司法改革の影響

新司法試験組どっと、現場悲鳴　法廷に座る場所もなく(朝日新聞) - goo ニュース


東京・大阪は大変ですね。新旧両方の試験に受かった修習生を受け入れるので。


僕の修習地は新試験の修習生を受け入れないのですが，その分のしわ寄せで人数が去年の倍近くに増えているので，裁判所もいっぱいいっぱいです。１０月末には新人判事補（僕らの１年先輩）が入ってきたので，裁判官室の人口密度はさらに上がりました。

弁護士などの人数を増やして国民に司法サービスを向上させる目的で始まった司法改革ですが，人数が増えればそれだけ修習生にも目が届きにくくなり，質の低下は免れません。


実際，裁判所でいろんな弁護士を見ていると，「ちょっとこの人はどうかな？」という弁護士が結構居り，「自分だけはしっかりしなければ」と思う毎日です。