに突然疾走したりして
馬がびっくりしないように、教えてるみたい
ちなみに、自転車の速度はこんなもんと思ってるのに、
自分を追い越すほどのスピードで走ってると、馬がびっくりすることがあるそうな。

石狩ホーストレックは、馬のマラソンといわれる
エンデュランスもやってる牧場で
馬の旅にあこがれる私としては
ますますエンデュランスへの興味が大きくなった外乗だった


恒例!!2011夏の北海道外乗 フロンティア乗馬クラブ

2011-11-19 23:36:53 | 外乗
2泊3日の外乗、ついに3日目
最後の外乗は、石狩湾のすぐ近く、ウェスタンのフロンティア乗馬クラブ
ここも5年前のリベンジ
前回は、海岸を少し走り始めたとき、駈足で遥か彼方に見える丘の上まで行くって聞かされて、
あんな遠くまでは無理~と、
泣く泣く途中で引き返した苦い思い出がある。

今回はと~っても気持ちの良い絶好の外乗日和
乗馬も前回より上手くなったし
ガンガン走れそうな期待でワクワクしながらクラブへ向かった

途中でとっても可愛らしい風力発電を発見
赤白のパネルが海風を受けてクルクル回ってる
もう、その向こうは海岸になっている



フロンティア乗馬クラブは、のんびりした雰囲気で
クラブハウスでは、メンバーさんや外乗から帰った人たちが、適当にコーヒー飲んだりお菓子を食べたりしながらくつろいでいる。




大阪から来たっていうご夫婦と話をして、すごい発見!
なんと、うちのクラブにいる「あすなろ」は、このご夫婦がヨーロッパから購入してきた馬だったんだって
「えー、まだそこにいるの。とっくに売られたかと思ったけど、元気にしてる?」
元気ですよ、競技会とか出てる。
でも私のレベルでは乗せてもらったこと無いですけど。
「すごくいい馬だけど、難しくってね、ジュニアの選手に譲ったあと、そこに移ったのよ」
「会いたいな、会いに行こうかな」
ぜひ来てくださいよ。

そんな会話の後、いざ、2時間の外乗「丘の上コース」へ。
石狩湾の海岸に出て砂浜を走り、遠くの丘の上まで行って帰ってくる10~15kmのコース。
だいたいこんな所の海岸沿い⇒http://yahoo.jp/QlkzuI

私の相棒は、リーサー、
とってもおとなしくて素直なクウォーターホースの女の子

早速、騎乗して、いざ、海岸へ!暴れん坊しょうぐ~ん!!
この日は快晴で、いよいよ浜に出て快走
気持ちよいこと、最高~
海も空もあお~いぃし~、波打ち際を駆けている時の開放感は
この世界、全部、私達のものですうって感じ~

所々に海水浴に来ている家族連れがいるんで、近づく度に並足か速足に落として横を通る。
そしてまた子供達の歓声を背中に聞きながら、駆け出していく
波しぶきをあげながら走ると、馬たちもとっても気持ち良さそう

ちょっとびっくりしたのは、
休憩のときに、馬たちが海水をがぶがぶ飲み始めたとき。
慌てて首を上げようとしたら、インストラクターさんが落ち着いて
「あ、いいよ、飲ませてあげて」
「え~だって海水・・・」
「馬は飲めるから」
へ~そうなんだ、馬ってやっぱり人間とばDNAが違う生き物なんだ
などと、しみじみ感じた。

やがて遠くに見えていた丘があっという間に近づき、

(右奥の遠くに見えてる丘が目的地)

廃屋になった昔の番屋やサイロの横を通って、坂道を登っていく
丘の上からは広い石狩湾が一望できて、絶景、絶景

帰りは磯じゃなくて海岸の草地をほとんど速足で走った


なんで浜辺に行ってくれなのよ~、砂浜走りた~い
なんで駈足にしてくれないのよ~
(私、速足が苦手なんだよね。疲れてくると馬とタイミングがずれちゃうから)
それでも、メチャクチャ楽しい外乗でした

その後は、ちゃっちゃと着替えて
でも、コーヒはしっかりご馳走になって、いざ、空港へ、
3時間後には機内の人になって、楽しい楽しい今年の北海道外乗も無事終了

あ~また外乗行きたいな・・・